グルコサミンとは
グルコサミンとは、体のエネルギー源となる「ブドウ糖」と、たんぱく質を作る「アミノ酸」が結びついた「アミノ糖」の一種です。軟骨を形成する成分として骨と骨の間のクッションの役割を果たし、関節の動きを滑らかにする働きをします。
軟骨内には栄養や水分を運ぶ働きをしている「コンドロイチン」という物質もあり、グルコサミンと共に丈夫な軟骨を作るサポートをしています。人間も関節に不調を感じた場合にグルコサミンを摂取することがありますが、犬にも効果があるとされています。
犬にグルコサミンが効果的な理由は?
関節の動きを滑らかにするグルコサミンは、犬の関節炎の予防や炎症を軽減させる効果があると言われています。
グルコサミンは体内で作られますが、加齢とともに減ってきます。グルコサミンが減ることで軟骨がすり減り、痛みを伴う関節炎などの症状を引き起こします。子犬の場合は、体の成長にグルコサミンの生成が追い付かなくなることで、関節などに炎症を起こしてしまうことがあります。
体内で生成しきれない分のグルコサミンを外から補うことで、犬の健康を維持する効果が期待できます。
犬にグルコサミンのサプリを正しく与える方法
グルコサミンのサプリメントは、犬の大きさや体重など、個体に適した量を与えるようにします。毎日の食事に混ぜたりしながら、継続的に与えましょう。
サプリメントは持続的に与えなくては効果が期待できません。犬が嫌がって食べない場合は、サプリメントの形状や味を変えてみるのもおすすめです。サプリメントには錠剤タイプの他に粉末タイプ、おやつタイプなどさまざまなタイプがあるので、愛犬が摂取しやすい物を選んであげましょう。
犬にオススメなグルコサミン配合のサプリメント4選
デビフ シニア犬のおやつ
鶏ささみと鶏レバーをベースにしたおやつタイプのサプリメントです。関節によいとされているグルコサミンやコンドロイチンだけでなく、丈夫な骨作りに必要なカルシウムも配合されています。食塩や保存料、着色料などの添加物は使用されていないので、安心して犬に与えることができるでしょう。シニア犬でも噛みやすい適度な硬さも人気の理由です。
ペットのサプリ 骨・腰・関節
愛犬が喜ぶチキン味のサプリメントです。グルコサミンやコンドロイチンがバランスよく配合されているため、関節の炎症予防だけでなく、骨の強化や腰の痛みの緩和にも効果が期待できます。手軽に購入できる価格なので、長期にわたって継続して与えられるのも魅力です。
scarecrow あんよくん
国産の高品質グルコサミンやコンドロイチンが配合されたサプリメントです。化粧品にも用いられている希少なプロテオグリカンも配合されているのが特徴で、関節の動きをしっかりとサポートしてくれます。小粒なので小型犬やシニア犬も口に入れやすいサプリメントです。
グリコフレックス
柔らかいチュアブルタイプなので、シニア犬や子犬でも無理なくグルコサミンを摂取することができます。成分配合量によりレベル1~3の3タイプがあるので、犬の関節の変形度合いや痛みに合わせて選択すると良いでしょう。
このサプリメントにはチキンの成分が入っています。鶏アレルギーを持っている犬には、チキン成分が入っていないタブレットタイプをおすすめします。
犬にグルコサミンを与える際の注意点
グルコサミンの摂取量
グルコサミンの過剰摂取は、胃腸不良や、吐き気などの症状を引き起こす可能性があります。一度にたくさん与えるようなことはせず、1日の摂取量をきちんと守りましょう。効果的な摂取量は犬の大きさや年齢、サプリメントの形状によっても変わるので、犬の個体に合わせた量を確認した上で与えるようにしてください。
持病やアレルギーがある場合は医師に相談
グルコサミンは元々犬の体内にあるものなので、適切に摂取すれば拒否反応や副作用は少ないとされています。ですが持病やアレルギーがある犬に与える場合は注意が必要です。
グルコサミンは「ブトウ糖」という糖類なので、摂取することで血糖値や血中コレステロール、中性脂肪などが上昇することがあります。犬に糖尿病や高脂血症などの持病がある場合は、グルコサミンを与える前に獣医さんに相談しましょう。
サプリメントに用いられているグルコサミンの多くは、蟹や海老などに含まれる「キチン」という成分を原料としています。犬によっては甲殻類に対してアレルギー反応が出る個体もいます。グルコサミンを与える際は、主原料を確認し少量ずつ様子を見ながら与えるようにしましょう。
まとめ
グルコサミンには犬の関節の動きをなめらかにし、炎症を抑える働きが期待できます。グルコサミンを補うことで、犬の関節の悩みも軽減されるかもしれません。
体内で不足してしがちなグルコサミンを、サプリメントで上手に補いながら愛犬の健康を維持してあげましょう。
ユーザーのコメント
女性 シュナ
30代 女性 もも
確かにわんこに限らず動物にとって関節のケアはとても大切です、わんこやねこちゃんは関節の罹りやすい病気がとてもおおく、特にダックスのように足の短いわんこはその足で長い体をずっと支えているため関節に負担がかかりやすく、年を重ねると関節から曲がってくることがあるそうです。
関節のゆがみは痛みも伴うようで手術などで治るそうですが、グルコサミンなどのサプリで予防対策をしておくことは大切ですね。
わんこ自身の4本の足でいいつまでも歩いていてほしい、そのための予防としてグルコサミンを使いたい
わんこの健康のためにサプリメントを大いに活用したいとおもいます
40代 女性 いんこ
犬用の関節系のサプリメントと言えば、グルコサミンの他にも緑イ貝がよく目にしますね。
中にはフードに含まれている場合もあります。年を取ると関節が気になるのは人間も犬も同じなんですね。
しかし先日、経口投与のグルコサミンとコンドロイチンが関節の痛みに効果がないと発表されニュースになっていました。
愛犬の健康のためには色々なことをやってあげたくなってしまいますが、結果を急がず、腰を据えて取り組むことが重要だと思います。日々の生活の中で長く続けられるケアをしていく必要があります。
30代 男性 カブレラ
40代 女性 SUSU
ダックスの男の子がいます。ダックスはその独特の体型から関節のケアは欠かせません。以前からコンドロイチンとグルコサミンのサプリメントはフードにトッピングしていましたが、シニア期に入り関節ケアのサプリメントの見直しをしたところです。
N-アセチルグルコサミンは通常のグルコサミンに比べ吸収率は約3倍と言われており、最近、注目のサプリメントですね。
犬種別のフードには特に関節ケアとしてグルコサミンとコンドロイチンが配合されているものもたくさんありますが、熱を加えられたものにどれほどの効果があるのか、疑問に思っていたところです。
我が家では現在、サメ軟骨成分のサプリメントから緑イ貝のサプリメント、パーナフレックスパウダーに変更しています。与えはじめて半年経過したところですが、以前のものよりも効果があるようでお散歩中の歩みは軽やかになりました。
パーナフレックスパウダーは、緑イ貝、アワビ、サメ軟骨を冷凍保存し粉末にしたもので、魚介の香りがします。この匂いを気にするワンコもいるかもしれませんが、愛犬の場合は特に気にする様子もなくご飯と一緒に食べています。
犬用の関節ケアサプリメントはたくさんの商品が販売されています。お値段も様々で何を選んだら良いものか迷うものですね。
我が家ではダックスということから、若いうちから関節ケアのサプリを与えていましたが、最初の頃は肝臓に負担のかからない自然由来のものを選ぶようにしていました。カプセルや錠剤のタイプはその形状にするために添加物が使われています。薬として症状が収まるまで飲む分には問題ありませんが、予防目的で長期期間飲み続けることには抵抗があったため、サプリメントは基本的に粉末状のものを選択しています。
最初の頃はお値段も手軽な物を選んでいました。年齢的にも若く、症状も出ていない場合には、食材から取り入れることも一案かもしれません。オクラや山芋、なめこ、めかぶなどのネバネバ食材は関節ケアに必要な栄養素が含まれています。
愛犬は来年で10歳になります。今でもサプリメントを選ぶ条件は変わっていませんが、より含有率の高いものを選ぶようになりました。パーナフレックスは緑イ貝60%、サメ軟骨20%、アワビが20%含有されています。100g入りで3675円と決してお安いものではありませんが、効果も高いと思われます。
どんなサプリメントでも内臓を休めるために、与えない日を設けた方がよいと言われており、我が家では週5日与え2日は休むようにしています。約半年で1瓶が使い終わるため、年間で月に600円程度と考えると、効果の高さを含めコストパフォーマンスは悪くないのかなと思っています。
緑イ貝のサプリメントはお世話になっている獣医さんからおすすめされたものです。患畜さんの声を聞いていると効果が出たと言う声が多いと教えて頂きました。
現在はこのサプリメントをこのまま使っていこうと思っていますが、見直す必要が出来た際は記事にあるN-アセチルグルコサミンを検討してみたいと考えています。
40代 女性 kuro
40代 女性 てとめる