犬のおしっこが臭いときの様々な要因
犬のおしっこが臭くなる理由については、様々な要因が考えられます。例えば、食事が原因でおしっこが臭い場合もありますし、犬が飲んでいる薬などのせいでおしっこが臭くなることもあります。
他には、犬がおしっこをあまり出しておらず、それが臭いの原因となっていることや、犬の排泄したおしっこがお尻付近の毛などについていることで臭っている場合もあります。
このように、犬のおしっこが臭う原因は多々あるのですが、その中でも一番注意すべきなのは、病気になっていることが原因で犬のおしっこが臭い場合です。
犬のおしっこは、毎日の体調や病気を見つけるサインとなるものなので、注意して見ることがとても大切なのです。
犬のおしっこが臭いときに考えられる病気
では、犬のおしっこが臭いことから考えられる病気には、どんなものがあるのでしょうか。
まず考えられるのが泌尿系、つまりおしっこに関連する器官である膀胱、膣、尿管、尿道、前立腺などに問題がある場合です。
具体的な病気には、おしっこの中に結石ができる尿結石の他、オス犬の場合は、おしっこの通り道の途中にある前立腺が、細菌によって炎症を起こす前立腺炎、メスは膣の炎症などです。他にも、犬のおしっこが臭い時の泌尿系の病気としては、膀胱炎、尿道炎などがあります。
また、犬のおしっこが臭い2つ目の原因としては、おしっこを出す器官や生成する臓器そのものに、腫瘍や問題がある場合です。例えば膀胱腫瘍、前立腺腫瘍、腎臓、肝臓などに問題がある時も、おしっこが臭くなることがあります。
炎症が起きている場合は、おしっこがアンモニア臭くなることがあります。腫瘍がある時は、色がピンクや赤、腎臓や肝臓が悪い時は黄色や茶色、もしくは黒ずんだ色などになることがあります。ちなみに、糖尿病では尿は臭いというよりも甘い臭いがするのが特徴です。
犬のおしっこの臭いときの対策
水分補給
水分不足になると、犬はおしっこをしない傾向があります。水分不足はおしっこを濃くしてしまい、臭いを強めるだけでなく、犬の健康にもよくありません。
水分不足が原因でおしっこが臭い場合、対策としては、常に新鮮な水が飲めるような環境を整えておくことや、犬が自然と水分補給をするように、運動させることです。
運動がどうしてもできない犬の場合は、ドライフードを水やぬるま湯でふやかすと、水分を摂取しやすいようです。
食事、サプリ
犬のおしっこの臭いは病気だけでなく、毎日の食べ物も大いに関係しています。犬は肉を多く摂取する動物であり、それがおしっこの臭いを強めていることがあります。
犬にとって肉に含まれるたんぱく質は、健康上とても大切な栄養なので、極端に減らすことはよくありません。
近年では、犬の栄養面を考慮しながらも、おしっこなどの臭いを抑えるフードもあるようなので、ドッグフードを変えてみることも、臭いの改善に役立つ可能性があるでしょう。
また、腸内の善玉菌を増やす犬用サプリやおやつなどで、おしっこの臭いを軽減する効果が期待できることもあります。さらに、ヨーグルトなども、少量なら臭い改善に役立つ場合があるようです。
本来、何のトラブルもなければ臭いがきつくなったり、色が本来の尿の色と異なることもほぼありませんので、いつもと違う場合は、まず動物病院で尿検査を行うことをお勧めします。
いずれにしても、食事を変えることやサプリメントは、犬の健康や体調にとても大きな影響を与えますので、専門家の獣医さんなどと相談してから考えるほうがいい場合もあるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?犬のおしっこが臭い原因は、毎日の食事、水分不足、腸内環境などの他にも、病気が隠れていることもあるようです。おしっこの臭いについてだけでなく、毎日の健康バロメーターとして、犬のおしっこを気にしてあげてくださいね。
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40代 女性 イブちゃん