おならが臭くなる犬の特徴とは?
かわいい愛犬ですが、たまに「プッ」という人間と同じような音のオナラをすることがあります。「オナラしたでしょ~」と済めば良いのですが、中には「臭い!」と飼い主さんが驚いてしまうような臭いオナラをする犬もいます。
実は犬が臭いオナラをする理由は多々あります。そこで、まずは臭いオナラをしやすい犬の特徴をご紹介します。
ドッグフードを変えたばかり
まずはドッグフードを変えたばかりという犬が、臭いオナラをしやすいと言えます。
そもそもオナラのメカニズムはどのようになっているのか、ご存知ですか?まず人間と犬のオナラのメカニズムは同じです。食べ物や含んだ空気が腸内に入り、腸の中で分解・吸収されることによって作られたガスを体外に出す働きにより、オナラが出るのです。そのため、臭いオナラをする犬の特徴には、少なくとも食べた物が関係してくることは明らかです。
話を戻しますと、犬は敏感で警戒心の強い動物のため、ドッグフードを変えても、すぐには馴染むことがありません。したがって、飼い主さんの多くはドッグフードを変える際、前に食べていたドッグフードと混ぜながら、徐々に前のドッグフードを減らしていくという方法をとります。
しかし、このドッグフードを変えるという行為は、犬の警戒心を強くさせるだけでなく、オナラを臭くするという影響も与えます。なぜならば、新しいドッグフードは簡単に体に馴染むことができず、消化不良となってしまうことが多いからです。
消化不良となってしまうことで、本来しっかりと分解されるはずの食べ物が分解されず、結果、臭いオナラの臭い原因として体外に放出されてしまうのです。もちろん、体に馴染んでくれば、臭いオナラは治りますのでご安心ください。
人間の食べ物を食べてしまうことがある
先ほどドッグフードを変えると消化不良によって、臭いオナラの原因になるというお話をしました。ここで紹介する「人間の食べ物を食べてしまうことがある」という特徴も同じ理由で臭いオナラの原因となる事があります。
そもそも人間の食べ物にも犬が食べて大丈夫な食材とダメな食材があります。そのため、飼い主さんの中には、「あげる時は大丈夫な食材を与えてあげる」という人が、当たり前ですがほとんどです。
しかし、中には大丈夫と言われている食材であっても、その犬には合わない食材があります。さらにドッグフードとは違い、犬が消化しやすいように作られている物ではないため、物によっては消化不良を起こしやすい食べ物もあるのです。
これらの理由により、「与えても大丈夫」と言われている人間が食べる物であっても、犬が口にすることで消化しきれないことがあり、臭いオナラの原因となるのです。
神経質・ストレスを感じやすい
臭いオナラの原因として大きく2つに分けると、1つは先ほど紹介した消化不良が挙げられます。そしてもう1つの原因には、ストレスが挙げられるのです。
犬にも様々な性格の子がいますが、中でもストレスを感じやすい子や神経質な性格の子は、他の子に比べるとストレスを溜め込んでしまったり、ストレスを感じることが多いため、臭いオナラを放出しやすいのです。
ストレスを感じやすい性格は、神経質だけではありません。犬本来の防衛本能が強すぎる子や、過剰な甘えん坊という性格もストレスを生み出しやすい性格と言えます。
防衛本能が強すぎる、警戒心が強いといった性格の子は、常に家族を守ろうと警戒しています。そのため、少しの変化で警戒心が強まり、ストレスへと繋がってしまうことがあります。
また甘えん坊なこの場合には、飼い主さんが見えなくなることで不安になってしまい、それがストレスへと繋がってしまう『分離不安症』という症状を発症することが少なくありません。これらの影響により、臭いオナラを出す原因に繋がってしまうのです。
オナラが臭い犬は病気の可能性も?
ここまでは臭いオナラを出す犬の特徴をご紹介してきましたが、中には「うちの子は当てはまらないのに、臭いオナラが出る」と疑問に思った飼い主さんもいるかもしれません。その場合は、病気の可能性もありますので、獣医さんに診てもらう必要があります。
オナラが臭い時に考えられる犬の病気には様々な病気が挙げられますが、主に胃や腸といった内臓に関する病気が多く、これらの内臓がしっかり機能できていないことによって、臭いオナラが出ている可能性があるのです。
可能性の高い病気としてあげられるのは、炎症性腸疾患や慢性胃炎などです。中には癌が原因となっていることもありますので、気になった場合にはすぐに病院へ連れて行きましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。このようにオナラが臭い原因には、ドッグフードを変えたり人間の食べ物を与えてしまったことによる消化不良やストレスが関係していることが多いです。また、病気の可能性も考えられますので、何度も臭いオナラをする場合には、一度病院へ連れて行き、獣医さんに見てもらうと良いでしょう。