我が家に赤ちゃんがやってきた!
一昨年、私は第一子となる息子を出産しました。大きな喜びの反面、少し不安なことが…。それは愛犬「ふう」のこと。
愛犬ふうはビビりさん
ふうはキャバリアの女の子、当時8歳でした。基本的にはおっとりした性格で人も犬も大好きですが、ビビりな一面も強く、初めて見る物や会う人、大きな音や動きは少し苦手です。さらに相当な甘えんぼで、在宅時は常に膝の上にベッタリ、というタイプでした。
そんな性格なので、赤ちゃんを連れて帰った時、
- 赤ちゃんを怖がらないか
- 赤ちゃんにヤキモチをやいてストレスを溜めないか
ということが心配の種でした。そしていよいよ、退院。赤ちゃんとふうの初対面です…
赤ちゃんと愛犬の初対面!
帰宅したらまず、赤ちゃんは眼中になく、私の元へ一直線!千切れんばかりにしっぽを振って大歓迎してくれました。そして少し落ち着いて、ようやく赤ちゃんを発見。ふうのビビりメーターは上昇!恐る恐るくんくん…。
まだ赤ちゃんの動きがほとんどないからか、あまり怖がりませんでした。本能的にか弱い存在というのがわかるのか、優しそうな瞳で、時折おっかなびっくりな感じで、見つめていました。
その後、いつもなら膝の上にベッタリのはずが、おむつ替えに授乳にバタバタとしている私を大人しく目で追い、授乳の際にはミルクのいい匂いがするのか覗きに来たりもしていました。
数日後にはこんな添い寝姿も!赤ちゃんが無害だとわかり、ビビりメーターは少し下がったみたいです。
赤ちゃんが寝返りをし出すと…?
微笑ましい初対面から約4ヶ月後。赤ちゃんの首が座り、寝返りができるようになりました。今まで天井しか見えなかった視界が一気に開けた赤ちゃんは、全てに興味津々。
ついこの間まではねんねしていたのに、突然コロリと転がって、自分の目線に現れる赤ちゃんに、ふうもビックリ。しかし「怖い」という風にはならなかったようです。むしろ隙だらけのお尻をくんくんしてみたり、並んで伏せてみたりと、まだまだ余裕そうでした。
赤ちゃんが動き出した!
さらに数ヶ月後、ついに赤ちゃんがハイハイ、つかまり立ちをし始めました。同じ目線だった赤ちゃんが立ち上がり、手を出してくる前に逃げられたのに、今では追いかけられ、あっけなく捕まる…。
以前のふうなら、嫌なことや怖いことがあると、部屋の隅っこに逃げ込んでじーっとしていたのですが、赤ちゃんに対しては…
しっぽを掴まれても我慢!
目前に迫られても我慢!(でも顔は結構ビビってますね)
これは飼い主である私もビックリしたふうの変化でした。本当に無理!という時はさすがに逃げ出すけど、ある程度は我慢して付き合ってあげていたのです。
簡単に逃げられる状況で敢えて我慢をする、しかも飼い主など慣れている人に対してではなく、予測不可能な動きをする赤ちゃんに対してその行動をとったのは、大きな成長だと思いました。成長していたのは赤ちゃんだけではなかったのですね♪
赤ちゃんがやってきて1年。今では…。
赤ちゃんが我が家にやってきて約1年。赤ちゃんはよちよち歩けるようになりました。
この頃には赤ちゃんからおやつをもらったり
一緒にお散歩に行ったりできるようになりました!
よちよち歩きの赤ちゃんに合わせて、いつもよりゆっくり歩いてくれていました。
まとめ
初めは不安だった愛犬と赤ちゃんとの生活。でも始まってみると、愛犬も赤ちゃんもお互いに成長して、気づけば姉弟のような関係に。何より愛犬の飼い主であり、赤ちゃんの親である私が、毎日癒されていました。
もちろん赤ちゃんが来てからは、以前のように膝の上にベッタリな時間は取れなくなりましたし、どうしても赤ちゃん優先になってしまう瞬間も多々ありました。しかし、「いいよいいよ、大丈夫だよ!私の方がお姉ちゃんだから!その代わり後でたくさんなでなでしてね」と赤ちゃんを優先しなければならないことを理解してくれました。
今では赤ちゃんがお昼寝中などに、思いっきりいちゃいちゃするなど、ふうが我慢をし過ぎないように工夫しています。
何より赤ちゃんにとっても愛犬にとっても、赤ちゃんと暮らす、犬と暮らすということは誰にでも経験できることではないので、これで彼らの人生が少しでも豊かになっていたらいいなと思っています。