思春期の子供と犬の関係
私は子供の頃から犬と暮らしています。私が思春期の頃、うちの初代わんこと二代目わんこがいました。私の思春期は、反抗するわけでもなく、何か言うわけでもなく、全く何も話さない子だったので、親は何もわからず、ある意味とても大変だったのではないかと思います。
悩み事があったり、考え事があったり、それを友達や家族に話すことはなく、私の相談相手はいつも愛犬たちでした。私が何も言わなくても、愛犬たちは私の気持ちに気づいてくれたからです。
思春期の子供にとって何も言わず、ただそっと寄り添ってくれる犬は、とても大切なパートナーであり、必要不可欠な存在になるのではないでしょうか。
思春期の子供と犬が一緒に過ごす4つのメリット
犬と暮らすようになったことで子供たちに良い変化があった、と話すご家族はたくさんいらっしゃいます。実際に私もそうだったように、犬たちは子供や思春期の子供たちとても良い影響を与えてくれるのではないでしょうか。
①動物や人に対して愛情を持って接することができるようになる!
私が犬や動物を大好きになったきっかけは、子供の頃から一緒に暮らしてきた愛犬たち影響がとても大きいと感じています。その他にも祖母が鶏を飼っていたり、祖母の弟が牛を飼っていたり、幼い頃からいろんな動物たちと接してきました。
犬は家族に対して無償の愛と信頼を与えてくれますが、そのことが思春期の子供にも良い影響を与えるのではないでしょうか。思春期の頃は、人間関係に悩み、友達や家族を信じることができなくなることがあります。
犬と一緒に過ごすことで、犬から無償の愛と信頼を受け、自分は愛されている・自分は信頼されているそう感じることで自信もつきます。愛犬からの無償の愛と信頼に対して、自分も愛犬に対して無償の愛と信頼を与えようと考えます。
そうするうちに、愛犬だけではなく、他の動物や人に対しても愛情を持って接することができるようになるのではないでしょうか。
②どんな時もそばにいてくれる!
友達とケンカをしてギクシャクしてしまったとき、親に叱られて落ち込んでしまったとき、そんなときも犬はそっとそばにいてくれます。悲しんでいることや落ち込んでいることを離さなくても気づいて理解してくれるのです。
思春期の頃、ひとりでも良いし…なんて考えてしまうことがありますが、愛犬がそばにいてくれることで私はひとりじゃないんだと勇気をもらいます。ただ何も言わず、そっとそばにいてくれるだけでも励みになります。
③表情が豊かになる!コミュニケーション能力が高くなる!
これは子供にも大人にも同じことが言えるのではないかと思うのですが、犬と暮らしている人は、自然と犬や人に笑いかけることができたり、優しく話しかけることができる人が多いと感じます。「犬と暮らしている人は表情筋を良く使っている」というデータもあるようなのです。
犬は人のように言葉で会話をすることができませんが、行動や仕草などを使って自然とコミュニケーションをとることができます。子供が犬と接することによって、人に対して高いコミュニケーション能力を身に付けることができるのではないでしょうか。
責任感が強くなる!
犬が好きだから、犬を飼いたいから、犬は可愛いから、そんな気持ちだけでは犬と暮らすことはできません。犬と暮らすということは、犬の命を預かるということです。どんなことが起きても、全ては飼い主さんに責任があるのです。
思春期の子供にとって犬の命を預かるということは、とてもとても大きな責任を背負うことになると思います。私が犬と暮らし始めたのは9歳でしたが、「犬の命を預かる」なんて考えていなかったと思います。ほとんどの子供の場合、愛犬のお世話をするのは最初だけです。
散歩をしなくなり、遊んであげなくなり、ごはんもあげなくなり、まだ責任というものを理解していません。最初はそれでも良いと思います。気づけば愛犬は15歳の老犬で一緒に過ごせる時間も後わずか。
そうやって愛犬の大切さ、犬の命を預かること、犬と暮らすことの責任などを学んでいくのだと思います。
まとめ
子供の頃から犬と暮らし、愛犬たちからたくさんのことを学んできました。後悔もたくさんあります。思春期の頃の私にだけではなく、大人になった今の私にも、愛犬たちが与えてくれる影響はとても大きく、良いものばかりです。
いつだって犬は人の良いパートナーですが、思春期の子供にとっても、犬は信頼できるとても良いパートナーになってくれると思います。