私はワンちゃんと暮らすということはとにかく【責任】と【愛情】の連続だと思うのです。
実際にワンちゃんを飼うという感覚ではなくやはり【暮らす】という感覚で捉えて欲しいと思います。
ワンちゃんには心があります。
急に母犬や兄弟犬から離れて知らない場所にやって来るということを今一度考えてあげてください。
最初は不安の方が強いワンちゃんも居ます。
しつけが入りにくいワンちゃんも居るのです。
それでもその現状が【わが子】なんだということをまずは感じる気持ちが大事だと思います。
トラブルや病気もある
衝動で連れて帰っても決して良い結果には繋がらないと思います。
心の準備も物理的な準備も大事です。
子犬の時には思わぬトラブルに見舞われることもアクシデントの連続かもしれません。
でもその度にワンちゃんに対しての愛情は深まるのです。
それが人としての当たり前の気持ちなのです。
もしかしたらその子は病気をするかもしれません。
私自身も最初にお迎えした子はワクチン接種後のアナフラキシーショックから始まりました。
その後も食事がうまく摂れなかったり元気がなかったりと最初の2年間は翻弄されました。
飼い主がきちんと向き合うこと
当然思うわけです。「なんでうちの子だけ??」世の中で自分だけがしんどい思いをしているんじゃないの?という自分本位な気持ちが前に出てしまった時期もありました。
でも・・わが子が必死に治療に耐えてそれでも私の顔を舐めて甘えて来てくれる時にふと、これまでの独りよがりの気持ちが吹っ飛びました。
この子を一人前にしてあげたい!その日を境にわが子に対しての気持ちも変わってどんなことも一緒に乗り越えて行こうって前向きな気持ちになれたのです。
一緒に乗り越えた強い絆と価値観の変化
その後とても元気になって今思い返すと大変な時期があったからこそ、絆も深まって愛情も半端なく広がったのだと感じています。
ワンちゃんの慈悲深い気持ちが私に伝わった瞬間だと思います。
幸せというのは苦労を共にしてワンちゃんが笑顔で走り回っている姿を見せてくれる時、そしてお腹を見せて安心しきった顔で眠っている時。
幸せというのはお金で買えるものではなくて苦楽を共にしてこそ見えて来る動物と人との絆にあると確信しています。
この子に出会えて世界観も変わり気が付かなかった幸せにも気づいたということは本当に素晴らしいことだと感じながら毎日を過ごしています。