️犬もガンになる?発症する確率はどのくらい?

犬も人間と同じように、さまざまな種類のガンを発症することがあります。
皮膚や乳腺など体の表面にできるものから、リンパ腫、骨肉腫、肺や肝臓、腎臓、胃腸などの内臓にできるものまで種類はさまざまです。
また、犬は近年、長寿化していることもあり、高齢になるほど細胞の変化が積み重なります。これにより、高齢になるほどガンのリスクが高くなるため、シニア期に入ったら特に注意が必要です。
ただし、「○歳の犬は発症率○%」と一律に発症率を出すのは難しく、犬種や年齢、ガンの種類などによってもその確率は異なります。
したがって、発症率を気にするよりも、日頃から愛犬の小さな変化をチェックし、いち早く異変に気づくことが大切です。
️犬のガンの原因と主な症状

犬のガンに関して、細胞のDNA変化などにより、細胞が異常に増殖することで発生するという医学的な説が一般的です。
ただし、「これが原因でガンを発症した」と断言できる原因はなく、遺伝的な要因や年齢、生活環境など、さまざまな要素が関係していると考えられています。
また、ガンの初期症状は種類によって大きく違うため、初期にはほとんど症状が見られないケースもあります。代表的な初期症状として、次のようなものがあります。
- 体にしこりや腫れがある
- 体重が減ってきた
- 食欲が落ちた
- 元気がない
- 咳が続く
- 嘔吐や下痢が続く
- 血尿や血便がある
- 呼吸が苦しそう
- 口臭が急に強くなった
- 口の中に腫れや出血がある
特に、今までなかったしこりができた、しこりが急に大きくなってきたという場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。
️ガンの進行速度や余命は?

愛犬がガンと診断されたとき、多くの飼い主さんが気になるのは、余命や進行速度ではないでしょうか。
ただ、犬のガンは種類によって性質が大きく異なるため、「ガンになったら余命は○ヵ月」と一律に言えません。
たとえば、皮膚にできる「肥満細胞腫」でも、悪性度の低いものから高いものまであり、適切な治療によって長期的に延命が期待できるケースもあります。一方で、悪性度の高いものや転移が見られるケースでは、進行が早くなることも珍しくありません。
犬のガンの進行速度や予後には、主に以下のような要素が関係すると考えられています。
- ガンの種類
- 悪性度
- ガンの大きさ
- 発生した場所
- リンパ節や他の臓器への転移の有無
- 手術などでガンを取り切れるか
- 治療への反応
- 犬自身の年齢や体の状態
ガンの種類によっては、早い段階で発見し、適切な治療につなげることで、その後も長生きできるケースもたくさんあります。つまり、ガンは早期発見・治療することが大切なのです。
️犬のガンを早期発見するためにできること

犬のガンは、早期発見により、早期治療につなげて進行を食い止めることができるケースも少なくありません。ガン症状を初期段階で発見するために、飼い主が日常生活の中でできることは、次のようなものがあります。
体を触ってチェックする
ブラッシングやスキンシップの合間に、体にしこりや腫れがないか確認しましょう。見つけた場合は、大きさや場所を記録しておくと、変化にも気づきやすくなります。
食欲や体重を確認する
「最近ちょっと痩せたかも」「以前より食べなくなった」などは見逃せないサインです。定期的に体重を測っておくと、見た目ではわかりにくい変化にも気づきやすくなるでしょう。
排泄や元気の変化を見る
尿や便の状態、散歩での歩き方、睡眠時間など、普段の様子を把握しておくことも早期発見につながります。
「なんだか最近、元気がない」「便の状態が変わってきた」などの変化が見られる場合は、念の為、動物病院で診察や検査を受けると、早期発見につながることもあるでしょう。
定期的に健康診断を受ける
見た目や触診だけではわからないガンもあります。そのため、特にシニア期に入った犬は、普段から健康診断についてかかりつけの動物病院に相談しておくと安心です。
️まとめ

犬も人間と同じようにガンになることがあります。ガンは種類が多く、症状や進行速度、治療後の経過もさまざまです。
早期には目立った症状が出ないガンもあるからこそ、いつもの愛犬を知っておくことが重要になります。毎日のスキンシップの中で体を触ったり、食欲や体重、排泄、元気の変化を観察し、少しでも「いつもと違うな」と感じることがあれば、動物病院に相談してみましょう。



