犬が家の中で『かくれんぼ』をする心理

1.怖いことがあった
犬は雷のような大きな音がすると怖がって隠れることがあります。犬の体は静電気を敏感に感じ取ることができ、雷の音は低く広がって聞こえるので怖く感じるようです。
雷以外にも花火や工事の音など犬が苦手な音はたくさんあります。少しでも音が遮られる場所を求めて、犬は壁や家具で囲まれた場所に入りこみます。
2.落ち着きたい
犬は本来狭くて暗い洞穴で生活します。そのため広い部屋よりも、体が壁に接しているくらい狭い空間にいると落ち着きます。
ミニマリストブームの影響や犬が部屋の中を荒らさないようにという理由で、部屋にあまり家具を置かないという人は多いでしょう。
しかし隠れるところがない空間では、犬にとって本能的に危険なので寛げません。犬は気分を落ち着けるために狭い場所を探して隠れているようです。
3.叱られそう
犬はイタズラをして飼い主に叱られそうなとき、狭い場所に入って隠れることがあります。帰宅したらなぜか犬が隠れていて、部屋の中の物が荒らされていたという経験がある人もいるでしょう。
これから怖いことが起こるというとき、犬は本能的に狭い場所に入って身の安全を確保しようとします。
4.飼い主の気を引きたい
犬が狭いところに隠れていて『そんなところにいたの』と笑ってしまった経験がある人はいるでしょう。
犬は飼い主の笑顔が大好きなので、『これをやったら喜んでもらえる』と学習するとまた同じことをするようになります。また犬は飼い主には常に注目してほしいと思っています。
飼い主があまりかまってくれないとき、犬は気を引こうとして家の中で隠れてみたのかもしれません。
5.体調が悪い・ケガをしている
野生動物は病気やケガで弱っているとき、外敵に見つかると命に関わるので隠れて回復するのを待ちます。
現代の犬にもこの性質は受け継がれ、体調が悪いと家の中で隠れることがあります。しかし体調が悪いと飼い主に助けを求めて甘える犬もいるので、普段の犬の行動を見て判断しなくてはいけません。
犬が隠れているときの注意点

病気やケガがないか調べる
犬が家の中で隠れて出てこないとき、悪いところがないか調べる必要があります。体を触ると痛がる、歯茎が白い、呼吸が荒い、食欲がないといった症状があれば病気の可能性があります。
散歩から帰ってきたあとであれば、足の裏に小石や枝など尖ったものが刺さる、アスファルトが熱くて火傷をする、関節を痛めるといったケガをしている可能性もあります。
犬に異変がないか調べ、必要があれば病院に連れていってください。
危険な箇所がないか調べる
犬に物をかじる癖があれば、よく隠れる場所に家具や家電などがないか調べてください。犬がコンセントに背中を押し付けていると、条件が悪ければ火傷をする危険性もあります。
犬が物をかじっていたらその物を取り除く、かじり防止スプレーを使う、どうしてもやめられない場合はその場所に入らせないといった対策をしましょう。
まとめ

犬が家の中で隠れるのは自然なことなのであまり心配する必要はありません。犬が家の中でお気に入りの場所を見つけたらその場所は安全かどうか調べましょう。
犬を室内フリーにしている場合、隠れる場所がなければ屋根付きのケージを置いてみてください。犬がそこを自分の部屋と認識してくれれば、無駄吠えやイタズラも減る可能性があります。
犬が飼い主の気を引くような行動をしていたら、犬にあまりかまってあげられてないのかもしれません。犬が寂しがらないように普段からスキンシップを欠かさないでください。



