️犬にしてはいけない「愛情表現」6選

「愛犬がかわいくて、つい抱きしめてしまう」「大好きだから、たくさん撫でてあげたい」など、犬を家族のように大切にしている飼い主さんなら、そう思うこともあるでしょう。
しかし、飼い主にとっては愛情表現のつもりでも、犬にとって「ちょっと苦手」「今はそっとしてほしい」と感じることも……。ここでは、犬の負担になりかねない飼い主の愛情表現を見ていきましょう。
1.嫌がっているのに抱きしめる
犬をぎゅっと抱きしめる行為は、飼い主にとっては幸せなスキンシップのひとつでしょう。しかし、犬は抱きしめられることに苦手意識を働かせることがあります。
体を固くする、顔を背ける、あくびをする、鼻や口の周りを舐めるなどの様子が見られたら、抱きしめられている状況に緊張しているのかもしれません。「かわいいからもう少しだけ」と続けず、一度離してあげましょう。
2.顔を近づけて何度もキスする
愛犬の顔を見ると、「かわいい!」とキスしたくなることはありませんか。しかし、犬にとって顔を近づけられることは、必ずしも嬉しいこととは限りません。
特に、犬が顔を背けたり後ずさりしたりしている場合は、「距離を取ってほしい」「やめてほしい」というサインです。愛犬が安心できる距離を保ちながらスキンシップをとりましょう。
3.寝ている犬を何度も起こす
気持ちよさそうに眠っている愛犬を見ると、つい撫でたり話しかけたりしたくなりますよね。
しかし、犬にとって睡眠は大切な時間です。「かわいいから」という理由で何度も起こしてしまうと、ゆっくり休めません。
食事中や睡眠中、体調が悪そうなときなどは、無理に触ったり何度も声をかけたりせず、そっとしてあげることも大切です。
4.嫌がっている場所を触り続ける

犬にも「触られると嬉しい場所」と「触られるのが苦手な場所」があります。足先や耳、しっぽなどは、触られることを嫌がる犬も少なくありません。
触れたとき、愛犬が体を引いたり、唸ったり、逃げるといった反応を見せたら、無理に触るのはやめましょう。
また、「触らせてくれる=喜んでいる」とは限らないため、犬の表情や仕草などのサインをよく観察してください。
5.大きな声を出しながら触れ合う
「かわいいー!」と大きな声を出したり、興奮した様子で強い力で撫でたりする行動は、人間にとっては愛情表現のひとつかもしれません。ですが、犬によっては大きな声や激しい動きに驚いてしまい、ストレスを感じることも……。
愛犬が落ち着いているときには、飼い主もゆったりとした声や動きで接してあげてください。静かに隣にいるだけでも、犬にとっては安心できる時間になります。
6.しつこく構う
「もっと遊びたい」「もっと触りたい」と思っても、愛犬が離れた場所へ移動しているのならば、一旦休憩を挟みましょう。
犬が「休みたい」と思っているときに、スキンシップや遊びを無理強いしてしまうと、ストレスや疲労につながりかねません。
愛犬が自分から近づいてきたときに撫でるなど、犬の気持ちを尊重することも大切です。
️犬に愛情が伝わる「伝え方」とは?

では、犬にはどのような愛情表現が伝わりやすいのでしょうか。重要なのは、愛犬が心地よいと感じる方法でコミュニケーションを取ることです。
たとえば、
- 優しく声をかける
- 犬が喜ぶ場所をゆっくり撫でる
- 一緒に散歩を楽しむ
- 遊びたいときに遊ぶ
- 安心して眠れる環境をつくる
- 犬がひとりになりたいときはそっとしておく
などの方法で愛情を伝えるのがよいでしょう。
犬に愛情を伝えるときは、必ずしも特別なことをする必要はありません。毎日の散歩や食事、遊び、穏やかなスキンシップなど、日常の積み重ねが「飼い主さんと一緒にいると安心する」という気持ちにつながります。
大切なのは、「自分がやりたい愛情表現」ではなく、「愛犬が安心できる愛情表現」を選ぶことです。
️犬の仕草から「嬉しい」「嫌だ」のサインを読み取ろう

犬は人間の言葉を話せませんが、表情や仕草、行動などからさまざまな気持ちを表しています。「この愛情表現、愛犬は喜んでいるかな?」と迷ったときは、愛犬の反応をよく観察してみましょう。
愛情を一方的に伝えるのではなく、「愛犬がどう感じているのか」を読み取ることも、大切な愛情表現のひとつですよ。
犬が喜んでいるときに見せるサイン
犬がリラックスしているときは、体の力が抜けていたり、飼い主のそばで穏やかに過ごしたりする様子が見られます。
たとえば、飼い主に自分から近づいてくる、体を寄せてくる、リラックスした表情をしているときは、「安心している」「もっと一緒にいたい」という気持ちの表れでしょう。
また、撫でているときに犬が自分から体を預けてきたり、撫でるのをやめると近づいてきたりするなら、そのスキンシップを心地よく感じている可能性が高いです。
ただし、犬の性格や状況によって仕草の意味は異なります。「この行動をしているから絶対に喜んでいるはず」と決めつけるのではなく、普段の愛犬の様子と合わせて判断しましょう。
犬が嫌がっているときに見せるサイン
反対に、犬が愛情表現を負担に感じているときは、さりげなくストレスサインを出しています。
顔を背ける、体を後ろに引いて後ずさりする、逃げようとする、あくびをする、自分の鼻や口元を舐める、体を固くするといった行動が見られたら、緊張や不安を感じている可能性が高いので注意してください。
こうしたサインを見せているのに「大好きだから」と抱きしめたり、追いかけて触り続けたりするのは避けましょう。犬が離れようとしたときは、その気持ちを尊重して距離を置き、離れた場所から見守ることも大切です。
️まとめ

愛犬がかわいいからこそ、たくさん触れたり、抱きしめたりしたくなりますよね。しかし、人間にとって嬉しい愛情表現が、必ずしも犬に「愛情」として伝わるとは限りません。
抱きしめる、顔を近づける、寝ているところを起こすなど、愛犬が嫌がっている様子を見せたときには、一度距離を置いてあげましょう。



