️犬の「肛門腺絞り」絶対してはいけないNG行為7選

犬の肛門腺絞りは、素人が無理に行うと愛犬の体に負担をかけてしまうことがあります。ここでは、犬の肛門腺絞りで絶対してはいけないケア方法を見ていきましょう。
1.肛門腺が気になるからと頻繁に絞る
「溜まっているかもしれない」と心配になり、必要以上に肛門腺を絞るのは避けましょう。肛門腺の状態や排出のしやすさには個体差があります。すべての犬に定期的な肛門腺絞りが必要とは限りません。
必要以上に肛門腺絞りしてしまうと、刺激が負担になる可能性もあります。愛犬の様子を見ながら、必要な場合は獣医師やトリマーに相談しましょう。
2.力を入れて強く絞る
肛門周辺はデリケートな部分です。「しっかり出したい」と強い力を加えると、痛みや炎症などにつながる恐れがあります。
肛門腺絞りを自宅で行う場合は、力任せに押し出そうとしないことが重要なポイントです。
3.犬が嫌がっているのに続ける
犬が逃げようとしたり、鳴いたり、肛門周辺を触られるのを強く嫌がったりする場合は、無理に続けないようにしましょう。
嫌がる理由が単なる苦手意識ではなく、すでに痛みや炎症が起きている可能性も考えられるからです。無理に押さえつけてケアを続けるのではなく、動物病院での診察を検討してください。
4.肛門周辺に炎症や傷があるのに絞る

肛門の周囲が赤くなっている、腫れている、出血している、膿のようなものが出ている場合は、自己判断で肛門腺絞りを行ってはいけません。肛門腺の炎症や感染など、治療が必要な状態かもしれません。
異常が見られる場合は、肛門腺絞りのやり方を調べるより先に、獣医師に状態を診てもらいましょう。
5.肛門腺の位置がわからないまま行う
適切な位置を確認せずに肛門腺絞りを行うと、周辺の組織に余計な刺激を与えてしまいます。インターネットや動画でやり方を見ただけでは、愛犬の状態に適したケアができるとは限りません。
そのため、初めて行う場合は、動物病院やトリミングサロンなどで正しい方法を教えてもらうのもひとつの方法です。
6.出ないからと何度も繰り返す
少し試して出なかったからといって、何度も押したり揉んだりするのはNGです。肛門腺の内容物が硬くなっていたり、炎症が起きていたりすると、簡単に排出できない場合があります。
「出ない=もっと強く絞る」はやめてください。無理をせず専門家に相談し、まず肛門腺絞りが必要な状態か否か、確認してもらいましょう。
7.強いニオイだけを理由に必ず絞る
肛門腺の分泌物は独特のニオイがあるため、愛犬からニオイを感じると「絞らなくては」と思う飼い主さんもいるかもしれません。
しかし、ニオイだけで肛門腺絞りが必要だと判断するのは避けましょう。おしりを床にこすりつける、しきりに舐める、排便時に痛がるなど、ほかの症状がないかも確認してください。
️犬の肛門腺絞りは必要?注意したいサインとは

そもそも犬の肛門腺とは、肛門の左右にある袋状の器官で、ニオイのある分泌物が溜まります。通常は排便時などに自然に排出されますが、犬によってはうまく排出できず、溜まりやすい場合があるのです。
特に注意したいのが、以下のような症状です。
- おしりを床にこすりつける
- 肛門周辺をしきりに舐める
- おしりを気にして落ち着かない
- 肛門周辺が赤く腫れている
- 排便時に痛がる
- 分泌物に血や膿が混じっている
こうした症状が見られる場合は、単に「肛門腺が溜まっている」だけではない可能性があります。
特に腫れや出血、膿、強い痛みなどがある場合は、自己流の肛門腺絞りをせず、早めに動物病院へ相談しましょう。
️犬の肛門腺絞りを安全に行うために

肛門腺絞りには「何週間に1回」といった目安があるわけではありません。犬によって溜まりやすさや自然に排出できるかどうかなど、状態が異なるため、愛犬に本当に必要なのかを確認することが大切です。
自宅でのやり方を知りたい場合は、最初から自己流で行うのではなく、獣医師やトリマーに実際の方法を見せてもらいましょう。
また、自宅で行うことに不安がある場合は、無理に飼い主さんが行う必要はありません。動物病院やトリミングサロンなどにお願いする方法もあります。
肛門腺絞りは「やらなければいけないお手入れ」と決めつけるのではなく、愛犬の状態に合わせて自分でやるのか、プロにお願いするのか選んであげましょう。
️まとめ

犬の肛門腺絞りは、犬によって必要性が異なります。特に、今回紹介したようなNG行為は、愛犬に大きな負担をかける恐れもあるので注意してください。
もしも肛門腺絞りのやり方が分からない、必要かどうか判断できないという場合は、無理に自己完結せず、専門家に相談してみましょう。



