ズバリ!犬は飼い主の悲しみがわかる

犬は飼い主さんに共感する
麻布大学で行われた実験では、犬と飼い主さんに心拍計を装着したうえで飼い主さんにリラックスしてもらったりストレスを与えたりすると、およそ半数のペアで飼い主さんの心拍変動と犬の心拍変動がシンクロする結果が出ました。
つまり飼い主さんの感情の変化に犬が共感しているということがわかったのです。さらに面白いのは飼育年数が長いペアほど心拍変動がシンクロしたり似る確率が高かったということ。絆が強ければ強いほど、犬は飼い主さんに共感するようになるということが証明されました。
すなわち飼い主さんが悲しみを感じているときには犬も悲しみを感じ、その悲しみを癒そうとする行動につながっていると考えられるのです。
飼い主さんの表情・声色
では犬はどんなことから飼い主さんの感情を読み取っているのでしょうか。まずわかりやすいのが飼い主さんの表情です。犬は驚くほど人間の顔色を窺っています。飼い主さんの喜怒哀楽を表情の変化から感知し、行動していると考えられます。
また飼い主さんの声色もとても重要な判断要素です。犬は高いトーンの声からはポジティブな印象を、低いトーンの声からはネガティブな印象を抱きます。飼い主さんの声のトーンやそこから感じる活力を聞き分け、感情理解に役立てているのでしょう。
飼い主さんの汗の匂い
犬の能力として特筆されるのが、人間の汗の匂いを嗅ぎ分けるというものです。犬は飼い主さんの汗の匂いからストレス度合いを感知することができるということが科学的にも証明されています。
大丈夫?犬が心配しているときの態度

しょんぼりする
犬はその共感力の高さゆえに、飼い主さんの悲しみに同調しすぎて自分もしょんぼりしてしまうことがあります。飼い主さんが悲しんでいる横で愛犬も静かに伏せていて元気がなさそうという場合、飼い主さんの悲しみが伝染してしまっているのかもしれません。
寄り添ってくる
悲しんでいる飼い主さんにピッタリ寄り添ってくるのは、体温を分かち合うことで飼い主さんの悲しみを癒そうとしている、あるいは飼い主さんに同調してしまった自分の悲しみも癒そうとしているのかもしれません。愛犬の温かさやふわふわな触感を近くに感じるとリラックスできますよね。
涙を舐める
泣いていたら愛犬がその涙を舐めてくれた、ということはありませんか?この行動の理由には諸説ありますが、飼い主さんを励まそうとしている行動の可能性があります。
犬は平和主義でいつも通りの空気を好みます。飼い主さんが泣いているという異常な状態を元に戻すべく、慰めようとしてくれているのです。「過去に涙を舐めたら飼い主さんが笑ってくれた」という経験に基づいていることも多いです。
まとめ

犬は共感力が高いだけに、飼い主さんの悲しみがいつまでも続いていると犬もストレスを溜め込んでしまうことがあります。でも愛犬の存在自体が悲しみを癒してくれる助けになっているのは言うまでもありません。
悲しみの深さはもちろんそれぞれですが、愛犬にあまり心配をかけすぎないよう、気持ちを切り替えていきたいものです。



