犬が食べてしまうと『危険な虫』7選 誤食を防ぐ方法はあるの?散歩時の注意点まで

犬が食べてしまうと『危険な虫』7選 誤食を防ぐ方法はあるの?散歩時の注意点まで

本記事では、犬が食べてしまうと危険な虫や誤食を防ぐ方法、散歩中の注意点をまとめました。虫の種類によっては、毒や刺激成分によって犬の健康に影響を与える恐れがあるので注意しましょう。

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記事の監修

2009年麻布大学獣医学部獣医学科を卒業。
2015年から横浜市内で妻と動物病院を営み、犬、猫、エキゾチックアニマルの診療を行なっています。
2024年現在、犬10頭、猫3頭、多数の爬虫類と暮らしています。
愛犬家、愛猫家として飼い主様に寄り添った診療を心がけています。
内科(循環器、内分泌など)、歯科、産科に力を入れています。

️犬が食べてしまうと「危険な虫」7選

虫を見つめる犬

散歩中や庭、室内で見つけた虫を、愛犬がパクッと食べてしまった……という経験はありませんか。虫の種類によっては、体調を崩したり、皮膚トラブルを起こしたりすることがあります。ここでは、犬が食べてしまうと危険な虫とその理由をチェックしましょう。

1.ハチ

ハチを食べたり、口の中に入れたりすると、毒針によって口や舌を刺される危険があります。痛みや腫れだけでなく、体質によっては強いアレルギー反応が起こる可能性もあり、大変危険です。

もしも犬がハチを見かけて追いかけようとしたときは、無理に近づかず、その場から離れるよう指示しましょう。

2.毛虫

毛虫の中には、毒のある毛やトゲを持つ種類がいます。もしも犬が食べた場合、口の中や消化管が刺激されるため、痛みや嘔吐、下痢などを引き起こすことも。

また、体に触れただけでも皮膚トラブルを起こす可能性があるため注意が必要です。散歩中は、木の下や草むらにいる毛虫にも気をつけましょう。

3.イモムシ類

すべてのイモムシが危険というわけではありませんが、中には毒を持つ種類や、食べた植物の成分や付着している殺虫剤によって注意が必要なものもいます。

見た目だけで安全かどうかを判断するのは難しいため、犬が見つけても食べさせないことが基本です。もしも食べてしまった場合は、その後、愛犬に異変がないかよく観察してください。

4.ムカデ

ムカデ

ムカデには毒があり、犬が口にすると噛まれたり刺激を受けたりする危険があります。また、体内で毒を注入される恐れもあり、嘔吐や下痢、痙攣といった症状を引き起こすこともあるので危険です。

犬がムカデを見つけたとき、遊びのつもりで近づいて口を出してしまうことがあります。庭や室内で見つけた場合も、犬を近づけないようにしてください。

5.カメムシ

カメムシを食べると、強い臭いの成分によって口の中が刺激されることがあります。

食べた直後に口を気にしたり、よだれが増えたりすることもあるため、「小さな虫だから大丈夫」と油断しないようにしましょう。

6.ホタル

ホタルは犬が食べないよう注意したい虫のひとつです。ホタルは外敵から身を守るためのステロイド系毒素(ルシブファーギンなど)を持っており、口にすると心臓や消化器官に悪影響を及ぼす恐れがあります。また、生息環境によっては農薬の影響を受けている可能性も否定できません。

犬が摂取すると重篤な症状を引き起こす恐れがあるため、散歩中や夏のレジャーなどでホタルを見かけても、愛犬が口に入れないよう目を離さないことが大切です。

7.ゴキブリ

ゴキブリは、多くの菌を持っているため、愛犬がうっかり口にしてしまうと、体調を崩す恐れがあります。

また、ゴキブリそのものだけでなく、ゴキブリに付着している殺虫剤や体内にある毒餌などの薬剤にも注意が必要です。

️犬はなぜ虫を食べるの?考えられる理由

振り返る犬

犬が虫を食べる理由として多いのは、動くものへの興味や好奇心です。小さな虫が素早く動くと、犬にはおもちゃや獲物のように見えることがあり、追いかけて遊んでいるうちに、そのまま口に入れてしまうケースも少なくありません。

また、散歩中に地面のニオイを嗅いでいるとき、虫を偶然見つけてうっかり口に入れてしまったということもあります。

虫を1匹食べたからといって必ず体調を崩すわけではありませんが、種類によって危険性が異なるため、「虫を食べたけど大丈夫」と自己判断するのは避けましょう。

️犬の虫の誤食を防ぐ方法と散歩中の注意点

地面を嗅ぐ柴犬

犬が虫を食べるのを防ぐには、まず犬が虫を口にしやすい場所を把握することが大切です。庭で遊ばせる際は、毛虫やハチが周囲にいないか確認し、散歩中は落ち葉や草むらにも注意しましょう。

また、散歩中はリードを適切な長さに保ち、犬が急に草むらや植え込みへ顔を入れないよう気をつけることも大切です。虫が多い場所では、周囲を確認しながら足早に立ち去りましょう。

そして、もしもの時のためにも「離して」「ちょうだい」など、口に入れたものを出す練習を日頃からしておくことも、誤食対策のひとつです。

もしも散歩中に虫を食べた場合は、無理に口の奥へ手を突っ込もうとせず、食べた虫の種類や犬の様子を確認してください。嘔吐や下痢、よだれ、顔の腫れ、ぐったりしているなどの異変が見られる場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。

️まとめ

散歩する犬

犬は好奇心や遊びの延長で、虫を食べることがあります。しかし、ハチや毛虫、ムカデなど、口に入れることで痛みや刺激、体調不良につながる可能性があるため注意が必要です。

特に散歩中は、草むらや植え込み、木の下などをチェックし、犬が虫を見つけてすぐ食べないよう見守ってください。

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