犬がおもちゃを離してくれない3つの心理

1.まだ遊びたい
愛犬との遊びを終わりにしようとしても、なかなかおもちゃを離してくれなかったり、くわえたまま逃げてしまったりする場合、犬はまだ遊び足りないのかもしれません。
遊ぶことが大好きな犬は、単純に「もっと遊んでいたい」「まだ終わりにしたくない」と思うことでしょう。
飼い主さんは色々な都合から「あと5分で終わりにしよう」「あと3回で終わらせよう」などと考えているかもしれませんが、犬はその心の準備ができていない場合が多いと思います。
そのため、飼い主さんが遊びを切り上げようとしておもちゃを受け取ろうとしても、くわえたまま離そうとしない犬がいるのも理解できます。
遊ぶことが好きな犬の場合、終わりにするときに「これで終わり」「あと1回」などと声かけをするようにすると、何度もやっているうちに少しずつ理解していくこともあります。
また、最後の1回が終わっておもちゃを渡してくれたときだけ、ごほうびとしておやつを与えるなどすると次回もスムーズにおこなえるでしょう。
2.自分のものを渡したくない
おもちゃを片づけられそうになると慌ててくわえたり、遊びの終わりに離そうとしなかったりする犬は、おもちゃに対する所有欲を持っていることが考えられます。
おもちゃに対する執着や所有欲の強さは、犬によってそれぞれ異なります。また、年齢やおもちゃの種類によっても変わることがあります。
おもちゃに対して「自分のものだ」という意識を持っている場合、飼い主さんがどこかに持っていこうとしたり、片づけようとしたりすると抵抗して離そうとしないのも無理はないでしょう。
おもちゃを離したがらない犬は、「渡したらもう戻ってこないかもしれない」と思っている可能性もあります。そのため、渡してくれたらすぐに犬に返すというトレーニングをくり返して、「おもちゃを渡してもまたあとで使える」と理解させるようにしましょう。
3.引っ張りっこをしているつもり
犬がくわえているおもちゃを引っ張って取り上げようとすると、犬はまだ遊んでいるつもりになって余計に離さなくなってしまいます。
引っ張りっこ遊びが好きな犬は、引っ張られたら反射的に引っ張り返そうとするため、引っ張られるほど頑なに離せなくなってしまうのです。
そのため、遊び終わっておもちゃを片づけるときには、「おしまい」などの決まった合図を出して遊びの終わりを犬がしっかりと認識できるようにするのがおすすめです。
犬がおもちゃを離さないときのNG対応

無理やり取り上げる
犬がおもちゃを離してくれずに困っていても、無理やり力づくで取り上げるのはNGです。
犬がおもちゃを離さないのは、これまで解説した通りに犬なりの理由があるので、それを無視して強引に取り上げると犬との信頼関係を壊してしまう可能性があります。
また、犬が興奮状態になったり怒り出したりして、飼い主さんの手に噛みついてしまう恐れもあるので注意が必要です。
怒る
犬がおもちゃを離してくれないからと言って「こら!」と怒鳴ったり、叩くふりをしたりして取り上げるのもNGです。
そのままおもちゃを片づけられてしまったら、犬は何が悪かったのかわかりませんし、飼い主さんとの遊びに対して嫌なイメージを持つようになることもあります。
ただ犬の好きなように遊ばせるだけでなく、遊びの最中に「ちょうだい」や「オフ」などの合図でおもちゃを離す練習も取り入れるといいでしょう。
犬が飽きるまで遊び続ける
犬が遊びをなかなかやめずにおもちゃを離してくれないとき、取り上げることをあきらめて犬が飽きるまで遊び続けて離すのを待つ飼い主さんもいます。
確かに犬は満足するかもしれませんが、毎回そうした対応をするのはNGです。犬は飼い主さんのいうことをきかなくなってしまいますし、飼い主さんを自分の思うようにコントロールできると勘違いしてしまうこともあります。
また、飼い主さんにかまってもらうためにおもちゃを離さない犬の場合は、あえて犬から離れて無視をして自然におもちゃを離すのを待つようにしましょう。
まとめ

犬がおもちゃをくわえたまま離そうとしないと、飼い主さんは困ってしまうことでしょう。
しかし、犬には犬なりの理由があってしている行動なので、その気持ちを考えずに強引に取り上げたり、だまし討ちのように奪ったりすることはやめてあげてください。
日頃から遊びの中で「ちょうだい」や「おしまい」の合図を教えて、お互いにストレスなく、スムーズにおもちゃのやり取りができるようにしていきましょう。



