犬からの見逃してはいけない『SOSのサイン』8選 早めに気づいてあげるにはどうしたらいいの?

犬からの見逃してはいけない『SOSのサイン』8選 早めに気づいてあげるにはどうしたらいいの?

本記事では、犬からの見逃してはいけないSOSのサインを解説します。犬は言葉で体の不調やストレスを伝えられません。そのため、飼い主が普段との違いに気づくことが、病気や体調不良の早期発見につながります。

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記事の監修

2009年麻布大学獣医学部獣医学科を卒業。
2015年から横浜市内で妻と動物病院を営み、犬、猫、エキゾチックアニマルの診療を行なっています。
2024年現在、犬10頭、猫3頭、多数の爬虫類と暮らしています。
愛犬家、愛猫家として飼い主様に寄り添った診療を心がけています。
内科(循環器、内分泌など)、歯科、産科に力を入れています。

️犬からの見逃してはいけない「SOSのサイン」8選

病気でぐったりする犬

毎日一緒に過ごしている愛犬に、「なんとなく元気がない」「いつもと様子が違う気がする」と感じることはありませんか。犬は言葉で体調不良やストレスを伝えられないので、行動や仕草、小さな違和感から気づいてあげる必要があります。

ここでは、犬からの見逃してはいけないSOSのサイン8つを見ていきましょう。

1.急にご飯を食べなくなる

普段は食欲旺盛な犬が急にご飯を食べなくなる場合、体調不良や口腔内のトラブル、ストレスなどが関係している可能性があります。

単なる好みの変化と自己判断せず、元気の有無や水分摂取量、排せつなど、ほかの症状もあわせてチェックしましょう。

2.下痢が続いている

一時的な下痢は食事の変化や環境の変化などで起こることがありますが、2〜3日続く場合は注意が必要です。

便の回数や状態をチェックし、血が混じっていないか、嘔吐などほかの症状がないかもよく観察してください。

3.何度も吐く

犬が吐くこと自体は、食べ過ぎや一時的な消化不良などでも起こるため、珍しいことではありません。

しかし、何度も吐く、元気がない、吐いたものに異変があるなど、普段と違う様子が見られる場合は、「よくあること」と決めつけずに見逃さないようにしましょう。吐く回数やタイミングを記録しておくことも大切です。

4.元気がなく動きたがらない

大好きな遊びに反応しない、散歩に行きたがらない、室内でずっと寝ているなど、活動量が明らかに減っている場合もSOSサインのひとつです。

年齢やその日の気温によって変化するケースもありますが、急な変化には注意してください。痛みや病気などが隠れている可能性も考えられます。

5.同じ場所を何度も舐めたり引っ掻いたりする

前足を舐める犬

同じ場所を何度も舐めたり、頻繁に体を掻いたりする場合は、皮膚のトラブルだけでなく、不安やストレスが関係していることもあります。

ただし、「ストレスだ」と決めつけるのは禁物です。赤みや脱毛など、そのほかの症状が現れていないか、体全体をチェックしてください。

6.急に攻撃的になった、触られるのを嫌がる

普段は穏やかな犬が急に怒りっぽくなったり、特定の場所を触られることを嫌がったりするときは、痛みや体になんらかの違和感を抱えている可能性があります。

性格が変わったと思い込まず、「いつから」「どんなときに」その行動が見られるのかを観察しましょう。

7.落ち着かず、同じ行動を繰り返す

室内を何度も歩き回る、同じ場所をぐるぐる回る、いつもより吠えるなど、落ち着かない様子が続く場合も注意してください。

これは、ストレスが溜まっているときに見られることが多く、運動不足や環境の変化などによるストレスが影響しているケースもあります。最近、留守番の時間や生活リズム、室内環境に変化がなかったか振り返ってみましょう。

8.呼吸や歩き方など、見た目の様子が明らかに違う

呼吸がいつもと違う、歩き方がおかしい、立ち上がりにくそうなど、目に見えて普段と異なる症状がある場合は、早めの対応が大切です。

「少し様子を見よう」と判断するのではなく、変化が続いていないか、悪化していないかをよく確認し、必要に応じて病院へ連れて行ってください。

️犬のSOSに早めに気づいてあげるためにすべきこと

ご飯を食べる犬

犬の小さなSOSサインに気づくために最も大切なのは、普段の様子をよく知っておくことです。

たとえば、「いつもどのくらいご飯を食べるか」「排せつの回数や便の状態」「散歩や遊びのときの元気さ」などを意識して見ておくと、変化に気づきやすくなります。

また、毎日なんとなく様子を見るだけではなく、愛犬との触れ合いの時間を作ることも大切です。体を撫でながら、しこりや腫れがないか、痛がる場所がないかをチェックする習慣をつけるとよいでしょう。

小さな変化でも、「気のせいかもしれない」とすぐに見過ごさず、様子次第では病院へ連れていくことも検討してください。

️ストレスが気になるときに見直したい生活環境

床に伏せる犬

犬の様子に変化が見られたとき、病気だけでなくストレスが影響している可能性も考えられます。

大きな音が続く、留守番が長い、遊びや運動の時間が足りないなど、犬にとって精神的に負担になっている状況が起きていないか思い返してみましょう。

ストレス解消のためには、犬の体力・年齢に合った散歩や遊びを取り入れることが大切です。また、室内に安心して休める場所を用意し、十分に休息できる環境を整えてあげることも欠かせません。

ただし、「ストレスが原因だろう」と自己判断して、病気の可能性を見落とさないよう注意してください。症状が続く場合や、いつもと明らかに違う場合は、早めに動物病院へ相談することが重要です。

️まとめ

獣医師に相談に訪れる犬と女性

犬は体調不良やストレスを言葉で伝えられないため、日々の行動や体の変化からSOSのサインを受け取る必要があります。

大切なのは、「これくらいなら大丈夫」と決めつけず、普段の愛犬の様子と比べて異変を見逃さないことです。いつもと違う症状が続く場合や、急激な変化が見られる場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。

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