犬が『いびき』をかく原因7選 放っておいて大丈夫?病気の可能性や受診の目安まで

犬が『いびき』をかく原因7選 放っておいて大丈夫?病気の可能性や受診の目安まで

愛犬が寝ているときにいびきをかいていると、かわいいと思う一方、不安になる飼い主さんもいるでしょう。犬のいびきは、病気が隠れているケースもあります。この記事では、犬がいびきをかく主な原因や、受診を検討すべき目安をみていきましょう。

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記事の監修

めのうアニマルクリニック院長。猫が大好きなあまり、犬と猫を分けた動物病院を開院。「犬にも猫にも優しい動物病院」をコンセプトにしています。腫瘍学を得意分野としていますが、しつけに対しても力を入れており、パピークラスを開校して子犬のトレーニングを行っています。

️犬が『いびき』をかく原因7選

眠るチワワ

犬のいびきは、空気の通り道である鼻や喉が狭くなり、呼吸するときに周囲の組織が振動することで起こります。では、犬がいびきをかき始める主な原因にはどんな理由が考えられるのでしょうか。

1.体勢によって空気の通り道が狭くなっている

人間と同じように、犬も寝る姿勢によっていびきをかくことがあります。首や顔の角度によって気道が一時的に狭くなり、「ブーブー」という音が出るのです。

この場合は寝返りを打つといびきが止まり、その後も普段どおり元気な様子を見せることが多く、この様子なら過度に心配する必要はありません。

2.短頭犬種の特徴

パグやフレンチ・ブルドッグ、シー・ズーなどの短頭犬種は、生まれつき鼻や喉の構造からいびきをかきやすい傾向があります。

爆睡しているときに大きないびきをかくことも珍しくありません。ただし、「犬種の問題だから」と安易に判断せず、以前より呼吸音が大きくなった、苦しそうな様子を見せている場合には注意が必要です。

3.肥満によって気道が圧迫されている

体重が増えると、首まわりなどについた脂肪によって気道が狭くなり、いびきにつながることがあります。

肥満は万病の元です。以前よりいびきがうるさい、呼吸が荒くなったという場合は、体重の変化も確認してみましょう。

4.鼻炎やアレルギーなどで鼻が詰まっている

犬の鼻

鼻の粘膜に炎症が起こると、空気が通りにくくなり、いびきにつながることもあります。

鼻水やくしゃみを伴い、寝ているときだけでなく起きているときも「ブーブー」と呼吸音がする場合は、鼻のトラブルが関係している可能性を考え、かかりつけの動物病院に相談してみましょう。

5.鼻や喉に異常がある

鼻腔内のできものや異物、喉の構造的な異常などによって、いびきが起こることもあります。

特に、これまでいびきをかかなかった犬が突然大きないびきをかくようになった場合は、単なる寝息と決めつけず、鼻腔内に何らかの異常が生じている可能性を視野に入れてください。

6.加齢による変化

年齢を重ねると、呼吸に関わる筋肉にも変化が起こります。筋肉が衰えることで空気の通り道が狭くなり、その結果、若い頃にはなかったいびきが始まることも珍しくありません。

ただし、シニア犬の呼吸の変化には病気が関係するケースもあります。ほかにも症状が現れていないか確認しましょう。

7.呼吸器の病気が隠れている

いびきの背景に、鼻や喉、気管などの病気が隠れているケースもあります。

咳が出る、息苦しそうにする、安静にしていても呼吸が速いなど、いびき以外の症状が見られる場合は、早めの受診がおすすめです。

️犬のいびきは放っておいて大丈夫?

ベッドで眠るブルドッグ

犬がいびきをかいていると、不安を感じる飼い主さんもいるでしょう。しかし、犬がいびきをかいているからと言って、必ずしも危険な状態とは限りません。愛犬がいびきをかいていても、以下のような状態なら、すぐに心配する必要はないでしょう。

  • いびきが出るのは寝ているときだけ
  • 寝返りや体勢の変化で止まる
  • 起きているときの呼吸に問題がない
  • 食欲や元気がある
  • 寝ている間、苦しそうな様子が見られない
  • 以前から同じようないびきをかいている

特に、気持ちよさそうに爆睡していて、ときどき「ブーブー」と音がする程度なら、睡眠中の一時的な呼吸音の可能性があります。

ただし、「問題なさそう」と感じても、いびきの頻度や音の大きさが急に変化した場合は注意して様子を観察してください。

️病気の可能性も?動物病院を受診する目安

舌を出して眠るパグ

犬のいびきで特に気をつけたいのは、呼吸そのものに異常が見られるケースです。

次のような症状が見られる場合は、病気の可能性も視野に入れて、かかりつけの動物病院へ相談するのをおすすめします。

  • 急にいびきをかくようになった
  • 以前よりいびきが大きい、うるさい
  • 起きているときも呼吸音が大きい
  • 息苦しそうにしている
  • 呼吸が速い、苦しそう
  • 咳や鼻水、くしゃみが続いている
  • 寝ている途中で何度も目を覚ます
  • 舌や歯ぐきの色が普段と違う

呼吸が明らかに苦しそう、口を開けて必死に息をしている、ぐったりしているなどの様子が見られるときは、様子見をせず、早めに動物病院へ連絡してください。

病院を受診するときにメモしておくこと

病院を受診するときは、いびきが出ている様子をスマートフォンで動画撮影しておくのもおすすめです。

いつから始まったのか、どんな音がするのか、どのくらい大きいのかを記録しておくと、獣医師に状況を伝えやすくなります。

また、いびきだけでなく、普段の呼吸の様子や食欲、元気、鼻水の有無なども一緒に確認しましょう。愛犬の「いつもと違う」という異変に気づくことが、病気の早期発見につながることもあるからです。

️まとめ

眠る柴犬

犬がいびきをかくのは、寝姿勢や犬種の特徴などによって空気の通り道が狭くなるためです。気持ちよさそうに爆睡していて、起きているときの呼吸の状態に問題がなければ、安心して見守ってあげましょう。

一方で、急にいびきが始まった、以前よりいびきの音がうるさい、起きているときも呼吸が苦しそうな様子が見られる場合は、病気が隠れている可能性もあります。少しでも苦しそうな様子がある場合は、愛犬の健康を守るためにも、早めに動物病院へ相談しましょう。

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