頭ごなしじゃダメ?犬に伝わらない間違った『ダメ』

時間が経ってからの『ダメ』
帰宅したらお留守番中に愛犬が家の中を荒らしていた、粗相の痕跡を時間が経ってから見つけた、そんなことありますよね。ついつい叱りたくなってしまいますが、過去のイタズラや失敗を時間が経ってから『ダメ』と言うのはNG。犬は過去を振り返らないので、犬は何を叱られたのかわからず混乱してしまいます。
名前を呼んでの『ダメ』
犬がイタズラをしている現場を目撃すると、注意を引きつけるためについ名前を呼んでしまいがち。ですが「◯◯、ダメ!」というような形で名前を呼んで叱るのはタブー。叱られるたびに名前を呼ばれていると、犬は自分の名前にネガティブな印象を抱き、自分の名前が嫌いになってしまいます。
無駄吠えへの『ダメ』
犬が要求吠えや警戒吠えをしたとき、「ダメ!」「やめなさい!」と声をかけていませんか。実は犬の無駄吠えへの対応として、「反応する」ということ自体が禁忌とされています。飼い主さんとしてはダメとわからせるために叱っているつもりが、犬にとっては「吠えたら飼い主さんがかまってくれた」という成功体験につながってしまい、無駄吠えをエスカレートさせることにつながるからです。
笑顔での『ダメ』
かわいい愛犬のしでかすことはイタズラでも何でも面白くて愛おしい…のはわかりますが、冗談じみた言い方で「だからダメだってば〜」「ダメだって言ってるでしょ〜」などと笑いながら伝えるのはNG。犬は人間の言葉の詳細まで聞き取れない代わりに、人間の表情や声のトーンから感情を読み取っています。笑顔で『ダメ』と言っても、その意味は正しく伝わりません。
愛犬にわかりやすく『ダメ』を伝える方法

現行犯で叱る
犬に『ダメ』であることを伝える基本は、とにかく現行犯で叱ることです。その場で声をかけることで、犬は「今やってしまったことはダメなこと」と正しく認識できます。
低い声で毅然と叱る
『ダメ』をわかりやすく伝えるためには、飼い主さんが怒っているということがしっかり伝わることが何より大切です。犬は基本的に高い声にはポジティブな印象を、低い声にはネガティブな印象を抱くということがわかっています。犬に『ダメ』を伝えるときにはできるだけトーンを抑えた低い声を意識しつつ、怒っている顔をして毅然とした態度をとることが大切です。
無視することで『ダメ』を伝える
無駄吠えが『ダメ』であることを伝える方法はただ1つ、無視です。犬が吠えても何も声をかけず、犬の方を見ることもせず、聞こえないようなふりをして徹底的に無視を決め込みましょう。無視を続けることで犬は「吠えても意味がない」と学習できます。
まとめ

犬のしつけで『ダメ』とされる多くは人間社会のルールです。犬はただ本能に従って生きているだけですから、『ダメ』なものにはしっかり『ダメ』と伝えてあげないと犬は理解することができません。善悪をしっかり教えてあげることは犬自身の生きやすさにつながります。



