犬が好きなニオイ

犬は優れた嗅覚を使い、判断のほとんどをニオイに頼っています。犬はニオイを嗅ぐことで、相手の性別・年齢・健康状態・感情の変化を読み取ることができるとされています。
犬が「好き♡」と感じるニオイは、人間とは大きく異なります。そのため、飼い主は「何でそんなもの嗅いじゃうの!」と、驚くことがあるのではないでしょうか。
お散歩中、他犬のうんちが落ちているとき、人間である飼い主は避けて通りますが、犬はニオイを嗅いでしまいます。
決して、うんちのニオイが好きなわけではありませんが、“情報を得たい”と考えるため、嗅いでしまうのです。
犬が好きなニオイの特徴は、「安心感を得られること」「興味を惹かれること」「食欲を刺激すること」「狩猟本能を刺激すること」が中心となっています。
また、「信頼」と結びつくニオイも大好きです。
飼い主のニオイ(体臭)
犬が好きなニオイは、飼い主のニオイです。汗や皮脂など、体臭を好むのであって、洗濯洗剤や柔軟剤、香水やタバコなどの身につけたニオイは逆に苦手です。
飼い主の枕にスリスリしたり、靴下を寝床に隠し持ったりするのは、飼い主のニオイがすることで安心感を得られるからです。
お留守番中、飼い主のベッドやソファーやクッションを寝床にしたがるのは、飼い主のニオイがして、安心できるからです。
お留守番中は、飼い主が愛用しているブランケットなどを寝床に入れてあげると、落ち着いて過ごすことができます。
肉や魚など食べ物のニオイ
犬は肉食寄りの雑食であるとされていますが、食べ物の中でもとくに肉や魚のニオイを好みます。
好き嫌いや飽きてしまったことが原因でドライフードを食べないときは、肉や魚を茹でた煮汁をかけてあげるだけでも食いつきがよくなります。嗜好性を高める方法のひとつです。
肉や魚そのものを食べることも大好きなのですが、好きなニオイをドッグフードに加えるだけで、食欲が刺激されるのです。
犬が気に入った匂いを嗅いだときにみせる行動

同じ場所のニオイを嗅ぎ続ける
気に入ったニオイがする場所を見つけると、いつまででも嗅ぎ続けることがあります。お散歩中であると、立ち止まっている時間が長くなってしまうでしょう。
鼻をグッと押しつけてニオイを嗅ぐ
気に入ったニオイがする場所を見つけると、鼻をグッと押しつけてニオイを嗅ぐことがあります。ちゃんと呼吸できてる?と心配になるほどです。
頭や顔や体をスリスリする
気に入ったニオイがする場所を見つけると、頭や顔や体をスリスリすることがあります。そのニオイを身につけたいのです。
寝床に持ち帰る
気に入ったニオイがするものを見つけると、寝床に持ち帰ることがあります。飼い主のスリッパや靴、飼い主の靴下、飼い主の脱ぎ捨てた服などが対象になりやすいです。
犬が苦手な香り

犬は刺激の強い香りが苦手です。人間にはいい香りであっても、犬には刺激が強く、不快な香りであることがあります。
- レモン
- お酢
- 香水
- 芳香剤
- アルコール
- 漂白剤
- 洗濯洗剤
- 柔軟剤
- タバコ
- アロマオイル
アロマオイルは、“精油であればいいのでは?”と思われるかもしれませんが、犬にとって有害な成分を含むものもありますので注意しましょう。
まとめ

犬が最も好きなニオイは飼い主のニオイであると言えます。脱ぎ捨てたばかりの靴下を好む犬もいます。スリッパや靴に鼻を突っ込んで嗅ぎたがる犬もいます。
愛犬用の毛布やブランケットは、新しいものを買い与えるよりも、飼い主が使い古したものの方が犬は喜びます。
お散歩中にも愛犬が好きなニオイが落ちていることがあります。夢中になってニオイを嗅ぐことがありますが、安全面や衛生面を考え、よく確認するようにしましょう。拾い食いにも注意です。



