犬が飼い主の足音を判別する方法

犬が優れた聴覚を持っていることはご存知かと思いますが、その優れた聴覚を使って、飼い主の足音を聞き分け、判別することができるとされています。
飼い主が帰宅する5分も前から玄関で待っていたり、家族が帰宅する10分も前からソワソワとし始めたり、愛犬の驚きの行動を目にしたことがあるのではないでしょうか。
飼い主が庭を歩く音には反応しないけれど、他人が庭を歩く音には反応して吠える、といった行動を見せることもありますよね。
飼い主から発せられる音は足音以外にもありますが、犬はその音を毎日聞くことで、「安心できる音」として覚えているとされています。
1.歩くリズムやテンポを覚えている

犬が飼い主の足音を判別することができるのは、歩くリズムやテンポを覚えているからです。自分ではあまり感じられないかもしれませんが、歩き方に癖や特徴があるのです。
- 歩幅が大きいor小さい
- 小刻みに歩く
- ゆっくり歩く
- 急ぎ足で歩く
- すり足で歩く
このような癖や特徴があることを犬は覚え、飼い主と他人が全く同じ靴を履いていたとしても、歩くリズムやテンポから飼い主の足音を判別することができるのです。
わざと歩き方を変え、愛犬の反応を見てみたくなりますが、犬って騙されないんですよね。足音以外にも飼い主を判別するための方法を身につけているからでしょう。
2.足音以外の音を聞いている
足音以外の音を聞き、犬は飼い主の足音を判別しています。
帰って来たことが分かるのは、車のエンジン音を聞いているからです。車のエンジン音を聞き、「飼い主が帰って来たぞ」と分かるため、5分も10分も前から玄関で待つことができるのです。
キーホルダーや鈴の音、バッグの金具が擦れる音なども聞き取っているとされています。呼吸の音や鼻息の音まで聞き取って判別しているのでは…とも考えられています。
また、足音に加えて、玄関のカギを開けるときの音によって、家族の誰が帰って来たのかを判別することができるとされています。
そっと優しくカギを差し込む人もいれば、少し荒々しくカギを差し込む人もいるでしょう。その違いを犬は聞き分け、判別しているのです。
3.飼い主の生活パターンを覚えている

犬が飼い主の足音を判別することができるのは、飼い主が歩くときのリズムやテンポを覚えているからということだけでなく、飼い主の生活パターンを覚えているからです。
犬は時計を読むことはできませんが、太陽の動き(部屋に入ってくる光の動き)などによって、だいたいの時間を把握しています。
西日が当たって部屋が明るくなってきた。日が沈んで部屋が暗くなってきた。「そろそろ飼い主が帰ってくる時間だ」と学習しているのです。
夜勤の日であれば、朝日が昇り、部屋が明るくなってきた頃、眠っていた犬が起きてきて、玄関で飼い主の帰りを待つということがあるのではないでしょうか。
4.耳介筋を自由に操ることができる
犬が飼い主の足音を判別することができるのは、耳介筋を自由に操ることができるからです。
犬の耳が左右前後に動くのは、耳介筋が発達しているからです。人間にも耳介筋はありますが、退化しており、犬のように自由に操ることはできません。
「あれは飼い主の足音かもしれない…」と、音をキャッチしたとき、耳を左右前後に動かし、飼い主の足音であることを確認するための情報を収集します。
その足音はどの方角から聞こえてきているのか、どの方向へ向かっているのか、耳を動かしながら確認し、より多くの情報を組み合わせることで「飼い主だ!」と確信を持つことができるのです。
まとめ

犬が飼い主の足音を判別する方法を4つ解説しました。
- 歩くリズムやテンポを覚えている
- 足音以外の音を聞いている
- 飼い主の生活パターンを覚えている
- 耳介筋を自由に操ることができる
飼い主が靴を変えても、わざと歩き方を変えても、愛犬が飼い主の足音を判別することができてしまうのは、足音以外の様々な情報を集め、組み合わせて判断しているからなんです。



