犬が『ネガティブ』になっているサイン

飼い主さんの後追いをする
子犬が飼い主さんの後追いをするのは普通のことですが、普段は自立している成犬の子が急に後追いを始めた場合、心に何か心配事を抱えている可能性があります。不安や焦燥感からひとりでじっとしていることができず、信頼できる飼い主さんと常に一緒にいたいという思いから後追いをしてしまうのです。
所在なく動き回る
後追いと似ていますが、特に誰かについていくでも明確にどこかを目指すわけでもなく、ひたすらウロウロと右往左往しているのも、犬が不安を感じているときに見られる行動です。「どうにかしたいけれど、自分ではどうしようもない何か」に苛まれていて、不安から逃れるためにとにかくここではないどこかに行きたいけれど、どこに行けばいいかわからない状況なのです。
ピーピーと頼りない鳴き声を出す
落ち着きなく動き回るのに加えて、「ピーピー」「キュンキュン」などの頼りない鳴き声を出す場合もあります。これは子犬の鳴き方をまねていると考えられており、あえて頼りない声で鳴くことで「自分は弱い存在ですよ」とアピールし、飼い主さんの母性本能に訴えかけようとしているのです。
物陰に隠れている
後追いをしたり歩き回るのとは対照的ですが、極度の不安を感じるとハウスの中や、ソファ・ベッドの下などの物陰にじっと隠れて出てこなくなってしまう子もいます。心配事が去るまで、自分の身を守れそうな安全な場所に身を隠してやり過ごそうと考えているのでしょう。
警戒心が異常に強くなる
物陰に隠れるのもそうですが、ネガティブな感情を抱いている犬は周囲に対する警戒心が強くなる傾向があります。耳をピンと立てて常にアンテナを張り巡らし、些細な音や気配にも敏感に反応して警戒吠えをします。不安を抱えているためにリラックスできない状態に陥っていると考えていいでしょう。
カーミングシグナルを出す
犬には不安や緊張といったネガティブな感情を抱えているときにとる『カーミングシグナル』という特有の行動があります。これはいわゆるストレスサインの一種で、自分や相手を落ち着かせるために行うと考えられています。代表的なものは以下です。
- 前足をしつこく舐める
- 首の辺りを掻く
- あくびをする
- お腹を見せる
愛犬の不安に気づいたら

飼い主さんは冷静に振る舞う
愛犬がネガティブな状態になっていることに気づくと、飼い主さんは「何とかしてあげたい」とそわそわしてしまうかもしれません。ですが愛犬の気持ちに巻き込まれて飼い主さんまで落ち着きを失ってしまうと、愛犬の不安は増す一方です。飼い主さんはあえていつも通りに振る舞い、「不安な状況じゃない」ことを愛犬にわかってもらいましょう。
原因を取り除く
犬がネガティブな感情になってしまう原因は状況によってさまざまですが、最も大切なことは、その原因を特定して取り除いてあげることです。
そっと寄り添う
ただし、愛犬が不安を感じる原因の全てが飼い主さんがどうにかできるものかといえばそうではありません。直接的に取り除いてあげられない場合で、愛犬が後追いをしてきたりくっついてきたりした場合には、飼い主さんは物理的にも愛犬の不安に寄り添ってあげましょう。犬は信頼できる飼い主さんの体温や匂いを近くに感じるだけで安心できるのです。
まとめ

いかがでしたでしょうか?愛犬にはなるべくポジティブに毎日を過ごしてもらいたいというのは飼い主さんの願いではないでしょうか。もし愛犬がネガティブな状態になってしまっていたら、とにかくすぐに気づいてあげることが大切です。愛犬の様子をよく観察し、サインを見逃さないようにしましょう。



