犬がひとりになりたいときにみせる行動5つ

1.目を合わせようとしない
犬にとって「目を合わせる=アイコンタクト」は、重要な意味を持つコミュニケーションのひとつです。
コミュニケーションの入り口であり、遊びやしつけのときにもとても役立ちます。特に飼い主さんのように信頼関係で結ばれた相手とのアイコンタクトは、愛情を表現するためのものでもあります。
そのような犬が目をそらしたり、目が合わないように背中を向けたりするときはコミュニケーションを拒否しようとしていることが考えられます。
「今はかまわないでほしい」「ひとりにしてほしい」という気持ちのあらわれでもあるので、しばらくは距離を保って見守ってあげてください。
2.声をかけても無視する
普段は名前を呼んだり声をかけたりすると、喜んで走ってきたりうれしそうな顔を向けたりする犬が、呼びかけに反応しないときは「ひとりでいたい」と思っているのかもしれません。
犬は人間の声や言葉をよく聞いていて、自分に関係のありそうな話をしていれば、興味を持って見つめてきたり耳を立ててよりよく聞こうとしたりします。
そのため、自分の名前が呼ばれていることや自分に話しかけられていることに気付いているにも関わらず、反応せずにじっとしているときはコミュニケーションを取りたくないときなのかもしれません。
特に呼ばれたときに耳や体がピクッと反応したり、声をかけられたあとに離れて行ったりしたときは、「今はかまわないで」という気持ちでいるのでしょう。
3.逃げる、距離を取る
愛犬をなでたり抱き上げたりしようとして近づいたとき、逃げようとしたり実際に離れてしまったりする場合は、犬が「近寄らないで」「ひとりでいたい」と思っている可能性があります。
また、体を休めているときに飼い主さんが自分に近づく様子が見られると距離を取ったり、飼い主さんの動きを観察して体を固くしたりしているときも同じです。
こうしたときに無理に捕まえようと追いかけ回すと、犬は不快に思ったり飼い主さんに不信感を持ったりするため注意しましょう。
4.触れるとストレスサインを出す
逃げ回るほど強い拒否反応を示さなくても、「あまり触られたくないな」「放っておいてほしい」と思っているときは仕草や行動にその気持ちがあらわれます。
犬が緊張しているときや気持ちを落ち着かせようとしているとき、「カーミングシグナル」と呼ばれるサインを出します。
カーミングシグナルには約30種類あるとされていて、以下のような行動がよく見られます。
- 頻繁にあくびをする
- 体を掻く
- ぶるぶると体を振る
- 背中を向ける
- 地面のにおいを嗅ぐ
- カーブを描きながら近づいてくる
犬とトレーニングをしているときやボディケアをしているときなどに、「もう終わりにして」という気持ちでこうしたサインを出すことは少なくありません。
また、長時間なでられたり抱っこされたりしているときに、「そろそろ自由にしてほしい」と伝えようとしていることもあるでしょう。
飼い主さんのことが好きで、スキンシップやコミュニケーションを喜ぶ犬であっても、状況や気分によっては「ひとりになりたい」と思うこともあるでしょう。
愛犬と接するときもきちんと気持ちを理解できるように、表情や仕草をよく見ていてあげてください。
5.近づくと威嚇をする
犬は自分に近づいてほしくない相手に対して、吠える・唸るなどの威嚇をして遠ざけようとすることがあります。
そのため、体に触れてほしくないときや近づいてほしくないときに、そのような行動をする犬は少なからずいます。
元々人が苦手なわけでなく、普段は攻撃的な姿勢を見せない犬がそうした態度をするときは、何か異常が起きている可能性も考えられます。
普段とは明らかに違う様子で触れ合いを拒絶する場合、体に痛みや違和感を感じるなど体調不良を起こしていることがあります。
さらに、食欲や排泄に大きな変化があったり、寝ている時間がいつもより長かったりする場合は、怪我や病気の可能性があるため動物病院を受診しましょう。
犬の気持ちを判断する方法と注意点

普段は飼い主さんとのコミュニケーションを喜ぶ犬でも、「ひとりでいたい」と感じてその気持ちを様々な方法で表現することがあります。
飼い主さんのことが大好きで、自分からスキンシップを求めることが多い犬であっても、それは同様です。
そのため、愛犬と触れ合ったり遊んだりするときは、「いつもは大丈夫だから」と油断しすぎることなく、常に表情や行動を観察することが大切です。
放っておいてほしいようであれば、必要以上にかまったり追い回したりすることはせず、しばらくそっとしておいてあげましょう。
ひとりにするべきか迷ったときは、犬の視界に入る場所ですぐには触れられない距離で待ってみてください。
犬が自ら近づいてきたり、遠くからでも目を見つめてきたりするようであれば、犬もコミュニケーションを求めていると考えられます。
ただし、犬が過度に関わりを拒絶していて普段とは様子が異なる場合は、強いストレスや体調不良などが原因の可能性があるため、しっかりと様子を見た上で獣医師に相談することをおすすめします。
まとめ

犬も体調や気分によって、「ひとりで過ごしたい」「放っておいてほしい」と思うことがあるでしょう。
そのようなときに強引に愛情を押しつけても、犬は喜ばないどころか不快に感じてしまうこともあると思います。
愛犬と接するときは、表情や仕草、行動をよく観察してその気持ちをしっかりと読み取ってあげましょう。
愛犬の気持ちに寄り添ったコミュニケーションを取って、よりよい関係性を築いてくださいね。



