嬉しいだけじゃない?しっぽフリフリの心理

嬉しさ大爆発!
帰宅したときに愛犬がしっぽをブンブン振って出迎えてくれると、飼い主さんも幸せな気持ちになりますよね。犬がしっぽを振る心理の代表といえば、やはり『嬉しい!』『楽しい!』といった感情の爆発です。興奮が極限まで高まった結果、犬の意思とは関係なくしっぽが勝手に動いてしまうのです。
警戒・威嚇
興奮したときにしっぽが動いてしまうのは上記のとおりですが、ここで言う『興奮』は必ずしもポジティブなものばかりではありません。ネガティブな『興奮』、つまり、相手への警戒や敵意、威嚇の気持ちが高まった場合にもしっぽを振ることがあるので注意が必要です。特に初対面の犬に近づくとき、「しっぽを振っているから喜んでいる」と判断して不用意に距離を詰めると相手を刺激して咬傷事故に発展してしまう可能性があります。
不安・緊張
また意外に思うかもしれませんが、犬は不安や緊張を感じているときにもしっぽを振ります。この場合のしっぽ振りは『カーミングシグナル』の一種と考えられています。カーミングシグナルとは犬が不安や緊張を感じているときにとる特有の行動や仕草のことで、ストレスサインとも呼ばれるものです。犬はカーミングシグナルを発することで相手や自分の気持ちを落ち着かせ、不安や緊張を軽減しようとします。つまりしっぽを振ることでその場を和ませようとしているのでしょう。
勘違い注意!しっぽの動きから感情を読み取るときのポイント

同じしっぽ振りでも、全く真逆の意味もあって困惑するかもしれません。愛犬の感情を見誤らないためには、どこを注意して観察すればいいのでしょうか。
しっぽを振っている高さ
まず確認したいのはしっぽを振っている高さです。一言でいえば、位置が高いほどポジティブ、低いほどネガティブな感情であると読み取れます。喜んでいるときや嬉しいときには高い位置でしっぽを振りますが、低い位置の場合には警戒や威嚇の意味をはらんでいると考えていいでしょう。
しっぽを振っている速さ
またしっぽを振っている速さも重要です。興奮や嬉しさによる場合はまさにちぎれんばかりの猛スピードでしっぽを振りますが、不安が滲んでいたり警戒しているときにはそろりそろりとゆっくりしっぽを動かす傾向があります。
しっぽを振っているときの表情
何よりもわかりやすいのはしっぽを振っているときの表情です。犬は人間と暮らすうちに実に表情豊かに進化しました。愛犬の顔つきを見れば、ポジティブな感情なのかネガティブな感情なのかは一目瞭然ではないでしょうか。明るい笑顔でしっぽを振っていればそれは紛れもなく喜びの表現、逆に険しい表情で唸りながらしっぽを振っていれば警戒心の表れと読み取れるでしょう。
まとめ

犬の感情は実に素直にしっぽに表れます。人間のように嘘をつこうとしてもしっぽが許してくれないのです。そう思うと、たとえ言葉は通じなくても、ある意味では人間同士よりも簡単に、そして安心してコミュニケーションが取れる相手かもしれないですよね。せっかくの愛犬の感情表現を見逃さず、絆を深められるようになりましょう。



