『エアコンの冷房が苦手な犬』の特徴5選 愛犬が快適に過ごすために飼い主がすべきことまで

『エアコンの冷房が苦手な犬』の特徴5選 愛犬が快適に過ごすために飼い主がすべきことまで

近年の夏は猛暑日が続くことも多く、犬の熱中症予防にはエアコンの冷房が欠かせません。その一方で、犬によっては冷房が苦手で、体に負担がかかってしまうケースも……。この記事では、エアコンの冷房が苦手な犬の特徴や快適に過ごすためにできることをまとめました。

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記事の監修

2009年麻布大学獣医学部獣医学科を卒業。
2015年から横浜市内で妻と動物病院を営み、犬、猫、エキゾチックアニマルの診療を行なっています。
2024年現在、犬10頭、猫3頭、多数の爬虫類と暮らしています。
愛犬家、愛猫家として飼い主様に寄り添った診療を心がけています。
内科(循環器、内分泌など)、歯科、産科に力を入れています。

『エアコンの冷房が苦手な犬』の特徴5選

エアコンを振り返る犬

日本の夏は、エアコンが欠かせません。しかし、エアコンの冷房の温度が低すぎると、「肌寒い」と感じることもありますよね。犬も例外ではありません。

犬は言葉で「寒い」と伝えられないので、普段と違う様子が見られたら、冷房が効きすぎているサインの可能性も。まずはエアコンの冷房が苦手な犬の特徴をチェックしてみましょう。

1.体を丸めて寝る

いつもより体を小さく丸めたり、毛布の上で丸まっている様子を見せている場合は、犬が寒さを感じている可能性があります。

体を丸める姿勢は、体温を逃さないように自分の体を守っている状態です。寒さを感じて熱を逃さないようにしているサインなので、冷房の温度を見直してみましょう。

2.ブルブルと震える

人と同じように、犬も寒さを感じると体を震わせることがあります。もしもブルブルと小刻みに体を震わせている様子が見られたら、冷房の風向きを変えたり温度を上げたり対処してあげてください。

ただし、震えは痛みや病気が原因のケースもあるため、長時間続く場合はかかりつけの動物病院に連れていきましょう。

3.エアコンの風が当たらない場所へ移動する

家具の下にいる犬

ソファの陰やテーブルの下、日の当たる場所など、暖をとれそうな場所へ移動しているときは、「この場所は寒い」と感じているサインかもしれません。

特に、エアコンの風向きが下を向いている場合は、犬に直接冷風が当たっている可能性があります。風向きを少し上げるなど、設定を見直してみてください。

4.元気や食欲がなくなる

冷えによって体力を消耗すると、普段より元気がなくなったり、食欲が落ちたりすることもあります。

もしも冷房を使い始めてから「最近、なんだかぐったりしている時間が多い」「食欲が落ちている」と感じたら、エアコンの冷房の設定を見直してみてください。

ただし、逆に暑さでバテている可能性もあるため、室温や湿度をチェックし、愛犬の感じ方を正確に把握しましょう。

5.嘔吐・下痢などの消化器の不調がみられる

冷えが続くと、お腹が刺激されて下痢を起こす犬もいます。

下痢にはさまざまな原因が考えられますが、エアコンを使い始めたタイミングと重なる場合は、室温や風向き、風量も見直してみましょう。

犬にとって快適な冷房の温度は?除湿との使い分けも大切

エアコンを操作する

愛犬と一緒に過ごしていると、「冷房は何度に設定すればいいの?」「こんなに下げて大丈夫?」と疑問を持つ飼い主さんは多いでしょう。

一般的に夏場は、犬が快適に室内で過ごすためには、室温が24〜27℃程度になるよう調整するのがひとつの目安とされています。

ただし、犬種や年齢、健康状態によって快適な温度は異なるため、温度計を設置して愛犬の様子を確認しながら調整することが重要です。

また、湿度が高い日は除湿を活用することも検討しましょう。湿度が高すぎると体温調節がしづらくなるため、除湿機能を使うだけでも快適に過ごせることがあります。

一方で、除湿によって室温が下がりすぎてしまうケースもあるため、「冷房」と「除湿」を状況に応じて使い分けるとよいでしょう。

さらに、エアコンの風が犬に直接当たり続けないよう配慮することも大切です。風向きや風量も適宜調節してください。

愛犬が快適に過ごすために飼い主ができること

ブランケットをかける犬

犬が夏を快適に過ごすためには、エアコンの設定だけでは十分ではありません。他にも快適に過ごせるよう工夫を凝らしましょう。

  • エアコンの風が直接当たらないようにする
  • ハウスにブランケットを入れておく
  • 必要に応じて犬用の服を活用する
  • 冷感グッズだけに頼らない
  • 暖かい場所に自分で移動できるようにしておく

サークルやベッドをエアコンの風が直撃する場所へ設置してしまうと、逃げ場がなく、体が冷えすぎてしまいます。風向きを調整したり、設置場所を見直したりしてあげましょう。

また、犬自身が「少し寒い」と感じた時に避難できる場所を作ってあげることも大切です。クレートやハウスの中にタオルやベッドを入れておくと、自分で体温調節しやすくなります。

薄手の服を着せることで冷えを防げることもありますが、常時着せていると、皮膚病を発症するリスクが高まります。定期的に脱がせて蒸れないよう配慮してあげましょう。

まとめ

ソファの上でエアコンを操作する

夏の暑さ対策として冷房は欠かせません。しかし、犬によっては、冷えすぎによる体調不良を引き起こすこともあります。

「寒い」と感じているサインが現れているときは、環境やエアコンの設定を見直して、愛犬が快適に過ごせるように配慮してあげてください。

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