犬が人におしっこをかける理由

犬が人におしっこをかけるという行動は、飼い主にとっては非常に困った問題です。
飼い主自身が愛犬からおしっこをかけられてしまうこともありますし、愛犬がドッグランで他人におしっこをかけてしまうこともあるでしょう。
愛犬が来客に対しておしっこをかけてしまった場合では、驚きも恥ずかしさも申し訳なさもあり、様々な感情が入り混じってしまい、冷静ではいられなくなってしまうかもしれません。
犬が人におしっこをかける行動には理由があります。単なる嫌がらせではないのです。理由さえ分かれば、愛犬の気持ちも理解してあげられますし、適切に対処することができるでしょう。
1.縄張りを強く主張するためのマーキング
縄張りを強く主張するためのマーキングとして、犬が人におしっこをかけることがあります。
飼い主におしっこをかけたり、飼い主のバッグや服におしっこをかけたりするのは、「これは私の飼い主だぞ!」と、アピールするためです。
また、自分のものだと認識している飼い主や飼い主の物に対して、自分のおしっこのニオイを付けることで安心感を得ているのです。
よく自宅に遊びに来る人、よくドッグランで会う人、自分のことを可愛がってくれる近所の人など、“お気に入りの人”に対してもマーキングとしておしっこをかけてしまうことがあります。
2.過剰な興奮から排尿のコントロールができなくなっている

犬が人におしっこをかけるのは、過剰な興奮から排尿のコントロールができなくなっているからなのではないか、と考えることができます。
飼い主が帰宅したとき、大好きな人が遊びに来たとき、お散歩に連れて行ってもらえると分かったときなど、過剰な興奮から“うれしょん”をしてしまうことがあります。
オス犬であれば、足を上げておしっこをすることもあるため、たまたま人の足元にかかってしまったのでしょう。
子犬や若い犬によく見られる行動ですが、性格的に興奮しやすい犬の場合では、成犬や老犬になっても続くことがあります。
3.環境の変化による強いストレス
環境の変化による強いストレスが原因となり、犬が人におしっこをかけることがあります。
- 飼い主が結婚した
- 赤ちゃんが生まれた
- 引っ越しをした
- 新しい犬が家族に加わった
- 飼い主の生活リズムが変わった
このようなとき、不安な気持ちが強くなり、マーキング行動をするようになってしまうことがあります。
飼い主におしっこをかけたり、家具におしっこをかけたりし、自分のニオイによって安心感を高めようとしているのです。
人におしっこをかけるのをやめさせるためのしつけ

つい大きな声を出して叱りたくなってしまうかもしれませんが、適切ではありません。
マーキングが原因なのであれば、他人に近づくことがないよう、リードを短く持つなどし、愛犬の行動をコントロールしましょう。
他人と会う予定があるとき、来客があるときは、トイレを済ませておきましょう。マナーウェアの着用もおすすめです。
興奮したときに限っておしっこをかけてしまう犬に対しては、落ち着かせるための対応をしましょう。「おすわり」「待て」「伏せ」など、優しい声掛けをして指示を出しましょう。
まとめ

犬が人におしっこをかける理由を3つ解説しました。
- 縄張りを強く主張するためのマーキング
- 過剰な興奮から排尿のコントロールができなくなっている
- 環境の変化による強いストレス
犬が人におしっこをかける行動には、マーキングや興奮やストレスなど、様々な理由があります。一見すると困った行動ですが、愛犬からの何らかのサインなのです。
おしっこをかける行動だけでなく、日々の愛犬の様子や行動をよく観察し、愛犬の気持ちをよく理解し、配慮のある対応をしましょう。



