放っておくと危険な『犬の病気』5つ 絶対に見逃したくない初期症状とは?

放っておくと危険な『犬の病気』5つ 絶対に見逃したくない初期症状とは?

『放っておくと危険な犬の病気』についてまとめました。日々の愛犬の様子を観察することと気づきが大事です。進行や重症化をさせないために見逃してはいけない初期症状を解説します。

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記事の監修

めのうアニマルクリニック院長。猫が大好きなあまり、犬と猫を分けた動物病院を開院。「犬にも猫にも優しい動物病院」をコンセプトにしています。腫瘍学を得意分野としていますが、しつけに対しても力を入れており、パピークラスを開校して子犬のトレーニングを行っています。

放っておくと危険な犬の病気

聴診を受ける犬

犬は不調を言葉で訴えることができないため、見過ごされてしまいやすく、飼い主が気づく頃には進行していることがよくあります。

初期症状の段階で異変に気づくことができれば、重症化を防ぐこともできますし、長生きすることもできます。

放っておくと危険な犬の病気にはどのような病気があるのか、初期症状も合わせて解説します。

1.腎臓病

放っておくと危険な犬の病気には、腎臓病があります。とくに中高齢の犬の多く見られる病気です。

腎臓は、一度機能が低下してしまうと、元の状態に戻ることができません。そのため、早期発見をし、進行しないようにすることが大事です。

初期症状として、次のような症状が見られることがあります。

  • 水を飲む量が増える
  • おしっこ回数や量が増える
  • 食欲が少し落ちる
  • 体重が少し減る
  • 元気がなくなる

腎臓病では、嘔吐の症状がよく見られるのですが、嘔吐の症状が見られる頃には、かなり進行した状態である可能性が高いです。

“元気だし、たった一回吐いただけだから…”と安易に考えるのではなく、現在の愛犬の健康状態を確認するため、健康診断を受けましょう。

2.糖尿病

体重計に乗る犬

犬の糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンの分泌量が減ることによって発症します。

肥満が最大の原因であるとされており、運動不足や過剰栄養摂取によって、インスリン抵抗性を引き起こしてしまうのです。

また、遺伝子的要因によって、糖尿病を発症しやすい場合もあります。

初期症状として、次のような症状が見られることがあります。

  • 水を大量に飲む
  • おしっこの回数や量が増える
  • 食欲はあるのに痩せていく
  • 疲れやすくなる
  • 毛づやが悪くなる

3.心臓病

超小型犬や小型犬には、心不全や僧帽弁閉鎖不全症が多く見られます。先天性の心臓病には、肺動脈弁狭窄症があります。

また、高血圧や動脈硬化は、後天的な心臓病を引き起こすリスクを高めます。

初期症状として、次のような症状が見られることがあります。

  • 散歩中に疲れやすい
  • 咳をする
  • 呼吸が少し速い
  • 運動を嫌がる
  • 夜間や朝方に咳が出やすい
  • 安静時の呼吸数が増える

4.子宮蓄膿症

ワンピースを着た犬

子宮蓄膿症は、子宮内に細菌感染が起こり、膿が溜まる病気です。避妊手術を受けていないメス犬に発症します。緊急性が高く、早期発見と早期治療が命を守ります。

子宮蓄膿症は、発情後の黄体期に発症しやすく、ホルモンの影響によって、子宮内膜が厚くなり、免疫力が低下することが主な原因であるとされています。

原因菌には、大腸菌・レンサ球菌・ブドウ球菌などが挙げられます。

治療法には、内服薬もありますが、完治することはないとされています。子宮内に膿が溜まり続けるため、放置すると命を落とす危険が非常に高いです。

命を守るためには、外科手術を受けることが必須でしょう。

初期症状として、次のような症状が見られることがあります。

  • 水を大量に飲む
  • 元気がなくなる
  • 食欲がなくなる
  • お腹が張る
  • 陰部から膿が出る

5.歯周病

口の中の細菌は、毛細血管を使って全身へと運ばれていきます。心臓病や腎臓病の原因にもなりますし、歯周病菌は認知症にも深く関係しているとされています。

初期症状として、次のような症状が見られることがあります。

  • 口臭がある
  • 口臭がきつい
  • 歯石が付着している
  • 歯茎が真っ赤になっている
  • よだれが多い
  • 唾液にねばりがある
  • ごはんを食べづらそうにしている

成犬の8割が歯周病を患っているとされています。犬の歯周病は、毎日の歯磨きと定期的な歯科検診によって防ぐことができます。

まとめ

診察台、レトリバー

放っておくと危険な犬の病気を5つ解説しました。

  • 腎臓病
  • 糖尿病
  • 心臓病
  • 子宮蓄膿症
  • 歯周病

毎日の観察と何気ない気づきが大切です。「おかしいかも…」「いつもと違うかも…」と感じることがあれば、すぐにかかりつけの獣医師に相談しましょう。

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