犬が『夏バテ』しているときの危険な症状4選 放っておくと命を落とす可能性も…

犬が『夏バテ』しているときの危険な症状4選 放っておくと命を落とす可能性も…

最近の夏の暑さは犬も人間も『夏バテ』不可避。ですが「ただの夏バテでしょ」とたかを括っていると、愛犬の命に関わる事態に発展してしまうこともありえます。今回は見逃せない『夏バテ』の危険な症状について解説します。

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記事の監修

めのうアニマルクリニック院長。猫が大好きなあまり、犬と猫を分けた動物病院を開院。「犬にも猫にも優しい動物病院」をコンセプトにしています。腫瘍学を得意分野としていますが、しつけに対しても力を入れており、パピークラスを開校して子犬のトレーニングを行っています。

即対応!犬が夏バテしているときの危険な症状

暑そうにしている犬

おやつや好物も食べない

夏バテで食欲がなくなってしまうのは犬も人間と一緒です。いつもの種類と量のフードを与えているのに暑くなってきてから食いつきが悪い、食べ残すといった場合、夏バテが疑われます。

それでも半分程度は食べていたり、おやつであれば食べるといった状況であればいったんは様子見でかまいませんが、深刻なのはおやつや好物の食べ物であっても口にしないという場合です。必要なカロリーや栄養素が摂取できないだけでなく、より重篤な体調不良の可能性があるためすぐに動物病院を受診しましょう。

呼吸が異常に速い

犬は全身を被毛に覆われているため、人間のように皮膚に汗をかいて気化熱により体温を下げるということはできません。代わりに口を開けて「ハッハッ」と息を吐くパンティングによって体温を調節しています。

そのため多少のパンティングは正常な生理反応ですが、注意したいのはパンティングがいつまでも終わらなかったり呼吸のリズムが異常に速いという場合です。体温が上がりすぎていて危険な状態に陥っている可能性があります。

歯茎の色が黒っぽい

パンティングをしている際に犬の口の中をチェックしてみてください。歯茎や舌の色が赤紫色だったり黒ずんでいたりする場合、血中酸素濃度が著しく低下した酸欠状態になっていることが疑われます。これは熱中症の症状としてもかなり危険度の高いものですので、気づいたら早期に対処が必要です。

ぐったりして動けない

全身がぐったりと脱力していて起き上がれない、揺すっても反応が薄いなど、意識が混濁していると思われる状態はもはやただの夏バテで片付けていいレベルを大きく超えており、非常に危険です。そのままにしていると直ちに命にも関わります。

体を冷やすなどの応急処置を施したうえで、抱きかかえてでも動物病院に駆け込みましょう。

夏を乗り切るために!取り入れたい犬の夏バテ対策

温度計と犬

冷房機器を上手に活用する

近年の夏の暑さを乗り越えるためには冷房機器の利用を欠かすことはできません。また快適に過ごすためには温度だけでなく湿度の調整もとても大切になります。犬は気温は23〜25度前後、湿度は50%程度が適切と言われています。

近年は地球温暖化による記録的な猛暑が続いているため、犬の屋外飼育(外飼い)は夏場に限らず熱中症のリスクが非常に高くなります。愛犬の命を守るためにも、基本的には通年での室内飼育を強く推奨します。

スープで水分補給・栄養補給を促進する

夏バテで食欲不振に陥ってしまう子は少なくないですが、食欲不振の状態が長く続くと夏バテを加速させる負のループに陥ってしまいます。そんなときにおすすめなのがスープやお出汁です。

温かいスープやお出汁は香りが立つので犬の食欲をそそります。いつものフードに温かいスープやお出汁をかけてあげると食いつきがアップするだけでなく、一緒に水分補給もできるので熱中症のリスクも下げることができます。

お散歩は涼しい時間に

外が暑いからとお散歩を怠っていると犬は運動不足になってストレスを抱えてしまいます。かといって日中のお散歩は足裏の火傷や熱中症のリスクが高いためおすすめはできません。

日が高くなる前の早朝や日が沈んだ後の夜など、涼しい時間帯を狙ってしっかりお散歩をすることも夏バテ対策の1つです。

まとめ

氷をかじっている犬

犬は基本的に寒さには強いものの、暑さは苦手としています。特に寒冷地原産の犬種や、子犬やシニア犬などの場合には要注意です。愛犬も飼い主さんも夏バテせずに元気に夏を乗り切れるよう、できる限りの対策を徹底したいですね。

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