ただのストレッチ?犬がグーンと伸びをする理由

寝起きのストレッチ
犬の伸びを一番よく見るのは、寝起きのタイミングではないでしょうか。寝起きの伸びはまさにストレッチ。背中を伸ばしたかと思うと今度は足を1本ずつ「ウーン」と伸ばし、体の隅々まで意識を行き渡らせることで活性化し、「さあ、起きるぞ!」と気分を切り替えているのです。
リラックスしたい
気分の切り替えは「静」から「動」に向かう場合だけではありません。伸びーっとストレッチをしたまま、ペタンと伏せてしまうことはないでしょうか。こんなときはまさにこれからリラックスしてゆっくりしたいという意思表示。「動」から「静」にスイッチを切り替えているのです。
相手を遊びに誘う
伸びをするときのポーズとよく似ているけれど異なるのが、いわゆる『プレイバウ』のポーズです。上半身を低くしてお尻をプリッと突き出し、相手に向かってしっぽをフリフリするのは「一緒に遊ぼうよ!」というサインです。
要注意!見逃せない伸びのポーズ

上記の通り、愛犬がとる伸びのポーズは見守っているだけで問題のないものがほとんどですが、中には注意すべきものがあります。
カーミングシグナル
伸びのポーズをやたらと繰り返す場合、カーミングシグナルである可能性があります。カーミングシグナルとは、犬が不安や緊張を感じたときに自分や相手の気持ちを落ち着かせるためにとる特有の行動で、いわゆるストレスサインです。身を置いている環境や目の前の相手にストレスを感じている可能性があります。
相手を警戒している
カーミングシグナルとやや似ていますが、より攻撃的な意味で伸びをする場合もあります。これは伸びというよりも相手に飛びかかるための準備体制と言えます。上半身を低くしながら「ウーッ」と低い声を上げたり、歯をむき出したりしている場合、「それ以上近づいたら攻撃するぞ」という威嚇の意味があります。むやみに近づいたり刺激したりすると咬傷事故に発展する可能性もあるため、要注意です。
腹部に違和感がある
繰り返す伸びには精神的な不調だけでなく、身体的な不調が原因となっている場合があります。お腹に何らかの違和感があり、痛みや不快感を軽減するために伸びを繰り返すのです。伸びを繰り返す他にも元気がない、嘔吐・下痢をしているなど、他の異常が伴う場合には動物病院を受診しましょう。
脱臼を治そうとしている
歩いているときや走っているときに後ろ足をピーンと伸ばす行為を繰り返す場合、膝蓋骨脱臼の疑いがあります。膝蓋骨脱臼とはいわゆる膝のお皿がずれてしまう病気で、超小型犬や小型犬に好発することが知られています。足をピーンと伸ばすのは、ずれてしまったお皿に違和感を覚えて脱臼を自分で治そうとしている行動です。足を伸ばした後にケンケンのようにして歩くといった特徴が見られます。重症化すると手術も必要となるため、気づいた場合は早めに獣医師の指示を仰ぎましょう。
まとめ

愛犬が伸びをしてストレッチしているのを見かけたら、飼い主さんも一緒にストレッチしてみるのもおすすめです。一緒に気持ちを切り替え、健康に過ごせるかもしれませんよ。



