犬があごを震わせているときの心理

愛犬があごを震わせているのを見たとき、ほとんどの飼い主が不安に思うことでしょう。今すぐに動物病院へ行くべきなのではないかと、焦ってしまうこともあるかもしれません。
犬があごを震わせることには、肉体的な病気が関係している場合もありますが、心理的な理由が関係している場合もあります。
感情の変化や自然な反応として、あごを震わせることがあるのです。
1.強い緊張や不安
犬があごを震わせているとき、強い緊張や不安を感じていることがあります。
初対面の他人から撫でられているとき、見知らぬ犬を目の前にしたとき、動物病院の待合室にいるとき、シャンプーのために浴室にいるときなど、強い緊張や不安からあごを震わせることがあります。
緊張や不安を感じると、自律神経が刺激され、体が無意識に震えるのです。その震えが、あごの震えに強くあらわれているのです。
緊張や不安による震えは、ほとんどの犬に見られる自然な現象です。あごにまで震えが見られるのは、怖がりな性格だからかもしれません。
2.嬉しくて興奮が高まっている

犬があごを震わせているのは、嬉しくて興奮が高まっているからです。
犬が嬉しくて興奮が高まっているとき、おおはしゃぎしてしまうことがよくあります。しかし、体を激しく動かしてしまうことをグッと我慢しているとき、あごが震えてしまうことがあります。
おおはしゃぎすると、飼い主から「危ないよ」と注意されたり、叱られてしまった過去があったりするからかもしれません。
あごは震えてしまうかもしれませんが、犬が嬉しさや興奮にグッと耐え、自分の行動をコントロールすることができている、と捉えることができます。
3.フェロモンのニオイを嗅いで興奮している
犬があごを震わせているとき、フェロモンのニオイを嗅いで興奮していることがあります。
発情期を迎えたメス犬のフェロモンのニオイを嗅いだとき、興奮する気持ちからあごが震えてしまうことがあります。カタカタと小刻みに震えるのが特徴です。
お散歩中、地面のニオイを嗅いだとき、あごを震わせることがあるのですが、発情期を迎えた犬のフェロモンのニオイが落ちていたのでしょう。その場所に排泄物が落ちている可能性があります。
愛犬があごを震わせているとき治療が必要な注意すべき症状

犬のあごの震えには病気や痛みが関係していることがあります。最も注意すべきは「歯周病」「口内炎」「歯の破折」などの口腔内トラブルです。
口の中にトラブルが起きているとき、あごをカタカタと震わせることがあります。合わせて注意したいのは「強い口臭」「止まらないよだれ」「食べづらそう」「食べられない」などの症状です。
ひとつでも当てはまる症状があれば、すぐに動物病院で診てもらいましょう。
また、あごの震えには、「神経系の病気」や「てんかん」が関係していることがあります。あごの震えが止まらないとき、歩き方がおかしいとき、元気も食欲もないというときは、すぐに動物病院で診てもらいましょう。
まとめ

犬があごを震わせているときの心理を3つ解説しました。
- 強い緊張や不安
- 嬉しくて興奮が高まっている
- フェロモンのニオイを嗅いで興奮している
犬があごを震わせることには、感情・興奮・病気など、様々なことが関係しています。愛犬のあごが震えるときは、仕草や行動や様子をよく観察しましょう。
あごを震わせること以外にも症状がある場合には要注意です。あごの震えによって、お水を飲むことができない、ごはんを食べることができないといった場合には、獣医師に相談しましょう。
“たまにだけどあごが震えることがあって気になっている”という場合には、愛犬のあごが震えている様子を動画に記録しておき、診察のときに獣医師に見せるとよいと思います。



