犬は自分の『名前』を理解しているの?

毎日のように愛犬の名前を呼ぶ中で、「犬って名前を理解しているのかな?」と疑問に思うことはありませんか。結論から言うと、多くの犬は自分の名前をある程度理解していると考えられます。
しかし、人間のように「これが私の名前」と理解しているのではなく、「飼い主が自分に指示を出すときの合図」や「この言葉が聞こえたら良いことが起こる」など、それまでの経験則から言葉の意味を導き出しているのです。
つまり、犬にとって『名前』は、コマンドの一種であり、飼い主との絆を深めるためのコミュニケーション手段でもあります。
名前を呼んでも反応が薄い理由は?

名前を呼んだとき、愛犬からの反応が薄いと「あれ?どうしたんだろう?」と不安になりますよね。名前を呼んでも反応が薄いとき、どんな理由が考えられるのでしょうか。
まだ「名前」を覚えていない
1つ目は、まだ『名前』を聞き慣れていないために覚えていないという理由です。特に、家にやってきて1ヶ月目までの犬であれば、まだ名前を聞き始めたばかりなので、その言葉が自分を呼ぶ合図であると理解できていない犬も多いでしょう。
外部刺激で飼い主の声に集中できていない
周りからの音やニオイなどの刺激に気を取られてしまい、飼い主の声に集中できていないことがあります。例えば、散歩中や屋外で遊んでいる最中は、周りの気になる音やニオイに興味が移ってしまい、飼い主の名前を呼ぶ声が耳に入っていないことも。
もしも散歩中や屋外で名前を呼んでも反応が薄いという場合は、刺激の少ないタイミングで再度、名前を呼んでみましょう。
「名前=怒られる」とインプットしている
愛犬が悪いことをしたとき、叱っている最中に『名前』を強く呼んでいませんか。もしも怒っているときにばかり名前を呼んでいると、「名前=怒られる」と認識している可能性があります。
すると、名前を呼ばれるたびに「怒られるかも」と嫌な感情が沸き起こり、名前を呼ばれても反応しなくなる犬もいるので注意してください。
「名前」が日常音になっている可能性も
あまりにも名前を連呼していると、名前を"合図"ではなく"日常音"として捉えてしまう犬もいます。毎日のように聞こえる日常音には、犬も特別な反応を見せません。名前を意味もなく呼びすぎると、この日常音に含まれてしまい、「聞き流していい言葉」になってしまいます。
したがって、意味もなく愛犬の名前を連呼することは控えましょう。
犬に名前を学習させる方法

犬に名前を学習させるためには、「名前を呼ばれたら良いことが起こる」とポジティブな場面と紐付けさせるのが最も効果的です。ぜひ以下の方法で、少しずつ愛犬に「呼ばれている」と認識させましょう。
- 名前を呼んで目が合ったら褒める
- 短くハッキリとした発音で呼ぶ
- 名前を呼んで褒める
- 楽しい場面で名前を積極的に呼ぶ
- 毎日自然な流れで少しずつ名前を呼び続ける
名前を呼ぶときは、必ず愛犬を見て、短くハッキリとした聞き取りやすい声で呼んでください。また、声に反応して近寄ってきたら、必ず「〇〇(名前)、いい子だね〜!」と褒めてあげましょう。
このように名前と良い出来事を毎回紐づけることで、名前が「自分を呼ぶ言葉だ」と認識するだけでなく、「良いことが起こるかもしれない!」と大きな反応を見せてくれるようになります。
名前を呼んではいけないタイミングやNGな使い方とは?

反対に、以下のようなタイミングで名前を呼んでいると、犬は「名前=嫌なことが起こる前触れ」と認識してしまい、反応してくれなくなることもあります。
- 強く叱るとき
- 苦手なことをするときだけ名前を呼ぶ
- 意味もなく何度も連呼する
- 興奮状態の時に強く名前を呼ぶ
なるべく愛犬にとってネガティブな場面では、名前を使うことは控えるようにしましょう。どうしても使わなければいけない場面では、名前を使っても良いですが、名前を呼ぶのは一度のみにとどめたり、他の楽しい場面でも積極的に名前を呼ぶようにしてください。
まとめ

犬にとって名前は、単なる『コマンド』ではありません。飼い主とのつながりを感じるきっかけにもなります。だからこそ、「呼ばれると嬉しい」「良いことがある」と思わせるような経験を積み重ねることが大切です。ぜひ日常の中のポジティブな場面で、積極的に名前を呼んであげてくださいね!



