夜に愛犬を散歩させるときの『絶対NG行為』4選 安全に歩くための対策とは?

夜に愛犬を散歩させるときの『絶対NG行為』4選 安全に歩くための対策とは?

夜の散歩は、昼間とは違う危険が潜んでいます。「これくらい大丈夫」という油断が、愛犬を事故やトラブルに巻き込むかもしれません。暗い道で避けるべき行動と、今日からできる安全対策について解説していきます。

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記事の監修

めのうアニマルクリニック院長。猫が大好きなあまり、犬と猫を分けた動物病院を開院。「犬にも猫にも優しい動物病院」をコンセプトにしています。腫瘍学を得意分野としていますが、しつけに対しても力を入れており、パピークラスを開校して子犬のトレーニングを行っています。

夜に犬を散歩させる時の「絶対NG行為」4選

夜散歩中の犬

1.黒っぽい服での散歩

夜道において、黒や紺などの暗い色の服は背景に溶け込んでしまい、車や自転車の運転手からはほとんど見えません。飼い主が黒い服を着ていると、運転手は「そこに人がいる」と気づくのが遅れ、衝突事故につながる恐れがあります。

また、犬の毛色が黒や茶色の場合はなおさら危険です。自分たちの存在を周囲に知らせることができない服装で歩くことは、暗闇の中に隠れて歩いているのと同じことだと認識しましょう。

2.スマホを見ながらの「ながら歩き」

暗い中でスマホの画面を見ていると、目が光に慣れてしまい、周囲の暗闇がさらに見えにくくなります。この状態で歩くと、足元に落ちている割れたビンや、他の動物の糞、あるいは毒性のある食べ物などの「拾い食い」に気づけません。

また、背後から音もなく近づいてくる自転車や歩行者への反応も遅れてしまいます。夜の散歩は、愛犬の様子と周囲の状況を常に確認できるよう、スマホはカバンにしまっておきましょう。

3.リードを長く伸ばしすぎる

伸縮リードを長く伸ばして歩くのは、夜間は非常に危険な行為です。暗い場所では、細いリードの紐が通行人や自転車から見えず、紐に足を引っかけて転倒させてしまうトラブルが多発しています。

また、急に曲がり角から車が出てきた際、リードが長いと愛犬をすぐに手元へ引き寄せることができず、事故に直結します。夜間はリードを短く持ち、飼い主のすぐ横を歩かせるのが、お互いの身を守るための鉄則です。

4.ノーリード(放し飼い)

「うちの子は賢いから離しても大丈夫」という考えは、夜間では通用しません。夜は突然のバイクの音や、暗闇から現れた猫などに驚き、愛犬がパニックを起こして走り出してしまうリスクが高いからです。

一度見失ってしまうと、暗い中では愛犬を見つけることは困難を極めます。ノーリードは脱走や交通事故の原因になるだけでなく、周囲の人に恐怖心を与えてしまうため、場所を問わず絶対にやめましょう。

夜の散歩に潜むリスクとは?

暗い散歩道

夜の道には、昼間には想像もつかないようなリスクがいくつも隠れています。最大のリスクは「視認性の低下」です。人間が思っている以上に、車の運転席からは歩行者や小さな犬の姿は見えていません。

また、暗い道では段差が見えにくいため、飼い主が足を踏み外して転倒し、リードを離してしまうという二次被害も起こり得ます。

さらに、夜行性の野生動物との遭遇や、不審者によるトラブルなど、防犯面での警戒も必要です。夜の散歩は、これらすべてのリスクが同時に存在しているという危機感を持つことが大切です。

愛犬を守るための安全対策

懐中電灯を持つ人

危険が多い夜の散歩ですが、事前の準備をしっかり整えれば安全に楽しむことができます。対策のキーワードは「光」と「確認」です。

愛犬を事故から守るためには、周囲に自分たちの位置をアピールすること、そして飼い主が愛犬の安全な動線を確保することが欠かせません。

光るアイテムの活用

夜散歩の必須アイテムは、自ら光を放つ「LEDライト」です。首輪全体が光るタイプや、リードに取り付けるクリップ型のライトを活用しましょう。

反射材は光が当たらないと光りませんが、LEDライトなら自ら発光するため、遠くにいる車にも存在を知らせることができます。

色は、視認性が高いオレンジやピンク、緑などがおすすめです。愛犬の首元が光っていれば、暗い場所で愛犬がどこを向いているかもすぐに分かります。

飼い主も目立つ工夫を

愛犬だけでなく、飼い主自身も目立つ格好をすることが重要です。白い上着を羽織ったり、反射材がついたタスキやキーホルダーを身につけたりしましょう。

車を運転している人から見て、「あそこに人がいる」と認識されれば、その近くにいる犬にも注意を払ってもらいやすくなります。

特に、愛犬を車道側に歩かせないようにしつつ、飼い主自身が壁となって周囲からの視線を確保するような意識を持つと、より安全性が高まります。

懐中電灯を持ち歩く

足元を照らすための懐中電灯も忘れずに持参しましょう。最近は、両手が自由に使えるヘッドライトや、首からかけるネックライトも人気です。

懐中電灯があれば、愛犬が草むらで何かを拾い食いしようとした際、すぐに中身を確認して止めることができます。

また、愛犬が排泄をした際の後始末も、ライトがあれば取り残しがなくスムーズに行えます。夜の道で「何が落ちているか見える状態」にすることは、健康管理の面でも大切です。

散歩コースの見直し

夜の散歩ルートは、昼間と同じである必要はありません。なるべく街灯が多く、歩道と車道がガードレールなどでしっかり区別されている道を選びましょう。

また、あまりに人気がない場所や、狭くて見通しの悪い路地は、防犯の観点からも避けるべきです。

明るく開けた道を選ぶことで、不慮のトラブルに巻き込まれる確率を大幅に下げることができます。毎日決まった明るいルートを通ることは、愛犬の安心感にもつながりますよ。

まとめ

夕暮れの散歩

夜の散歩で最も大切なのは、飼い主が「見えているだろう」という思い込みを捨てることです。

光るグッズを使い、周囲に存在をしっかり知らせるだけで、事故の危険は大きく減らせます。愛犬との静かな夜の時間を、不安なく笑顔で過ごせるよう、まずは服装や持ち物のチェックから始めてみましょうね。

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