犬の甘噛みを放置した際のリスク

子犬によく見られる甘噛みは可愛らしい反面、「このまま放っておくとどうなるの?」と不安になりますよね。成長した愛犬が甘噛みをやめない場合も注意しなければなりません。
以下では、犬の甘噛みを放置した際のリスクについてまとめました。
噛み癖が定着する
犬の甘噛みを放置すると噛み癖が定着してしまいます。子犬のうちは好奇心や歯が生える際のむず痒さから甘噛みすることが多いですが、「まだ子犬だから」と放置するのは危険です。
早い段階で正しい対処を行い、噛み癖の定着を回避させなければなりません。
ケガをさせる危険性

子犬の甘噛みは我慢できる範囲だったとしても、成犬の本気噛みは話が別です。発達した犬が本気で噛み付くと、流血するほどの大きなケガを負う危険があります。
噛まれた傷口から雑菌が侵入して感染症を起こす可能性もあり、大型犬が子どもや高齢者を噛んでしまうと、重症や致命傷になるケースも少なくありません。
万が一他人や他人のペットを噛んでしまった場合は、治療費や慰謝料の賠償義務が生じます。飼い主としての責任が問われるといった事態は避けたいものですね。
支配的な態度が強まる
子犬のうちはじゃれているだけだったのが、成犬になると「おやつをくれ」「遊べ」といった要求の手段として定着することもあります。
「噛めば思い通りになる」「強く噛んでも許される」と支配的な態度が強まると、犬が優位に立とうとする場合があります。噛み付く愛犬を「怖い」と感じるようになれば、やがて信頼関係が崩壊してしまうでしょう。
愛犬に対する愛情も薄れてしまい、緊張状態から通常の生活が送れなくなる可能性もゼロではありません。
本気噛みに発展させないためのしつけ方法

犬は力加減を学習しないまま成長してしまうため、甘噛みを放置するのは大変危険です。ここでは、本気噛みに発展させないためのしつけ方法をまとめました。
「痛い!」と反応してその場を離れる
犬が噛みついたら瞬時に「痛い!」とハッキリと反応し、その場を離れるようにします。遊びも中断させて、犬に声をかけずに別の部屋に行って様子を見るのもよいでしょう。
「噛んだら楽しいことが終わってしまう」と理解するまで、根気強く何度も繰り返します。
噛んでいいものを明確にする

犬が物を噛む行為自体は本能的な行為なので、やめさせる必要はありません。ただし、噛んでいいものを明確にすることが重要です。
犬用のおもちゃを用意しておき、人の手を噛もうとした瞬間に差し出します。思い切り噛んでも壊れないロープや人形などの丈夫な犬用のおもちゃがおすすめです。
クールダウンを定着させる
犬は興奮状態に入ると狩猟本能が刺激され、思わず噛みついてしまう傾向があります。遊んでいる中で興奮が高まってきたら、一度「お座り」や「伏せ」をさせてクールダウンさせましょう。
とくにロープの引っ張りごっこなどは興奮しやすく、噛む力も強まります。本気噛みに発展させないためにも、「ウー」と唸り声を上げる前にクールダウンさせる癖をつけるのがおすすめです。
運動不足やストレスの解消
エネルギーがあり余っていたり、ストレスが溜まっていたりすると甘噛みや破壊行動が強くなる傾向があります。この機会に散歩時間や愛犬とのコミュニケーション時間を見直してみてください。
天候に左右されやすい季節は、室内遊びを充実させるとよいでしょう。
まとめ

犬の甘噛みは決して放置せずに、早い段階で対処を行う必要があります。すでに本気噛みに発展し、ケガを負う可能性がある場合はドッグトレーナーなどの専門家に相談することをおすすめします。
くれぐれもケガをしないよう注意を払いながら、愛犬のしつけに当たってみてください。



