歩き方でわかる犬の気分

心も弾む軽快な足取り
小走りするような犬の軽快な歩様を『トロット』と呼びます。ちょうど馬が軽く流して走っているときのような走り方です。このトロットの走り方をしているとき、犬は「気分が乗っている」状態と考えられます。
楽しみにしていたお散歩の時間にワクワクしている、飼い主さんと一緒に歩くのが嬉しいなど、とてもポジティブな心理状態です。顔つきもニコニコと明るいことが多いのでこちらも楽しくなってしまいますね。
興奮やまずにグイグイ進む
飼い主さんを引っ張るようにグイグイと進んでいく、歩くというよりも走るに近いペースでどんどん前に向かっていくという場合、興奮が最高潮で気持ちを抑えられない状態です。
場合によってはトイレを我慢していて早く用を済ませたいという可能性もあります。用を済ませれば落ち着いて歩けるというときは問題ありませんが、常にグイグイ引っ張って歩くという場合はリーダーウォークのトレーニングが必要かもしれません。
帰りたくない牛歩戦術
お散歩の後半になるとやたら足取りが重くノロノロと歩く、飼い主さんがリードを引っ張ると抵抗するように足を踏ん張るといった場合は、楽しいお散歩の時間が終わるのがイヤで牛歩戦術をとっているのでしょう。
気持ちは非常にわかるものの、飼い主さんとしては困ってしまう歩き方です。
散歩中に注目したい愛犬の動作

スキップは楽しんでいるわけじゃない
弾むような軽快な歩き方はポジティブな気持ちの表れとご紹介しましたが、弾むといっても『スキップ』はまた別です。犬は人間と違って楽しいからといってスキップをすることはありません。
もしも愛犬がスキップしているように見えた場合、それは膝蓋骨脱臼(パテラ)という疾患の症状である可能性が高くなります。
膝蓋骨脱臼は特に小型犬に多く、膝のお皿がズレてしまう病気です。治療が必要となるため動物病院に相談しましょう。
モンローウォークは誘惑じゃない
お尻を見せつけるように腰をクネクネさせながら歩く『モンローウォーク』は、人間界ではしばしば相手を誘惑する煽情的な歩き方とされます。犬もこのような歩き方を見せることがあるのですが、実はこれも病気のサインです。
大型犬に多く発症する股関節形成不全という病気で、股関節の骨のかみ合わせが悪くなって不安定になってしまう病気です。こちらも早めに獣医師の指示を仰ぎましょう。
歩き方でライフステージの変化がわかることも
歩き方からわかるのは犬の気持ちや病気の有無だけではありません。わかりやすいのがライフステージの変化です。パピー期はグイグイとやんちゃに突き進んで歩き、成犬期はトロットでお散歩を楽しみ、シニア期に入ると地面を踏み締めるようなゆったりとした歩き方に変わります。
愛犬のライフステージが変わったことに気づいたら、食生活や住環境などをライフステージに合わせて変えるタイミングです。
まとめ

お散歩は毎日のことだけに、ともすると漫然と歩くだけになってしまいがちです。しかし愛犬の歩き方や動作、ふるまいに気を配ることで新しい発見があるかもしれませんよ。



