1.頻繁にお風呂に入れる

食事や運動、睡眠といった日常生活の中で、犬と人間で大きく異なるのがお風呂に入る頻度かもしれません。
私たち人間の場合、基本的には毎日シャワーを浴びたり湯船に入ったりすることがあると思いますが、犬には必要がないことだと考えられています。
家の中で犬を飼っていると、清潔さを求めて毎週お風呂に入れる人などがいるようですが、それは犬の心身にとって負担をかけることなので控えた方がいいでしょう。
犬の皮膚の厚みは人間の1/4程度しかなく、とてもデリケートです。そのため、頻繁に洗うことで皮膚を守る皮脂を過剰に洗い流してしまい、バリア機能を低下させてしまいます。
洗いすぎることで皮膚や被毛を乾燥させるだけでなく、炎症を引き起こす可能性もあるので注意しなければなりません。
犬の全身を洗うのは、1か月に1回を目安にして、足や口まわりなど汚れやすい部分だけ必要に応じて拭いてケアをするといいでしょう。
ただし、皮膚疾患のある犬が治療用のシャンプーを使用する場合などは、獣医師の指示の通りに使用するようにしてください。
2.常に洋服を着せる

犬に洋服を着せている人は少なくありません。
見た目が可愛いという理由だけでなく、暑さ・寒さや抜け毛対策として着せたり、皮膚の保護のために着せたりすることもあるでしょう。
犬用の靴や靴下も、けが予防やすべり止めのために利用する人も増えてきました。
このように、必要に応じて洋服やファッションアイテムを使い分けることはいいことだと思います。
しかし、何も考えずに常に犬に洋服を着せておくと、思わぬトラブルを招く恐れがあるので注意してください。
犬は元々被毛で皮膚が守られていて、保温機能も持っています。その上から洋服を着せると、状況によっては熱や湿度がこもってしまうことがあります。
その結果、犬が熱中症になったり皮膚疾患を引き起こしたりすることがあるので、特に室内では、室温や湿度に合わせて使い分けるようにしましょう。
また、子犬や老犬は体温調節がうまくできないことがあるので、年齢やライフステージに合わせることも大切です。
3.ご飯やおやつを分けてあげる

飼い主さんが食事をしていたりおやつを食べていたりすると、食べることが好きな犬は興味を持って近寄ってくることが多いと思います。
そのようなとき、キラキラとした目で「ちょうだい!!」と甘えられると、つい“おすそわけ”してあげたくなるのではないでしょうか。
そうしたことが続くと、犬は飼い主さんの食事のときに自分も何かもらえることを学習してしまい、飼い主さんにとっても「少しだけだから」と習慣になってしまうことがあります。
こうした食習慣が続くと、ほんの少しであっても長年の積み重ねで犬の肥満や疾患の原因になってしまうことがあるので注意してください。
特に人間用に調理された食べ物は、犬にとって塩分や糖分が多すぎる可能性があるので、習慣的に与えることは控えましょう。
4.大きな音で音楽や映画を楽しむ

リラックスできる自宅で、大好きな音楽や映画を思い切り楽しんでいる飼い主さんもいると思います。
それはとても素敵な趣味ですが、愛犬も一緒に過ごしている部屋では音量に少しだけ配慮してあげてください。
犬は聴覚が優れていて、とても敏感です。特に、警戒心が強く繊細なタイプの犬は、突然聞こえてきた大きな音や長く鳴り響く音にストレスを感じてしまうことがあります。
お腹に響くような重低音や突発的に聞こえてくる大きな音は、犬を驚かせてしまうことがあるということを理解してあげましょう。
犬がゆっくり眠っているときなどは、音量に気を付けたりヘッドホンを使用したりといった配慮をしてあげると犬も安心して休めると思います。
まとめ

犬を大切な家族だと考えて一緒に生きていくことは、飼い主として必要な思いです。
しかし、犬を擬人化して人間と同じ生活や習慣を求めるのは、犬にとって大きな負担となってしまうことがあることを覚えておきましょう。
犬も人もお互いに心から幸せでいられるように、犬にとって本当に必要なことは何かをしっかりと考えてあげてくださいね。



