犬が飼い主の喧嘩を仲裁する心理3つ

1.平穏を取り戻したい
犬は元々群れ社会で生活をしていた動物を祖先に持つため、一緒に暮らしている相手を仲間や家族として考えるといわれています。
野生の世界では、命を守るためにお互いが助け合うことが必要で、狩猟をするうえでもチームワークはとても大切です。
群れの中で争いごとや揉めごとが起こると、リーダーや仲間がそれをおさめようとして様々な行動をすると考えられています。
そのため、現代の犬も家族の中で喧嘩が起こると「落ち着かせなくちゃ!」「いつも通りに戻ってほしい」と思って、仲裁に入ることがあります。
家族が仲良くいてほしいという気持ちには、群れ社会で生きていた動物の本能が影響しているのかもしれません。
2.大きな音や暗い雰囲気が苦手
家族が喧嘩をしていると、大きな声を出したり大きな音を立てて物を置いたりすることもあると思います。
聴覚が優れている犬は、突然聞こえる大きな音や声に不安やストレスを感じることがあります。
また、家庭の中で喧嘩が起こると、どうしても家の雰囲気が暗くなったり重くなったりしがちです。
そうしたことを怖がったり苦手だと感じたりする犬は多いため、喧嘩を終わらせて雰囲気を変えたいと思うのも当然でしょう。
3.飼い主さんの笑顔が見たい
犬は人間の顔をよく観察していて、表情や声色から感情を読み取る力があると考えられています。
特に飼い主さんのことはとてもよく見ていて、飼い主さんに笑ってもらいたくて様々な仕草や行動をする犬も少なくありません。
喧嘩をして怒ったり落ち込んだりしている飼い主さんに、いつものように笑ってほしくて仲裁するような行動をする犬もいます。
犬は人間が揉めているのがわかる?

家族の喧嘩を仲裁しようとしているように見える犬は多くいますが、そもそも犬は人間が揉めていることを理解しているのでしょうか?
もちろん、犬は人間の言葉を正確に理解することはできませんが、人間の表情や声のトーン、仕草などからその感情を推測したり共感したりするとされています。
そのため、家族が喧嘩しているときや飼い主さんが不機嫌になっているときなどに、その気配を察知することは十分に考えられます。
ただし、大きな声を出していたり怒って興奮していたりする様子を見て、遊んでいると勘違いしてしまうこともあります。
特に子供同士が喧嘩しているところを見て、「仲間に入れて!」とばかりに参加しようとする犬もいます。
犬が喧嘩を仲裁するときに見せる行動

犬が飼い主さんの喧嘩を見てそれを止めようとするときには、以下のような行動を見せます。
- 喧嘩している家族に割り込む
- 喧嘩している人の周りをウロウロする
- 怒っている人の手や顔を舐める
- 喧嘩している人のところにおもちゃを持ってくる
- 飼い主さんが喧嘩している相手に吠える
- 不安やストレスのカーミングシグナルを見せる
愛犬がこのような様子を見せているときは、喧嘩をしている飼い主さんを心配していたり、その場の雰囲気にストレスを感じていたりすることが考えられます。
家族で喧嘩をすることはあると思いますが、できるだけ犬の前では冷静でいるようにしてあげてください。
まとめ

犬は飼い主さんのことをよく見ていて、感情や状況を一生懸命理解しようとしています。
喧嘩をしているときも飼い主さんの様子からそれを読み取って、不安を感じたり喧嘩をやめさせようとしたりします。
「犬にはどうせわからない」と思うかもしれませんが、愛犬の前で喧嘩をしたり不機嫌な様子を見せたりすることはできるだけ控えるようにしてあげてください。



