犬が初対面の人と仲良くなれない理由

1.警戒心が強く本能的に身を守ろうとするため
犬が初対面の人と仲良くなれないのは、警戒心が強く本能的に身を守ろうとするためです。
犬は群れで生活をする動物であり、自分の縄張りを守るため、自分の家族を守るため、見知らぬ存在に対して警戒心を強く持ちます。
初対面の人は見知らぬ存在であり、自分の縄張りを奪うかもしれない、自分の家族の命を脅かすかもしれない存在です。
安心できる人である、危険な人ではない、そういったことがはっきりと分かるまで、仲良くはなれないのです。
2.他人と触れ合う機会が少なかったことによる社会化不足
犬が初対面の人と仲良くなれないのは、他人と触れ合う機会が少なかったことによる社会化不足が原因なのではないかと考えることができます。
子犬には「社会化期」と呼ばれる期間があります。生後3週齢頃から生後12週齢頃までの間、他人と触れ合うこと、他人から刺激を受けることによって、他人や環境に柔軟な対応ができるようになります。
この社会化期をあまり他人と触れ合うことなく過ごしてしまうと、他人を恐れるようになったり、外の環境を怖がるようになったりすることがあります。
そのため、何者であるか全く分からない初対面の人に対して、強い警戒心や恐怖心を持ち、威嚇したり吠えたりしてしまうのです。
他人との付き合い方を知らないため、仲良くなれるまでにも相当な時間がかかるでしょう。
3.過去に他人から受けた経験にトラウマがある

犬が初対面の人と仲良くなれないのは、過去に他人から受けた経験にトラウマがあることが原因なのではないかと考えることができます。
他人が近づいてきたとき、他人が触れたとき、他人から抱っこされたとき、犬はただジッとしていたかもしれません。
しかし、嬉しくてジッとしていたわけではなく、おとなしい性格だからジッとしていたわけでもなかったのです。
本当はものすごく不安で怖かったけれど、恐怖心から身動きができなかったのです。他人から強い刺激を受け、トラウマとなった犬は、人に対して恐怖心を持ったまま成長します。
また怖い思いをさせられるのではないかと思い、初対面の人を威嚇してしまうのです。二度と他人との触れ合いができなくなってしまう犬もいるでしょう。
4.性格や気質が関係している
犬が初対面の人と仲良くなれないのは、生まれ持った性格や気質が関係している可能性があります。
初対面の人を全く恐れることなく、フレンドリーに接することができる性格の犬もいます。一方で、飼い主や家族以外の他人とは一切関わろうとしない性格の犬もいます。
初対面の人を威嚇したり吠えたりするわけでもなく、咬みつくこともありませんが、一緒に楽しく遊ぶこともありません。
その分、飼い主や家族に対して愛情深く接することができるという特徴を持っています。
犬が初対面の人に警戒心を抱いてしまう原因

犬は群れで生活をする動物であり、初対面の人に対して強い警戒心を抱くのは、本能的な自然なことであると言えます。
また、家庭犬として暮らす犬が初対面の人に対して強い警戒心を抱くのは、防衛反応であり、社会化不足であると言えます。
犬が初対面の人に警戒心を抱いてしまうことの少ない犬に育てるためには、子犬の頃の社会化期を充実したものにし、刺激を受けることに慣れておくことが大切です。
まとめ

犬が初対面の人と仲良くなれない理由を4つ解説しました。
- 警戒心が強く本能的に身を守ろうとするため
- 他人と触れ合う機会が少なかったことによる社会化不足
- 過去に他人から受けた経験にトラウマがある
- 性格や気質が関係している
初対面では仲良くなれなくても、何度も会って触れ合ううちに慣れてくれることがあります。無理強いはせず、愛犬のペースで仲良くなれるように飼い主がサポートしましょう。



