犬が怯えているサイン

体を震わせる
恐怖や不安を感じて体が緊張状態に陥ったとき、ブルブルと体が震えるのは人間も犬も同じです。
これは脳が危険を感じてアドレナリンを過剰に分泌させ、自分の身を守るために筋肉を極限まで緊張させることで起こる生理反応と言われています。寒いわけでもないのに震えているのであれば、わかりやすいのですぐに気づくことができるでしょう。
物陰に隠れる
ハウスの中やソファの下など、物陰に身を隠して名前を呼んでも出てこないといった場合も何らかの危険を察知して怯えていることが考えられます。
犬はもともと洞窟などの上部と三方が囲まれた薄暗い場所で身を守って暮らしていました。物陰に隠れることで少しでも安心しようとしているのです。
所在なくうろうろする
「ピーピー」「キュンキュン」などとか細い声を上げながら、所在なく歩き回っていることがあります。物陰に隠れてじっと一箇所に留まろうとするのとは対照的な行動ですが、これも恐怖を感じているときや困っているときに見られる仕草です。
安全な隠れ場所が見つからず、どこに行っても不安が拭えないためにうろうろしてしまうのです。「ピーピー」「キュンキュン」という声は子犬の鳴き声をまね、飼い主さんの母性本能をくすぐって守ってもらおうと訴えていると考えられます。
飼い主さんに付きまとう
いつもは後追いをしない子なのに、やたらと飼い主さんの後ろをくっついて回って離れない、飼い主さんが座っているとピッタリ寄り添ってくるなどの行動も、何かに怯えていて安心したいという気持ちから来ています。
信頼している飼い主さんのそばにいることで少しでもリラックスしたい、飼い主さんなら何とかしてくれるはずだから助けてもらいたいと思っているのです。
飼い主さんが怯えている犬にできること

怯えている原因を取り除く
愛犬が怯えていると気づいたときに最も大切なのは、恐怖を感じている対象が何であるかを特定することです。
特定したうえで、愛犬に恐怖を与えている原因が飼い主さんの力で取り除けるものであれば、それを物理的に排除することが一番の解決方法です。
いつも通りに振る舞う
ただし愛犬が怯えている原因は全てが排除できるものとは限りません。たとえば多くの犬が苦手とする雷や花火の音というのは、何とかしてあげたくても飼い主さんではどうすることもできず止むのを待つしかないでしょう。
そんな場合に大切なのは、飼い主さんがあくまで冷静にいつも通りの態度で振る舞うことです。愛犬が怯えている姿を見ると心配になって、飼い主さんまでうろたえてしまうことがあります。ですがこれは逆効果。
飼い主さんがオロオロしていると、愛犬は余計に不安になってしまいます。むしろ飼い主さんが何でもないふうに装うことが、愛犬も「今の状況は怯える必要はないのかも?」と気づけるきっかけになります。
そっと寄り添う
怯えた様子の愛犬が近くに寄ってきた場合には、静かにそっと寄り添っていてあげましょう。飼い主さんの匂いや体温を感じることで愛犬は安心することができるのです。
理由もなく拒絶するのは愛犬を裏切ることになるのでもちろん避けたいところですが、強く抱きしめたり過剰にスキンシップを図ろうとするのも愛犬を混乱させるので好ましくありません。ただそっと、愛犬が望むままに体温を分けてあげましょう。
まとめ

愛犬が怯えている姿はとても可哀想に思え、早く何とかしてあげたいとうろたえてしまう飼い主さんもいるかもしれません。
ですが愛犬を安心させるためにも飼い主さんがどっしり構えていることが最も大切です。飼い主さんは愛犬の心の拠り所なのだということを改めて認識しましょう。



