犬が『キャン』と急に鳴く心理5つ 痛みや苦痛を感じている可能性も…

犬が『キャン』と急に鳴く心理5つ 痛みや苦痛を感じている可能性も…

ひと口で「犬の鳴き声」と言ってもその鳴き方は『ワン』から『ガウ』までさまざまです。今回は特に『キャン』というちょっと気をつける必要のある鳴き声に注目。犬が急に『キャン』と鳴いたときにはケアが必要な場合もあります。

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記事の監修

めのうアニマルクリニック院長。猫が大好きなあまり、犬と猫を分けた動物病院を開院。「犬にも猫にも優しい動物病院」をコンセプトにしています。腫瘍学を得意分野としていますが、しつけに対しても力を入れており、パピークラスを開校して子犬のトレーニングを行っています。

犬が急に『キャン』と鳴く理由

吠えている犬

パピー期の子犬が小型犬だと普通の鳴き方が『キャンキャン』と聞こえることもありますが、 成犬や中大型犬では『キャン』という鳴き方はあまり通常では聞かれません。特に突然『キャン』と一声鳴くような場合は特別な理由があることが考えられます。

急激な痛みを感じた

この鳴き方をする理由で最も多いのは突然痛みを感じたときです。

何かを踏んだ瞬間、何かにぶつかった瞬間、あるいは予防接種の注射を刺された瞬間など、痛みが走ったときに反射的に上がってしまう鳴き声です。しかし、犬はそもそも痛みに強い動物だといわれています。

つまり、思わず『キャン』と鳴き声を上げてしまうほど、強い痛みを感じた可能性が高いのです。

触ってほしくない

犬を撫でようと手を伸ばしたとき、あるいは近づこうとしたときなどに『キャン』と鳴く場合は拒絶の意思表示と捉えられます。いわゆる軽めの威嚇に当たります。

触ってほしくない理由はさまざまですが「触られると痛いから」拒絶しているパターンが少なくありません。

何かに驚いた

犬が思わず声を上げてしまう刺激は痛みだけではありません。何かに驚いた瞬間にも『キャン』と声が出てしまうことがあります。『キャン』という鳴き声は人間で言うところの悲鳴に近いものがあるのかもしれません。

負けを認めた

他の犬と遊んでいたり、いわゆる「ワンプロ」をしていたりするときに突然『キャン』と声を上げた場合、相手に対して自分の敗北を認めた、すなわち降参したという合図であることがあります。

「自分はあなたより下位なのでそれ以上はやめてください」という意志を、ちょっと情けない声色でより説得力を持って伝えようとしているのかもしれません。

飼い主さんの気を引きたい

愛犬が突然『キャン』という鳴き声を上げたら、「どうした!?」と思わず振り返ってしまう飼い主さんも少なくないでしょう。

実は犬にとってはまさにそれが狙いだったりします。つまり以前に『キャン』と鳴いたら心配した飼い主さんが駆けつけてくれた経験から「この鳴き方をすれば飼い主さんがかまってくれる」と学習しており、飼い主さんの気を引こうと何でもないのに鳴いているのです。

こんなときは動物病院へ

診察中の犬

明らかな異変がある

犬が『キャン』と鳴いた後にはいったん全身を調べましょう。体に何かが刺さっている、足の一部が腫れている、びっこを引いている、出血があるといった明らかな異変がある場合、すぐに動物病院で診察を受けましょう。場合によっては骨折などの重篤な怪我も疑われます。

いつもは鳴かないタイミングで鳴く

いつもは大人しく撫でさせてくれる子が、撫でようとしただけで『キャン』と声を上げるなど、普段とは明らかに異なるタイミングで鳴き声を上げる場合も要注意です。性格を変えてしまうほどの痛みや苦痛を抱えている可能性があります。

他にも体調不良がある

『キャン』と鳴き声を上げてからの様子をよく観察することが大切です。鳴き声を上げて以降、食欲がなくなってごはんを食べない、嘔吐・下痢をしている、元気がなく遊びに誘っても乗ってこないなど、他にも体調不良が重なっている場合には何らかの疾患や怪我があるのかもしれません。

まとめ

吠えている犬の口元アップ

『キャン』という鳴き声は悲痛に響くため、驚いて慌ててしまう飼い主さんもいるかもしれません。でもまずは落ち着いて犬の体全体を確認し、あるいは鳴いたときの状況を分析して、何が原因だったのかを明らかにすることが大切です。

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