犬に『利き手』はある

簡潔に言うと犬に『利き手』はあります。犬は物を掴んだり突いたりするときに口を使うことがほとんどですが、手を使うことも多少あります。
人間には右利きの人が9割、左利きは1割とされています。また左利きは女性より男性の方が多い傾向にあります。
オーストラリアの大学の研究によると、犬には右利きと左利きがどちらも15%、それ以外はどちらでもないという結果でした。
イギリスの大学でも研究が行われましたが、右利きと左利きどちらも約50%という結果でした。
犬の場合人間のような偏りはないようです。また左利きはオスが6割メスが4割という研究結果があります。
犬の『利き手』を判断する方法

お手をさせる
犬の利き手を判断する一番簡単な方法はお手をさせることです。犬は自然と使いやすい方の手を出してくるので、先に出してきた手が利き手になります。
犬にオテを教え始めた頃、片手ができたからもう片方もと思って指示を出したらやらなかったという経験はありませんか?犬は利き手でないからお手がしづらかったのかもしれません。
おやつを狭い場所に入れてみる
犬が好きなおやつをソファの下などの狭い場所に入れて取らせてみてください。犬がおやつを取り出そうとしてよく使っている手が利き手になります。
中におやつを入れられるおもちゃを使っても調べられます。転がすとおやつが出てくるもの、ボタンを押すとおやつが飛び出してくるものなども犬は自然と利き手を使うのでよく観察してみてください。
先に踏み出す足を調べる
犬においでと声をかけ、右足と左足どちらから踏み出すのかを調べましょう。先に出した方が利き手になります。
四つ足で立った状態から歩き出すとき、おすわりから立ち上がって歩き出すとき、段差を乗り越えるときなど様々なシチュエーションで観察してみてください。
鼻にテープを貼る
犬の鼻先にテープやシールを貼ると、犬は当然剥がそうとします。その際犬がどちらの手をよく使うのか観察してみてください。
鼻に貼るのはマスキングテープのように簡単にはがせるものにしてください。使い終わったら犬がテープを飲み込まないよう、すぐに片付けましょう。
利き手で犬の性格がわかる

人間は右手を動かすときに左脳を使い、左手を動かすときには右脳を使います。左脳は計算や論理的に物事を考えることを得意とし、右脳は空間認知や感情表現を得意とします。
犬の脳も人間と同じ構造をしているので、利き手で性格がわかるとされています。右利きの犬は落ち着いた性格であることが多く、警察犬や盲導犬に多いようです。
左利きの犬は感情の起伏が激しいので怖がりであることが多いようです。ただし犬の性格は虐待を受けたなど後天的な要素も影響するので、利き手だけでは決まりません。
筆者の愛犬は元野犬で怖がりな性格です。散歩中に自転車が通っただけでも立ち止まり、ささいな物音に警戒します。観察しているとよく左手を使っているので左利きの可能性があります。
まとめ

犬はおやつを要求するときや甘えるとき、飼い主をちょいちょいしてきます。このときに使う手はいつも同じ手ではありませんか?
利き手に関しては人間の場合も解明されていないことが多いです。これまで犬の利き手について解説してきましたが、どれも一説に過ぎません。
あなたの愛犬は右利きですか?左利きですか?愛犬を色々な面から観察してみましょう。犬のことがわかると、犬との暮らしも楽しくなります。



