絶対NGな『待て』のやり方

1.ごはんの前に長時間待てをさせる
ごはんの前に犬に待てをさせる人は多いと思います。犬を落ち着かせるのは良いのですが、長時間犬にごはんを我慢させるのは良くありません。
長時間待っていざごはんを食べ始めると犬は早食いをするようになります。早食いするとガスも体内に吸い込むことになり、犬によっては胃捻転を起こしやすくなります。
胃捻転は胃がねじれてしまう病気で、ガスが体内に溜まることや食後の運動が原因で起こります。大型犬には特に多いので注意が必要です。
また早食いは血糖値が急上昇するので太りやすくなってしまいます。肥満は様々な病気の原因になります。犬の健康のためにもごはんを長時間我慢させるのはやめましょう。
2.精神的に不安定なときに待てをさせる
明らかに犬が精神的に不安定なときにも待てをさせるべきではありません。例えば地震や大雨などの災害が起きて人間が不安になっているとき、犬も不安なはずです。
避難することになった際、飼い主が離れると犬は不安から逃げ出したり他の人や犬に危害を加えたりするかもしれません。
他にもドッグランで大勢の犬に囲まれたら怖がってしまう犬もいるでしょう。犬が明らかに不安定になっているときは待ての指示を出すのはやめてあげてください。
3.待てを連呼する
犬が興奮しているとき、落ち着かせたくて待てを連呼してしまう人はいるでしょう。例えばごはんが待ちきれずに犬が興奮していると、何度も『待て』『待て』と言ってしまうと思います。
飼い主が落ち着かなければ犬は落ち着いてくれません。犬に指示を出すときは短く落ち着いた声で出すのが基本です。
正しい指示の出し方

犬に待てを教えるときにはできるだけ静かな場所で訓練しましょう。犬におすわりをさせ『待て』と声をかけ、動かなかったらご褒美におやつをあげます。
初めのうちは2~3秒でも待てたら褒めてください。5秒、10秒と伸ばしていき、飼い主が離れても動かないで『よし』や『おいで』の指示を出してこちらに来たら褒めるなど難易度を上げていきます。
待てのメリット

飛びつき防止になる
犬によっては人に飛びつくことでケガをさせてしまう危険性があります。また愛犬が他の犬に気安く近づいてケンカに発展してしまう危険性もあります。
他の人や犬に接する際、犬には『待て』と指示を出して一旦落ち着く習慣をつけましょう。人懐っこい犬や中型犬以上は注意が必要です。
脱走・事故防止になる
「首輪やリードが外れてしまって犬が脱走した」という経験をしたことがある飼い主さんもいるでしょう。そのようなときに待ての指示が身についていれば、簡単に犬を捕まえることができます。
他にも車から降りるとき犬が興奮して逃げ出し、交通事故に遭う危険性があります。車から降りるときに待ての指示を出し、犬が落ち着いてから降りるようにすれば安全です。
迷子防止になる
『待て→おいで』がセットの呼び戻しが完璧になればドッグランやキャンプ場などでも役に立ちます。
山の中のドッグランやキャンプ場といった広大な遊び場では犬が迷子になってしまうことが多いです。SNSで情報を見たことがある人も多いと思います。
犬をフリーにする場所に行く前には、完璧でなくても待てを犬に教えてからにしましょう。
まとめ

『待て』は犬の安全を守る大事なコマンドです。ですがすぐに覚えるのは難しいです。短時間の訓練を何度も重ねる必要があります。
『待て』ができると犬は飼い主の指示をよく聞くようになり、アイコンタクトも増えます。犬と飼い主のコミュニケーションもより深まるでしょう。
犬のペースに合わせて『待て』をマスターし、お散歩やお出かけを安全に楽しんでください。



