『青い目をしている犬種』4種 なぜ瞳の色が違うの?暮らしの中で注意すべきことまで解説

『青い目をしている犬種』4種 なぜ瞳の色が違うの?暮らしの中で注意すべきことまで解説

犬の青い目は、とても美しく神秘的ですよね。この記事では、青い目が印象的な犬種を紹介するとともに、瞳の色が青くなる理由や生活の中で気をつけておきたいことを解説します。

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記事の監修

めのうアニマルクリニック院長。猫が大好きなあまり、犬と猫を分けた動物病院を開院。「犬にも猫にも優しい動物病院」をコンセプトにしています。腫瘍学を得意分野としていますが、しつけに対しても力を入れており、パピークラスを開校して子犬のトレーニングを行っています。

青い目をしている犬種4種

オッドアイのオーシー

1.シベリアン・ハスキー

青い目の犬といえば、シベリアン・ハスキーを思い浮かべる人は少なくないと思います。

シベリアン・ハスキーは、その名の通りシベリア地方原産の犬で、そりを引くなどの作業をおこなう犬として活躍していました。

寒さをものともせずに活発に動けるシベリアン・ハスキーは、保温性に優れた下毛をたっぷり持っていて、体は筋肉質で頑丈です。

一見怖そうな見た目に反して、遊び好きで陽気、人にも犬にもフレンドリーな気質を持っているため、家庭犬としても人気の犬種として知られています。

そんなシベリアン・ハスキーは、青い目や左右の眼の色が異なる「オッドアイ」の個体が多くいるとされます。

2.オーストラリアン・シェパード

オーストラリアン・シェパードも、シベリアン・ハスキーと並んで青い目やオッドアイの多い犬種です。

青だけでなく、薄い茶色やグレー、様々な色が混ざったような色の目を持っている個体も少なくありません。不思議な目を持つことから、「ゴーストアイ」と呼ばれることもあります。

また、目の色だけでなく体毛の色も多彩で、他の犬にはあまり見られない「ブルーマール」や「レッドマール」といった大理石模様の毛色の個体が多くいます。

ちなみに、オーストラリアン・シェパードはアメリカ原産の牧羊犬で、コリー系の犬種を系統に持っています。

ボーダー・コリーなどと同様、非常に運動能力に優れているうえに賢く、飼い主に対して従順でありながら自ら状況判断をして動くことのできる犬です。

運動量の多さや頭の良さは素晴らしい一面ではありますが、適切な飼い方・接し方をしないと信頼関係をうまく築けない場合もあるので十分な理解が必要です。

3.ダルメシアン

白地に黒や茶のドットが入る特徴的な被毛を持つダルメシアンも、目が青くなることがある犬種です。

ダルメシアンはしなやかな筋肉を持つ大型犬で、猟犬や護衛犬など様々な仕事で活躍しています。

人にも良く懐き、遊び好きで飼育しやすい犬種ですが、体力があり運動不足になるとイタズラなどをしやすいので注意が必要です。

また、青い目のダルメシアンは、先天的な聴覚障害を抱えていることが多いとされています。これは遺伝的な問題で予防することはむずかしいため、目の色が青い場合は聴力の検査などをおこなうことをおすすめします。

4.ワイマラナー

猟犬などとして活躍していたワイマラナーは、つやがあるグレーの被毛を持つ犬種です。

筋肉質で引き締まった丈夫な体躯に、ベルベットのような美しい短毛が密集しており、気品と迫力を感じさせる風貌から「グレー・ゴースト(灰色の幽霊)」といった異名も持っています。

そんなワイマラナーは、不思議なことに子犬の時期だけ青い目をしていることが多くあります。

成長とともに深みのある美しい琥珀色の目に変化していくため、短い間のみ青い目のワイマラナーを見ることができるとされています。

目の色が青い理由や注意すべきこと

ダルメシアン

犬の目が青くなる理由

犬の目が青く見えるのは、瞳のなかにある「虹彩(こうさい)」という薄い膜にメラニン色素が少ないためです。

色を黒くするメラニン色素がほぼないか、非常に少ないため、目の色が黒や濃い茶色にならず、青やグレーなど薄い色になります。

両目のメラニン量にばらつきがあることも多く、左右の目の色が変わることもめずらしくありません。

メラニン色素が少ない理由には、遺伝や発育不良のような先天的要因と病気や怪我による後天的要因があります。

また、日照時間が少ない地域で育つといった環境的要因が影響していることも理由として考えられています。シベリアン・ハスキーはこの要因で目が青くなった犬が多く、そうした犬を祖先に持つ犬は遺伝環境的要因がない場合でも目が青くなることがあるとされています。

さらに、オーストラリアン・シェパードやダルメシアンなどの犬種では、「マール因子」という遺伝子を持っていると青い目になりやすい傾向があります。

マール因子を持つ犬は、遺伝性の内臓疾患や聴覚障害、視覚障害などが起こりやすいとされていて、平均寿命もやや短いことがわかっています。

目が青い犬との暮らしの中で注意すべきこと

目が青い犬は角膜部分のメラニン色素が少ないため、紫外線によるダメージを受けやすいと言われています。

そのため、強い日差しを浴びると炎症を起こしてしまったり、眼病のリスクが高まったりすることがあります。

目のトラブルを防ぐために、犬用のサングラスやサンバイザーなどを利用したり、日差しの少ない時間帯に散歩に行くようにしたりといった配慮をしてあげましょう。

また、定期的に動物病院を受診して、目の状態を確認してもらうことも大切です。

まとめ

ハスキーの子犬

犬の青い目を見ると、吸い込まれるように引きつけられてしまうという人も多いのではないでしょうか。

青い瞳は素敵ですが、そこには身体的な理由があるため、一緒に生活をする上では気をつけなければならないこともあります。

青い目の犬を飼いたいと思った人は、見た目の美しさだけにとらわれず、しっかりと理解を深めた上で飼うようにしてあげてくださいね。

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