犬が「幸せだな」と感じているサイン4選

犬が幸福を感じたとき、素直に気持ちをあらわします。例えば、表情が柔らかくなる、距離を縮めてくる、遊びに誘うなど、何気ない仕草にヒントがあります。ここでは代表的な4つのサインについて紹介します。
1.口角を上げて笑顔のような表情を見せる
犬は幸福を感じているとき、口角が自然に上がり、目も細くなりまるで笑っているかのような表情になります。
人間以外に笑う動物はゴリラとチンパンジーだけと言われているので、実際に笑っているわけではないのですが、愛犬の笑顔のような表情を見ると幸せだと感じる飼い主さんも多いようです。
では、なぜ犬は幸せなときに笑っているような表情をするのでしょうか?一説によれば、飼い主さんが嬉しそうなときに見せる表情(笑顔)を真似ていると考えられています。
もし、あなたの側でこの表情を見せるなら、安心してとても満たされた気持ちになっている証拠です。散歩やスキンシップ、おやつの際に見られることが多いでしょう。
2.頭を低くしてお尻を高く上げる
これは「プレイバウ」と呼ばれる、遊びに誘うときのポーズです。犬は楽しくて仕方ないときやテンションが上がったときに全力でプレイバウの姿勢をします。尻尾が大きく左右に揺れていれば、さらに幸福度が高い状態と言えるでしょう。
飼い主さんや他の犬に対してこのポーズを見せるのは「一緒に遊ぼう!」という前向きな気持ちのあらわれで、信頼関係がしっかり構築できている証でもあります。ぜひ、一緒に遊んであげましょう。
3.飼い主さんの顔を舐める
犬は幸福感が高まったとき、飼い主さんの顔をペロペロと舐めてくることがあります。例えば、大好きな飼い主さんが帰宅したときには、顔を舐めることで「会えて嬉しいよ」「帰ってきてくれてありがとう」といった気持ちを伝えています。
この行動は、愛情表現や安心感のあらわれでもあり、犬が心から喜んでいるときに見られる行動です。飼い主さんが優しく受け止めることで、犬との信頼関係もより深まります。
顔を舐められるのが苦手という飼い主さんは、手や腕などを舐めさせるように誘導してあげると良いでしょう。
4.積極的にコミュニケーションを取ろうとする
幸福な毎日を送っている犬は、大好きな飼い主さんと積極的に関わろうとします。例えば、おもちゃを持ってきて遊びに誘ったり、じっと目を合わせてきたり、体を寄せて甘えてくるなど、「あなたと一緒にいたい」「遊びたい」という気持ちを行動にしっかりとあらわすのです。
飼い主さんが日頃から適度に遊びに応じたり、声をかけたりすることで、犬はさらに安心感と満足感を得られるようになるでしょう。愛犬が嫌がらなければ、マッサージなどでスキンシップを増やすこともおすすめです。
犬を喜ばせる方法

犬を喜ばせる方法は難しいものではありません。愛犬の性格や好みを理解し、嬉しいと感じることを日常の中に取り入れていきましょう。
例えば、ドッグランに連れて行く、大好きなおもちゃで遊ぶ、体を優しく撫でる、大好物のおやつをあげるなどです。そして、良いことをしたときに大げさなくらい褒めてあげましょう。大好きな飼い主さんに褒められるのは、なによりも嬉しいものです。
また、飼い主さんが機嫌よく過ごしているだけでも犬には安心材料になります。生活環境を整え、ストレスの少ない環境を提供するだけでも、犬は幸せを感じるでしょう。
まとめ

犬の行動には、幸福感や安心感がそのままあらわれます。口角を上げた笑顔のような表情、頭を低くしてお尻を上げるポーズ、飼い主さんの顔を舐める、積極的にコミュニケーションを取ろうとするなど、これらはすべて犬が「今、とても幸せだ」と感じているサインです。
飼い主さんが犬の行動をよく観察し、遊びや声かけ、スキンシップで応えてあげることで、犬はさらに幸福感を高めます。また、日常のちょっとした時間でも、愛犬の気持ちに寄り添うことで、信頼関係を強め、より幸福な毎日を送れるようになるでしょう。



