犬が何もない場所を見つめる理由

1.視覚では捉えることのできない音やニオイを感じている
犬の聴覚や嗅覚は人間よりはるかに優れています。人間には全く何も聞こえない環境であっても、犬には小さな足音や声が聞こえている可能性があります。
動物の足音や声であれば、同時にニオイまで感じられているのではないかと思います。
2.嗅覚を使って何者かの存在を察知している
犬は優れた嗅覚を使い、人間には全く気づくことのできないニオイを感じ取ることがあります。そのニオイがした方をジッと見つめ、何者であるかを確認したいのでしょう。
3.注意が散漫でボーッとしているだけ
外部からの刺激や思考によって気を取られているとき、注意が散漫で何もない場所を見つめるような行動をすることがあります。
ただボーッとしているだけで、とくに何も考えてはいない場合もあるでしょう。
4.不安や警戒心から周囲の様子を確認している

犬は音やニオイや振動に敏感に反応し、それらを感知することで、安全であるのか危険であるのかを判断することがあります。
一点をジッと見つめていることがあれば、音やニオイや振動に不安や危険を感じ、警戒して周囲の様子を観察しているところなのでしょう。
5.過去の経験や記憶を思い出している
人間ほど長い時間を覚えていることは難しいかもしれませんが、犬にも確かに記憶があるとされています。
その記憶や出来事を思い出し、頭の中に浮かべているとき、心の中で感じているとき、何もない場所を見つめるような行動をすることがあります。
6.知覚できない虫や小動物の動きを見ている
犬が何もない場所をジーッと見つめているとき、飼い主も一緒に見つめてみたことがあるのではないでしょうか。
よく見てみると、小さな虫が壁や天井に止まっていることがあります。
屋外の場合は、人間の視覚では見ることができないほど遠くで動く小動物を見つめていることがあります。犬の優れた動体視力を使っているのです。
7.飼い主の動作や声に集中している

外出していた飼い主(家族)が帰宅するとき、遠くの足音や声やニオイを感知し、帰宅することが分かるとされています。
犬が帰宅する5分も10分も前から玄関先で待っていることができる理由です。
8.見えないものに反応して楽しんでいる
犬の優れた視力や動体視力でも見ることはできないけれど、音・声・ニオイ・気配などを感じ取り、それに反応して楽しんでいることがあります。
一点を見つめているように見えますが、しっぽをゆったりと大きく振っていたり、耳を左右や前後に動かしていたり、楽しんでいる様子が見られると思います。
9.刺激や環境による不安とストレスを感じている
刺激や環境による不安とストレスを感じているとき、何もない場所を見つめることがあります。犬が見せるストレスサインのひとつです。
10.認知症などの健康上の問題がある
何もない場所を見つめるのは、高齢の犬によく見られる行動です。
体力や筋力の低下から活動量が減り、ただ単純にボーッとして過ごしている場合もあります。
注意したいのは、認知症などの健康上の問題によって、何もない場所を見つめているということです。
認知機能が低下したことにより、周囲の状況を上手く見ることも判断することもできなくなってしまっている可能性があります。
まとめ

犬が何もない場所を見つめる理由を解説しました。
- 視覚では捉えることのできない音や動きを感じている
- 嗅覚を使って何者かの存在を察知している
- 注意が散漫でボーッとしているだけ
- 不安や警戒心から周囲の様子を確認している
- 過去の経験や記憶を思い出している
- 知覚できない虫や小動物の動きを見ている
- 飼い主の動作や声に集中している
- 見えないものに反応して楽しんでいる
- 刺激や環境による不安とストレスを感じている
- 認知症などの健康上の問題がある
犬が何もない場所を見つめるときは、視覚や嗅覚で捉えることのできない音や匂いを感じ取っている可能性があります。
何もない場所を見つめることには、必ず理由があります。犬の体に触ったり声をかけたりせず、犬の視線・しっぽの動き・耳の向き・表情などにも注目してみてください。



