飼い主が忘れてはいけない犬への大切な気持ち

1.無条件の愛情を注ぐこと
犬は飼い主に見返りを求めていません。ただただ短い生涯の中で飼い主への無条件の愛情を注いでくれる存在です。飼い主も愛犬にとって同じ存在であることが大切です。
2.生涯を守り抜くという覚悟をすること
十数年の短い生涯の中で、怪我もしますし病気もします。老いることで、歩くことも食べることもできなくなることがあります。
どのような姿であっても、愛犬の生涯を守り抜くという覚悟をすることが大切です。
3.犬の気持ちを尊重する心を持つこと
犬にも感情があります。嬉しいときも楽しいときも、不安なときも苦しいときも、仕草や行動や表情などで表現しています。
たとえば、防寒のための服を着せようとしたとき、「服を着るのは嫌だ!」と拒否することもあります。
「嫌だ」という犬の気持ちを尊重し、服を着せること以外の対策を考えることが大切です。
4.怒ることよりもしつけることを優先すること

感情的になることは「怒る」ということであり、「しつけ」ではないということを意識することが大切です。
犬の間違った行動は、怒るのではなく、間違った行動をさせないためのしつけを行うようにしましょう。
5.健康寿命を守るための管理を徹底すること
食事・運動・休息は、犬の健康寿命を守るために欠かせない要素です。
食事は愛犬の健康状態に合わせて与えなければなりません。そのためには、定期的な健康診断が必要です。
運動不足は犬にストレスを与え、肥満や肥満による病気に直結することがあります。犬種に関わらず、愛犬に必要な運動量を見極めましょう。
犬にも休息が必須です。体の休息だけでなく、心にも休息が必要です。構いすぎず、犬が望むときは、ひとりきりの時間も与えることが大切です。
6.十分な時間を一緒に過ごすこと

1日のほとんどをお留守番していませんか?愛犬と飼い主がスキンシップやコミュニケーションをする時間は、1日のわずか数時間程度かもしれません。
犬は群れで生活をする動物です。飼い主がそばにいない時間は、不安や緊張や退屈と闘っています。
犬にとって、飼い主と一緒に過ごす時間は何よりの喜びである、ということを理解しておくことが大切です。
7.個性を理解して尊重すること
「犬は〇〇だ」「この犬種は〇〇だ」といった固定概念は捨てなければなりません。
犬それぞれに個性があります。それは、他の犬と比べたとき、愛犬の短所に思えてしまうことがあるかもしれません。
飼い主であるからには、愛犬らしさを大切にし、短所としてではなく、愛するべき個性であるということを忘れてはなりません。
8.老いと分かれを受け入れること
飼い主は愛犬の命を預かっています。預かっている以上、いつか手放さなければならないときが訪れます。
犬は飼い主が悲しむ姿を望んでいません。また再会できるときを楽しみに旅立ちます。感謝の気持ちを忘れず、最期のときまで寄り添い、笑顔で見送ってあげることが大切です。
まとめ

飼い主が忘れてはいけない犬への大切な気持ちを8つ解説しました。
- 無条件の愛情を注ぐこと
- 生涯を守り抜くという覚悟をすること
- 犬の気持ちを尊重する心を持つこと
- 怒ることよりもしつけることを優先すること
- 健康寿命を守るための管理を徹底すること
- 十分な時間を一緒に過ごすこと
- 個性を理解して尊重すること
- 老いと分かれを受け入れること
犬は飼い主に無条件の愛情を注ぎ、信頼し、常に寄り添って生きています。その愛情と気持ちに応えることができているでしょうか。
犬と暮らすということには、命を預かるということへの責任と覚悟、犬を犬として尊重する気持ちや、感謝を忘れないことが大切だと思います。



