犬が冬に気をつけるべき『病気・怪我』6選 問題を引き起こすNG環境とは?

犬が冬に気をつけるべき『病気・怪我』6選 問題を引き起こすNG環境とは?

寒い冬には犬も人間も心配になるのが健康トラブル。今回は犬が冬に気をつけるべき『病気・怪我』と、トラブルを招くNG環境についてご紹介します。

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記事の監修

2009年麻布大学獣医学部獣医学科を卒業。
2015年から横浜市内で妻と動物病院を営み、犬、猫、エキゾチックアニマルの診療を行なっています。
2024年現在、犬10頭、猫3頭、多数の爬虫類と暮らしています。
愛犬家、愛猫家として飼い主様に寄り添った診療を心がけています。
内科(循環器、内分泌など)、歯科、産科に力を入れています。

要注意!冬に起こりやすい犬の病気・怪我

雪の中に佇む犬

関節疾患

寒い季節になると足腰や膝が痛むという経験のある人も少なくないのではないでしょうか。

実はこれは犬も一緒です。気温が下がると体がこわばってしまうため、関節にかかる負担が相対的に増加します。

また気温が下がることで全身の血行が悪くなり、痛みを感じやすくなる季節でもあります。特にシニア犬の場合には要注意です。

尿路結石

冬は尿路結石をはじめとする泌尿器系のトラブルにも要注意です。冬は寒いうえに運動量も減るため飲水量が減ります。すると尿が濃縮されてしまうため、尿路結石の発症リスクが上がるのです。

犬は人間と違って「喉が渇かないように水分を摂ろう」と意識することができません。

そのため愛犬の飲水量を上げるにはわざと運動をさせたり、フードをドライタイプからウェットタイプに変えたり、あるいはスープとして与えたりするしかありません。

皮膚炎

冬はそもそも空気が乾燥するのに合わせ、暖房の効いた室内で過ごす時間も長くなるため、乾燥肌の症状が現れる子も多くなります。

乾燥肌をかきむしってしまったりすると皮膚炎に発展することもあるため要注意です。またもともとアトピー性皮膚炎を持っている子の場合は寒さの影響で症状が悪化してしまうこともあります。

しもやけ

特に雪深い地域で注意したいのがしもやけです。犬は動物だから問題ないと思うかもしれませんが、雪の中や凍てついた空気の中を長時間お散歩しているとしもやけを起こしてしまうことがあります。

直接雪や冷えたコンクリートに接する肉球はもちろん、耳や鼻なども危険です。

誤飲・誤食

冬はクリスマスやお正月など、ごちそうを食べる機会が多くなる季節です。また冬のごちそうの中にはネギ類やチョコレート、甲殻類など、犬にとっては有害な食材も多く含まれるのが特徴です。

これらの食材を誤って口にしてしまったり、飼い主さんの知識不足でおすそ分けをしてしまったりすると、窒息や中毒症状を引き起こすリスクがあります。

熱中症

冬に熱中症は無縁のことと思いがちですが、熱中症は夏の暑さだけで引き起こされるものではありません。暖房が原因となる熱中症もあることを知っておくべきです。

暖房の効きすぎた室内にいることで乾燥して水分が失われると、真夏の熱中症と全く同じ状態に陥ってしまいます。

すぐ改善を!犬にとって危険なNG環境

室内で女性の抱かれている犬

気温が極端に低い

犬は被毛に覆われているため寒さには比較的強い動物です。とはいえ外飼いをしていて雪が降っているなど、気温が極端に低い状態は望ましい状態とは言えません。

低体温症になったり風邪を引いてしまうリスクがあります。特に暖かい地域原産の犬種や被毛の短い犬種、体温調節機能の衰えているシニア犬の場合は要注意です。

暖房からの逃げ場がない

低温が犬の健康に悪影響を及ぼすのは上記の通りですが、暖房をガンガンに効かせればそれでいいというわけでもありません。

犬が「暑い」と感じたときに部屋から自由に出ることができなかったり、クールダウンできる場所がないと、熱中症や体調不良に陥る可能性があります。犬が快適と感じられる場所に自由に移動できる環境が大切です。

犬の手の届くところに食材や異物がある

誤飲・誤食の事故を防ぐためにも、犬の手が届く場所にリスクのあるものを放置しておくことは避けるべきです。

特にキッチンは誤飲・誤食以外にも、包丁などの調理器具で怪我をしたり、ガスコンロを誤って点火して火傷を負ってしまうリスクもあり、大変危険です。犬が立ち入れないように柵を設けるなどの対策が必要です。

まとめ

雪のかかる窓を舐める犬

日本の冬の過酷な寒さは犬たちにもさまざまな影響を与えます。正しい知識と暖房機器を上手に使いながら、愛犬と一緒に冬の寒さと健康リスクを乗り越えていきましょう。

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