犬が久しぶりに再会した人にみせる仕草や行動

犬は人間との絆を大切にする動物であり、コミュニケーション能力にも優れているため、久しぶりに再会した人に対して、素直な感情をストレートに分かりやすく表現します。
誰が見ても「嬉しい!」という気持ちが分かる表現をする犬もいる一方で、嬉しさや喜びを上手く表現することができない犬もいるでしょう。
久しぶりに再会した人に対する仕草や行動には、その犬の性格や個性もよくあらわれることがあります。
1.全身をクネクネとさせながらしっぽを勢いよく振る
犬が久しぶりに再会した人に対して、全身をクネクネとさせることで、嬉しさや喜びを表現することがあります。
そして、嬉しさや喜びが大きいほど、しっぽをブンブンと勢いよく振ります。
全身をクネクネさせる様子は、関節を痛めてしまうのではないか…と心配するほどです。しっぽをブンブンと勢いよく振る様子は、しっぽがちぎれて飛んで行ってしまいそうなほどです。
2.勢いよく飛びつく
犬が久しぶりに再会した人に対して、あまりの嬉しさと喜びから、勢いよく飛びつくことがあります。
しっかりと受け止めることができればよいのですが、犬が勢いよく飛びついたことで、人も犬も怪我をしてしまう恐れがあるため注意が必要です。
落ち着かせるための対応が必要ですので、「おすわり」「待て」などの指示を冷静に落ち着いた低い声で出すようにしてみてください。
3.声を震わせながら甲高い声でキャンキャンと鳴く

犬が久しぶりに再会した人に対して、声を震わせながら甲高い声でキャンキャンと鳴くことがあります。
犬が恐怖や強い痛みを感じているときと変わらないほどの甲高い声でキャンキャンと鳴くため、「何かよくないことが起きているのでは…」と、心配されるご近所さんがいらっしゃるかもしれません。
嬉しさ・喜び・感動・興奮など、様々に入り混じった感情があまりにも高ぶってしまい、犬自身にもコントロールすることが難しい場合があります。
4.体をグイグイ押しつけるようにすり寄る
犬が久しぶりに再会した人に対して、体をグイグイ押しつけるようにすり寄ることがあります。
自分のニオイを相手に付けたい、相手のニオイを自分に付けたい、という気持ちなのでしょう。
自分のニオイを付けることはマーキングでもあり、相手のニオイを付けたいのは安心材料だからかもしれません。
また、再会した大好きな相手の温もりを感じたいのではないでしょうか。
犬が久しぶりに再会した人にみせる注意すべき反応

久しぶりの再会への嬉しさや喜びから、あまりにも興奮しすぎてしまったとき、室内を猛ダッシュで走り回ってしまうことがあります。
犬にとっては非常に危険な行動です。家具や壁に頭や顔や体を強打してしまう恐れがあります。滑って転倒し、脱臼や骨折などの大怪我を負ってしまう恐れがあります。
久しぶりに再会した人にみせる、嬉しさや喜びによる「興奮」は、要注意の反応です。飼い主は、必ず愛犬を落ち着かせるための対応をしましょう。
まとめ

犬が久しぶりに再会した人にみせる仕草や行動を4つ解説しました。
- 全身をクネクネとさせながらしっぽを勢いよく振る
- 勢いよく飛びつく
- 声を震わせながら甲高い声でキャンキャンと鳴く
- 体をグイグイ押しつけるようにすり寄る
犬が久しぶりに再会した人に対して、喜びや愛情を強く表現することがあります。
犬が相手のことをどれほど大切に思っているのか、その相手が犬のことをどれほど大切に扱っているのかがよく分かるかと思います。
興奮による反応に対しては犬を落ち着かせるための対応をしつつ、再会の喜びや愛情を再確認する時間を過ごされてはいかがでしょうか。



