犬が亡くなったときに飼い主がすべきこと4選

愛犬が亡くなると、悲しみに襲われている中でさまざまな"飼い主としての責務"を果たさなければなりません。ここでは、犬が亡くなったときに飼い主がすべきことをチェックしましょう。
1.愛犬の遺体を安置する
もしも自宅で愛犬を看取る場合は、愛犬の遺体を安置する必要があります。バスタオルや毛布の上に寝かせて手足を優しくお腹の方へと折り曲げてあげる、開いている目や口を閉じてあげるなど必要な処置をしましょう。
病院で看取る場合は、病院側で処置してくれるところもあります。しかし、最終的には愛犬の遺体を引き取り、火葬・葬儀まで自宅で安置することになるので、必要な道具は揃えておきましょう。
2.愛犬の死亡届を提出する

犬も亡くなった後は死亡届を役所に提出しなければなりません。死亡後、30日以内に市区町村役場に死亡届を提出し、狂犬病予防注射済票や鑑札を返却しましょう。
これは狂犬病予防接種が義務付けられている観点から、必ず手続きしなければいけない決まりです。忘れずに行ってください。
3.火葬や葬儀の手配
次に、火葬や葬儀の手配を行います。遺体の腐敗が始まってしまうので、愛犬が死亡後、数日以内に火葬や葬儀の手続きを済ませるのが理想でしょう。
愛犬が亡くなってから火葬場や葬儀方法などを考えていると時間が足りないので、愛犬がシニア期に入ったら終活の一環として、どのように看取りたいか、どのように火葬・葬儀をしてあげたいか、埋葬はどうするのかを家族で話し合っておくことをおすすめします。
4.ペット保険の解約

犬を飼っているお家では、ペット保険に加入しているご家庭が多いでしょう。ペット保険も亡くなってから速やかに解約しなければ、不要に保険料が請求されてしまう恐れがあります。
したがって、愛犬が亡くなったら、速やかに契約している保険会社に連絡を入れて、解約手続きを済ませてください。できるだけ速やかに解約手続きを済ませておくと、新たに支払い請求が発生することを防げるでしょう。
愛犬の遺体を安置する方法

愛犬が亡くなった後、遺体を自宅に安置する方法に戸惑ってしまう人も多くいます。ここでは、愛犬の遺体を安置する主な方法やポイントを把握しておきましょう。
まずは愛犬の遺体をタオルなどの上に寝かせ、軽く濡らしたタオルで全身を拭いて清めてあげてください。死後硬直は約2時間ほどで始まると言われているため、硬直が始まる前の体が柔らかいうちに、目や口が開いている場合は閉じてあげて、手足は胸やお腹側へと曲げて折りたたんであげましょう。
体を清めたら、清潔なペットシートやタオルを敷いた棺桶やダンボールに遺体を安置します。ダンボールの中には保冷剤を入れ、直射日光や暖房の当たらない、涼しくて風通しの良い場所で安置してください。
また、口や鼻、肛門などの穴から体液が出て来ることもあるので、ガーゼや綿を詰めてあげてもよいでしょう。
上記の手順で愛犬の遺体を安置し、速やかに火葬会社や葬儀会社に連絡を入れてください。
まとめ

大切な愛犬が亡くなった後は、悲しみで正常に頭が働かないという人も多くいます。事前に必要な手続き情報や、やるべきことをリストアップしておくと、いざという時に行動しやすくなるので、ぜひ終活の一環として愛犬の生前に取り組んでおきましょう。



