散歩好きな犬がよくする行動3つ

1.散歩の時間になるとソワソワする
犬は当然のことながら、時計を読んで時間を知ることはできません。
その代わりに、優れた五感や過去の経験から感覚的に時間を把握できると考えられています。
そのため、いつも同じような時間に散歩をしている場合、“体内時計”ともいえる感覚で「そろそろ散歩の時間かな?」と予測することがあります。
また、飼い主さんの生活リズムがある程度整っている場合は、それを見て散歩に行くタイミングをつかむこともできるでしょう。
散歩を楽しみにしている犬の場合は、散歩の時間を予測または察知すると、ソワソワし出すことが多くあります。
それまでは寝ていた犬が、起きてきてウロウロし出したり、飼い主さんの動向を伺ったりする様子が見られます。
2.リードを持ってくる
散歩が大好きで「早く行きたい!」「散歩に連れて行って!」と思っている犬は、様々な形でそれを表現します。
前述したとおり、散歩の時間を察知するとソワソワするだけでなく、飼い主さんについて回ったり、玄関で飼い主さんを待ったりして散歩を催促するような様子を見せることも少なくありません。
また、リードや散歩バッグなどをくわえて持ってきて、飼い主さんにグイグイ押し付けるような行動をすることもあります。
3.「散歩」という言葉で喜ぶ
犬は飼い主さんの行動をよく観察していて、会話などにも注目しています。そして、会話の中から自分に関係のある言葉を聞き取って、自分の行動に役立てることもあります。
特に、「散歩」や「おやつ」のような自分にとってメリットとなるような言葉にはとても敏感です。
そのため、飼い主さんが家族で「そろそろ散歩に行こうか」などと話していると、散歩に行けると思ってうれしそうに近寄ってきたり尻尾を振ったりすることがあります。
犬に充実した散歩をさせるためのポイント

散歩に変化をつける
楽しく魅力あふれる散歩にするためには、毎日の散歩を作業的なものにしないことです。
仕事や家事で忙しく過ごしている飼い主さんが散歩に行くと、ついついルーティーンのようになって、代わり映えのしない散歩になってしまうことがあります。
忙しい日々の中で色々な場所に出かけるというのは、実際のところ無理があると思います。
しかし、毎日の散歩にバリエーションをつけることは、それほどむずかしいことではありません。
普段歩いている道を逆方向に歩いたり、曲がる角をひとつ変えたり、歩く速度をランダムにしたりといった工夫をするだけで、犬にとってはワクワクしたものになるでしょう。
“お楽しみタイム”をつくる
犬の散歩では、運動をさせるためにたくさん歩かせたり排泄をさせたりする飼い主さんが多いでしょう。
確かにそれらは必要なことですが、そのためだけに散歩をさせるようになってしまうと、やはり作業的になってしまい魅力が半減してしまいます。
散歩をする中で、ある程度は犬が好きなことをする“自由時間”をぜひつくってあげてください。
犬の好きな方向に歩いたり、ひたすらにおい嗅ぎをする時間をつくったりして、散歩をより楽しいものにしてあげましょう。
コミュニケーションを取って楽しさを共有する
散歩が好きな犬は多くいますが、それ以上に飼い主さんのことが大好きな犬もたくさんいます。
そのため、散歩を楽しいと思う気持ちを大好きな飼い主さんと共有できると、より一層喜びや楽しさを感じます。
愛犬にもっと散歩を楽しんでもらうためには、散歩中にアイコンタクトを取ったり「楽しいね」「いい天気だね」などと声かけをしたりするといいでしょう。
愛犬と散歩をしていても、スマホを見ていたり音楽を聴いていたりする人もいますが、できるだけ愛犬に目を向けてしっかりコミュニケーションを取るようにしてください。
まとめ

犬にとって散歩は、運動をして体力をつけたりストレス発散をしたりと心身の健康を保つためにとても大切なものです。
また、音やにおいによる刺激を受けたり他の犬と遊んだりできるため、日常を彩る楽しみにもなるでしょう。
愛犬が本当に散歩を楽しんでいるか、またどうしたらより楽しい散歩になるかをぜひ考えてあげてください。



