犬が鳴き続けるときにできること

1.観察して原因を特定すること
鳴き続けるときは、まず鳴き続けている理由を特定しなければなりません。愛犬の様子をよく観察してみましょう。
犬が鳴き続ける理由は様々にあり、見極めることはそう簡単ではないかもしれませんが、毎日一緒に過ごしている飼い主だからこそ分かることがあります。
不安・緊張・恐怖・警戒・要求・痛み・退屈などが、犬が鳴き続ける理由として考えられます。まずはこれらのどれに当てはまるかな…と考えてみましょう。
2.過度に反応しないこと
愛犬が鳴き続けているとき、つい過剰に反応してしまうことがあるのではないでしょうか。
“静かにしなさい”と叱る飼い主もいるでしょう。“どうしたの”と心配して構う飼い主もいるでしょう。抱っこして鳴き止ませようとする飼い主もいるかもしれません。
犬が鳴き続けてしまう理由が「要求吠え」である可能性があります。要求吠えである場合は、“鳴き続ければ構ってもらえる”などの学習をさせないことが大切です。
鳴き止ませるためにおやつを与えてしまった場合は、“鳴き続ければおやつがもらえる”と学習してしまうこともあるでしょう。
愛犬の様子をよく観察し、要求吠えなのでは…と判断した場合には、過度に反応せずにいましょう。
“鳴き続ければ要求が通る”ではなく、“落ち着いて待っていれば良いことが起こる”と学習させてあげることが大切です。
3.運動量と刺激を増やすこと

犬が鳴き続ける理由には運動不足が挙げられます。エネルギーがあり余ってしまっているのです。退屈し、好奇心や探求心なども満たされていない状態でしょう。
毎日、朝と夕方の2回、お散歩に連れて行ってあげられることが理想です。しかし、天候や飼い主の都合によって、お散歩に行けない日が続く場合もあるでしょう。
そんなときは、室内でできる運動や遊びをさせることで、運動量を満たしてあげましょう。退屈しているときは、知育玩具を使ったり、おやつ探しやかくれんぼをしたりし、刺激も与えてあげましょう。
4.かかりつけの獣医師に相談すること
犬が鳴き続けている理由が体調不良かも…と思われる場合には、なるべく早くかかりつけの獣医師に相談しましょう。
- ごはんを食べない
- お水を飲まない
- 触ると嫌がる
- 抱っこすると怒る
- 軟便や下痢をしている
- 嘔吐している
- お散歩を嫌がる
- しっぽが下がったままでいる
- 呼吸が荒い
このような症状が見られることがあります。
鳴き続ける犬を落ち着かせる方法

犬が鳴き続けるとき、まずは飼い主が冷静になりましょう。飼い主が焦って行動すると、犬は不安になってしまいます。
室内の環境を少し暗く静かにし、犬が落ち着く環境を作ります。そして、愛犬の仕草や行動をよく観察しましょう。
愛犬が鳴き続けている理由を探るとき、その理由を探るためには、犬が安心できる環境を与えることが必要です。
まとめ

犬が鳴き続けるときにできることを4つ解説しました。
- 観察して原因を特定すること
- 過度に反応しないこと
- 運動量と刺激を増やすこと
- かかりつけの獣医師に相談すること
愛犬が鳴き続けるとき、理由が分からないと飼い主は不安ですよね。まずは焦らず、愛犬の様子をよく観察しましょう。仕草や行動にヒントが隠されているはずです。
観察するときは、愛犬にとっての落ち着ける環境にしてあげましょう。室内の温度と湿度を適切に保つことも必要です。
軽度であっても、ごはんを食べない、嘔吐するなどの症状があるときは、かかりつけの獣医師に相談しましょう。
シニア犬や持病のある犬の場合は、急激に症状が悪化してしまうことがあります。元気な様子であっても、すぐに動物病院で診てもらいましょう。



