年末年始に犬と過ごすときに気をつけるべきこと

1.人間の飲食物の誤飲誤食
年末年始には、どのご家庭にも特別なお料理やお菓子が並べられることでしょう。
中には、犬にとって有害な食材が使われているものもあります。また、人間の飲食物のほとんどは、犬にとって高カロリーです。
糖質過多、脂質過多、塩分過多になり、肥満や病気の原因にもなります。“今日だけだから…”と考えて与えてしまうこともあるかと思いますが、人間の飲食物には、犬が中毒症状を引き起こす恐れのあるものもあります。
アルコール(お酒)を誤って飲んでしまい…といったトラブルも実際に起きていますし、愛犬が命を落としてしまったというケースも存在します。
愛犬が人間の飲食物を誤飲誤食することがないよう、保管や管理にも十分に注意しましょう。愛犬には犬用の特別なお料理やお菓子を用意してあげるとよいのではないでしょうか。
2.来客へのストレス対策
年末年始には、友人や親戚や家族など、大勢の人が訪問されるご家庭もあることでしょう。
犬にとって、慣れない他人の出入りや声、触れ合いなどは強いストレスになります。不安や緊張から思わぬ行動を取ってしまい、トラブルになることもあるでしょう。
慣れない環境を苦手とする場合には、愛犬には他の部屋で待機してもらうようにするとよいかと思います。
また、友人や親戚や家族のお家を訪問する側である場合には、愛犬を無理に一緒に連れて行かないことも大事です。
3.花火や太鼓や騒音への配慮

年末年始のイベントへの参加を楽しみにされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。カウントダウンイベントなどがありますよね。
何かと普段よりも騒がしくなるときです。花火の音、太鼓の音、大音量で流れる音楽などは、犬が興奮したりパニックを起こしたりすることがあります。
激しく吠え続ける原因になることがあります。脱走や迷子や交通事故などのトラブルの原因になることがあります。
音に敏感な犬である場合には、騒音のある場所に一緒に連れて出かけることは控えるべきです。
自宅の近くでイベント花火が…という場合では、外からの音を軽減してくれるカーテンなどの防音アイテムを活用することもおすすめできます。
4.日頃の生活リズムを維持すること
年末年始、何かと不規則になりますよね。犬にとっては、起きる時間や寝る時間、食事の時間やお散歩の時間などに激しい変化が見られることがあります。
生活リズムが乱れると、犬は体調を崩しやすくなります。心に不安を抱え、問題行動の原因にもなることがあります。
なるべく日頃の生活リズムと変わらない年末年始を過ごすように心がけましょう。
5.事前の体調のチェックと健康の管理をしておくこと

年末年始には、ほとんどの動物病院が休診します。犬も何かと体調を悪くしてしまいやすい時期です。
事前に体調をチェックするための健康診断を受けるなどし、愛犬の健康の管理を怠らないようにしましょう。また、緊急時はどうするのか、ということも考えておくことが大切です。
持病のある犬の場合では、悪化に備えることも大切です。年末年始にも緊急時には対応してもらうことができるのか、かかりつけの獣医師に相談しておくことも必要でしょう。
まとめ

年末年始に犬と過ごすときに気をつけるべきことを5つ解説しました。
- 人間の飲食物の誤飲誤食
- 来客へのストレス対策
- 花火や太鼓や騒音への配慮
- 日頃の生活リズムを維持すること
- 事前の体調のチェックと健康の管理をしておくこと
年末年始は、愛犬にとっても楽しい時間となることでしょう。しかし、普段とは違う環境や刺激が多いため、ストレスや体調不良の原因になりやすいです。
愛犬への配慮を忘れず、愛犬のペースや気持ちを優先し、楽しむようにしましょう。



