犬の元気がないときの絶対NG行為3つ

1.強制的に行動させる
犬が元気がないと心配になり、早くいつも通りの姿を見て安心したいと思う飼い主さんは多いと思います。
その気持ちから、散歩や遊び、食事をいつも通りにさせようとして、無理やり行動させようとしてしまう飼い主さんもいます。
元気がないときの理由にもよりますが、体調がすぐれない場合はそのような対応をすることで余計に悪化させてしまう可能性は高いでしょう。
また、気分が落ち込んでいるときに強引に誘われたり動かされたりすることで、飼い主さんに対して不信感を持つようになることもあります。
愛犬の元気がないときは、決して無理させずしばらく犬のペースで過ごさせながらよく観察するようにしてください。
2.放置する、原因を考えない
犬の元気がないときにその状態を放っておくと、状態が悪化してしまうことがあります。
ケガや心身の病気が原因の場合、適切な対処をしないことで重篤化したり手遅れになったりすることも考えられます。
飼い主さんとの関係性や生活環境にストレスを感じているのであれば、放置されることで余計に不信感や不安感を溜め込んでしまうこともあるでしょう。
愛犬の元気がないときは、しっかりと様子を観察するとともに原因を考えて、早い段階で適切な対処ができるようにしてください。
3.大げさに心配する、慌てる
犬が元気がなくなると、飼い主さんはどうしても心配になってしまいますよね。
しかし、「どうしたの?大丈夫?」と過度に心配したり、パニックになって慌てた様子を見せたりすると犬の不安を煽ってしまう可能性があります。
また、飼い主さんのそうした反応を覚えていて、気を引くためにわざと食事を食べなかったり動かなかったりするようになることもあるので注意しましょう。
元気のない愛犬を心配し、様子をきっちりと確認することはとても重要ですが、あくまでも落ち着いて冷静な態度で接するようにしてください。
犬の元気がないときの適切な接し方

愛犬の元気がないときは、様子を観察しながら原因や理由を考えてみてください。
前日にお出かけをしていて疲れたことやワクチン接種の影響、引っ越しによる環境の変化、スキンシップ不足によるストレスなど様々なことが考えられます。
一時的な問題であれば、しっかり休息を取らせたりコミュニケーション時間を増やしたりすることで、自然と改善すると考えられます。
あわせて、全身状態を観察して皮膚や口腔内、呼吸、歩き方などに異常はないか確認しましょう。触られることを嫌がる様子があれば、その部分に痛みを感じている可能性があります。
また、排泄物の状態や回数、食欲もチェックして、怪我や病気の原因を探ってみてください。
そうした確認をしても異常が見られない場合は、静かな環境で休ませながら、目を離さないように観察を続けてください。
1~2日経っても変わらなければ、動物病院で診察を受けてみるようにしましょう。
まとめ

犬の元気がなくなる理由は、心身の不調から環境の変化まで様々です。
大切なことは、愛犬の変化に早い段階で気がついてあげることとその変化を観察し続けることです。そして、少しでもおかしいと感じることがあれば、決して自己判断せずに動物病院に相談することをおすすめします。
また、飼い主さんはできるだけ冷静に対応できるように、日頃からいざというときの相談先や確認事項を意識しておくようにしましょう。



