マイペースな性格の犬がやりがちな行動

マイペースな性格の犬は、周囲に流されることなく、自分だけのペースを大事にします。
マイペースな性格の犬と聞くと、常に落ち着いており、穏やかで優しいイメージがあるかもしれません。実際には、やんちゃなタイプ、おてんばなタイプの犬もいます。
1.呼ばれてもすぐには行かない
マイペースな性格の犬がやりがちな行動は、呼ばれてもすぐには行かないことです。
飼い主に「おいで」と呼ばれたとき、振り向いてはくれるものの、すぐには来てくれません。しっぽを振って笑顔で応えるものの、すぐに視線を外されてしまいます。
反抗しているわけでもなく、言うことを聞きたくないわけでもありません。ただ、「今は行きたい気分じゃない」「今は他のことを楽しんでいる最中だ」という気持ちなのです。
2.お散歩の途中で立ち止まることが多い
マイペースな性格の犬がやりがちな行動は、お散歩の途中で立ち止まることが多いことです。
急にピタッと立ち止まって動かなくなってしまうことがあります。他人や他犬が通り過ぎるのを嬉しそうな表情でジッと見つめていることもあれば、何もないところを真剣な表情でジッと見つめていることもあります。
歩きたくなくて立ち止まるのではなく、他のことに気を取られてしまったり、興味を惹かれたりしたために、じっくりと観察したいのでしょう。
犬それぞれにお散歩の楽しみ方がありますが、飼い主に“ダメだ”と言われれば諦めてしまうでしょう。しかし、マイペースな性格の犬は自分だけの楽しみをじっくりと味わいたいため、飼い主に引っ張られても歩こうとしません。
3.食生活にムラがありすぎる
マイペースな性格の犬がやりがちな行動は、食生活にムラがありすぎることです。
体調に問題があるわけではありません。その日、そのときの気分によって、食べたり食べなかったりすることがあります。
大好物だからといって、今日も食べてくれるわけではありません。昨日まで大好きだった食べ物を急に食べなくなってしまうことだってあります。
急に食事量が減ってしまうこともあり、飼い主を不安にさせることがあります。
4.急に遊びに興味がなくなる
マイペースな性格の犬がやりがちな行動は、急に遊びに興味がなくなることです。
飼い主を遊びに誘い、楽しそうにボールを追いかけて行った犬が、急に遊びに興味をなくしてしまい、どこかへ行ってしまうことがあります。
犬がひとつの物事に集中していられる時間は、わずか5分とされていますが、マイペースな性格の犬が集中していられる時間は、もっと短いのではないでしょうか。
集中力の問題だけでなく、急に他のことに興味を取られてしまうのも、マイペースな性格の犬の特徴かもしれません。
マイペースな性格の犬に飼い主が理解してあげたいこと

マイペースな性格であることを頑固・わがまま・社交性がないなどと捉えてしまう飼い主もいらっしゃるようですが、「自分のペースを大切に生きる犬である」ということを理解してあげられると、犬は安心して穏やかに暮らすことができます。
周りに合わせることが難しい場面もあるかと思いますが、無理強いをしたり叱ったりするのではなく、愛犬のリズムを保つことができるよう、飼い主として配慮してあげましょう。
まとめ

マイペースな性格の犬がやりがちな行動を4つ解説しました。
- 呼ばれてもすぐには行かない
- お散歩の途中で立ち止まることが多い
- 食生活にムラがありすぎる
- 急に遊びに興味がなくなる
マイペースなことは決して悪いことではありません。周囲に合わせることが少し難しい性格なだけです。自分のことを大切に思うことができる犬なのです。
無理強いせず、飼い主が静かに寄り添うことで、愛犬が穏やかに過ごせるよう、よい関係性を作っていきましょう。



